アトリエで作業中、ふと手を休めて窓を開けたら、向こうに見えた虹。
昨日は海に。今日は山に。
こちら屋久島では空から目が離せない日が続いています。
虹に出会うと、心の奥の方がキュッと締め付けられるのはなぜだろう。
虹もそうだし、ジュエリーもそう。
光り物にはめっぽう弱いわたくしであります笑
石や金属の場合、
輝きと光沢に加えて、色というエレメントが
さらなる感動を与えてくれるところですよね。
同じ天然石でもルビーの赤やエメラルドの緑などなど
無数の色があって、
昔から石が大好きなわたしは、いまだに石に出会うとドキドキしてしまう。
金属もそうなのですか?
はい。そうなのです。
指輪でいうと、プラチナとゴールドだけのようなイメージがありますが、
同じゴールドの中にも微妙な色調の差があって、
ビジュアルに加えて、波長というか、フィーリング部分で
合う合わないという好みが大きく分かれてくるのです。
そんな中、
つける方や、指輪の作風に合わせて
結婚指輪を長く作り続けていると、
大切な方にオススメできるゴールドは3種類のカラーバリエーションとなっていた。
18金のシャンパンゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド。
今日は結婚指輪の素材編です。
上から下へ。
k18 champagne gold
k18 yellow gold
k18 pink gold
わっ!結構色が違いますね。
全て同じ18金のゴールドなのです。
ゴールドの単位、カラットは24進法で数えられるので、
この18金というのは18/24
つまり純金24に対して18の金位を持っているということ。
あとの6はというと、そのゴールドを固く、ジュエリーに適した素材とするべく
銀や銅、パラジウムなど、他の金属がミックスされている。
この3本のリングは全て18金なので、
あとの6に含まれる金属の内容を変化させるだけで
こんなにも表情が変わるのだからスゴイ!
これまで歴史の中でたくさんの人たちが技術を重ねて作り上げてきた金属を使い、
長い年月の延長線上でジュエリーを作っている。
そう思うと果てしない気持ちに包まれる。
3本重ねてみた。
面白いのは、
この3本の素材を前にすると、
誰もが気に入ったリングに手が伸びるということ。
すーっと、自然に。
そこには考えることや理屈がなくて、
より直感めいたところで選んでいるということなのだろう。
手が伸びる場所という
なんとなく不確かな設定に、なぜかとても確かなものを感じている。
ですので、
どの素材がフィットするのだろう?
そんな疑問が浮かんだ時はぜひ声をかけてください。
遠方の場合は郵送にて、屋久島にお越しの際はしずくギャラリーでお会いして、
いつもサンプルリングを実際に手にとってお試しいただけるように手配させていただいてます。
*サンプルリング貸し出しのお問い合わせ
mail: hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
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こちらは今日準備したサンプルリング。
これから海を渡るところ。
太陽の光にかざしてみたり。
左から、
シャンパンゴールド
ピンクゴールド
イエローゴールド
共鳴したり、反射したり。
シチュエーションによって変化する表情を、
屋久島の緑をバックに楽しんでいた。
今朝、温泉の近くで出会った緋寒桜にピンクゴールドの色が近しいような。。。
結婚指輪選びでは
素材もデザインも全く同じにしてみたり、
デザインをお揃いで素材を微妙に変えてみたり、
素材が同じででデザインに変化をもたせてみるのも素敵ですね!
それぞれが違っていたり、
とてもよく似ていたり、
二人が一緒になった時にまた新しい一つが生まれてきて。。
だから結婚指輪選びは面白いです。
それってパートナーのことと同じなのかも。
二人でたくさんお話をしながらの、
結婚指輪選び。
新しいデザイン、新しいアイデア、意外な発見?
ここから何かが生まれ続けています。
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