春と間違えたのかな?
庭先でスミレの花が咲いてました。
今年は、いや、今年もまた、
驚くほどにあたたかな冬に包まれている屋久島サウスであります。
ご近所の鬼塚農園さんに行くと、
サツマイモやポンカンに混じって、菜花やブロッコリーなんかも。
冬と春が一緒に並んでた。
鬼塚さんでは
キャベツとニラ、サツマイモにポンカン、ブロッコリー、そして名物ミックス野菜を買い求め、
その中からミックス野菜とサツマイモを使って朝食といたしました。
さてさて
今日のジュエリーづくりです。
去年の夏のことです。
屋久島旅で、森の中で、
結婚することを決めたお二人がいました。
そのお二人とは、
島の友人を通じて、裕子さんの作品を通じて、森の巨木繋がりがあって、
次の日にしずくギャラリーでお会いすることができた。
ギャラリーでは森の巨木のお話や、写真の話で盛り上がり、
それはふわりとした感覚だったけど、
どこか確かなものを感じたのをよく覚えてる。
そんな偶然のような必然のような、
素敵な出会いがきっかけで、
お二人の結婚指輪をお作りすることになりました。
今日は彼女のリングの造形作業を。
ざっくりと形をとったシルバーのリングを120番と荒い番手の紙やすりをかけることから始める。
表面を滑らかに。滑らかに。
ここから紙やすりを400番、600番、800番と持ち替えてゆき、
さらに、内側にも柔らかなカーブをつけた。
内側に加工を施したのは着け心地良くするためなのです。
ずっと長くつける結婚指輪ですものね。
彼女はお仕事の関係で、指輪をつけたり外したりすることが多くなるということだったので、つけ外しの際にストレスなく、むしろ気持ちいいくらいのフィット感を作りたかった。
磨き上がったリングを持って庭に出ると、
キリリとした空気中にハイビスカスも咲いていて、陽だまりがポコポコで、
ああ、南国の冬だなあと、屋久島を感じた夕暮れ時。
柔らかな曲線。
リングのリズムが現れ始めた。
彼女のリングはここからさらにもうひと作業、加えていきますよ!
一つずつ、一つずつ、進んで行こう。
明日もまた、ジュエリーです。
制作編