屋久島サウスのアトリエです。造形のひと段落したプラチナリングは朝の木漏れ日の下で眺める。透明なひかり、柔らかな潮風、プラチナリングのきらめき。夏のジュエリー作りはいつも印象深い。
まだまだ始まったばかりだけど、既に終わってほしくない 笑。この夏の始まりは屋久島からはるか南の島に暮らすお二人に届ける結婚指輪を作っている。ハイビスカスだったり、水平線だったり、台風波だったり、お二人と分かち合う愛おしき日々をジュエリーという一つの形に変えて残しておきたい。
ひかりを跳ね返したり、響きあったり、いつも新しい表情を見せてくれるのが金属の素敵なところだと思う。表面に切り込み模様を施したお二人のプラチナリング。くるくると指元が楽しくなる、その造形をクローズアップで眺めてみよう。
コロリと丸いアウトラインが彼女の“好き”で、彼の“好き”は波を感じるライン。リング幅は3.0mmと3.8mm。お二人の今がキュッと詰まったデザインだと思う。お会いできる日がとても楽しみ。
婚約指輪はプラチナとダイヤモンドでお作りしたので、結婚指輪の素材選びはとてもスムーズだった。海を越えてデザイン作りのお付き合いいただいてありがとう!
今はまだマット仕上げのままだけど、これから光沢仕上げを施してさらなる装飾を与えてゆく。3人でともに歩む結婚指輪作りはいつもゆっくりペースではあるけれど、一緒に作り上げたイメージがこうして形になってゆく。朝日がゆっくりと登るように、当たり前のことが、でも奇跡のように美しい瞬間がここにある。
指輪作りもこれからいよいよ最終工程なのか。晴れ晴れしいような、なんとなく名残惜しいようにも感じつつ。夏の日を過ごすように、一つ一つのタッチを愛おしく、作業机に向かおうと思っています。
最後に夏のきらめきを、ここに置いておきますのでよろしければ。17秒の短い動画です!
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婚約指輪編