長い雨がようやく過ぎ去った日。ドライブに出かけて眺めた屋久島。
空が眩しくて目を細める感じ。夕暮れ時、虫の大合唱に囲まれて山々を臨む黄昏ごこち。
2020年は、いつもの夏の情景が特に懐かしく響きました。
長い雨がようやく過ぎ去った日。ドライブに出かけて眺めた屋久島。
空が眩しくて目を細める感じ。夕暮れ時、虫の大合唱に囲まれて山々を臨む黄昏ごこち。
2020年は、いつもの夏の情景が特に懐かしく響きました。
雨上がりの屋久島サウスより、こんにちは。
皆さま、この週末はいかがお過ごしでしたか?
こちらはここにきてようやく雨の時間が少しずつ短くなってきたようで、
タイミングを見計らっては散歩に出かけ、たくさんの雨を浴びて大きく育った植物たちに驚かされています。ホントにすごい!
そうそう、道端では夏に咲く百合の花にも出会ったのですよ。
あたたかい雨にハイビスカスに、白いユリに、あとチョウチョも、
なんとも南国めいた雰囲気の中で、アトリエではいま、海の向こうのお二人に届ける結婚指輪を作っています。
お二人のこれまで、お二人のこれから。大切な時間をデザインに現す、オーダーメイドの結婚指輪作りとは。#屋久島でつくる結婚指輪
5月はセンダンの花咲く頃から、アジサイ、プルメリア、ヒマワリも咲いたお二人とのデザイン作りの日々だったなあ。
メールでデザイン画を送ったり、サンプルリングを送ったり、動画を撮ってもらったり、なかなか慣れない作業にお付き合いいただいてありがとう!
あの時のいろいろが、ここ屋久島のアトリエで、少しずつ形になり始めています。
今日は造形がひと段落した彼女のリングから。
2.0mm round in platinum
2.0mmラウンドシェイプ 。すっきり細身のプラチナリングです。
夏の入り口にプラチナが涼しげで爽やか。
小さい中にギュッと詰まった重さを感じることができるのがプラチナの素敵なところだと思う。
このシンプルなリングをベースにして、さらなる細工を施してゆくのがとても楽しみ。
「二人とも自然が大好きで」
メールでお二人が一番最初に伝えてくれた言葉が、この指輪作りのテーマになっていてる。
そしてまた降り始めた雨。山々も雲に隠れてしまいそうな山々を窓の向こうに眺めつつ。
ここで彼のリング作りにバトンタッチしよう。
鉄鋼ヤスリとリングを片手に、いつものリズム。
今日も雨音に包まれながら作業机に向かっている。
丸く柔らかな手触りを求めながら。
屋久島サウスのアトリエです。
雨上がりには庭先を散歩して、キラキラになった雫をチェックする。
この長雨もそうだし、素材がプラチナというのもあると思う、いつもよりも涼しげに作業を進めている、お二人の結婚指輪作りです。
まずは彼女のリングから。鉄鋼ヤスリを片手に、お二人と一緒に作ったイメージを形にするとき。一度だけのデザイン、今この瞬間から、一つだけの結婚指輪が出来上がる。ドキドキ。
虫の音も入っていて心地よいと思いますので、音声もぜひ。
さて、今日の造形作業です。
こちら、彼女のリング。いつもと同じ作業に見えますが、今回はいつもとは少し違う。
わたくしにとっても初めての作業となるので、背筋を伸ばして机に向かっております。
お二人とのデザイン作りでは、少しずつ“好き”をピックアップして、並べ直したり、時には減らしたり、また組み合わせたりもした。
オーダーメイドの指輪作りは、お二人のこれまでやこれから、時間を指輪という形に現す作業のようだと思う。
造形がひと段落しら夕暮れ時、西陽の下でそのアウトラインをチェック。
2.0mm すっきり細身のラウンドシェイプ のリングです。
プラチナは輝きの強い金属だからだろう。光のコントラストが強いシーンで、繊細なリングがとても力強く感じられました。
小さくてもどこまでも広がりを感じられる指輪になればいいな。
キラリと輝くリング越しに見上げる空が青い。
snsもやっています
小さい頃と同じように、雨音が気になって、傘を片手に庭先に出て、しぶきを浴びて、音を浴びて、島のリズムに呼吸を合わせる。
つい先日はあんなにも晴れていたのに!これで最後の雨になるのだろうかと、この頃は空をよく眺めている。
屋久島サウスのアトリエでは新しいジュエリーづくりが始まりました。
カスタムで配合したプラチナはお二人が結婚指輪の素材に選んでくれたもの。
涼やかで、情緒深い。
雨の中じっくりと進んだお二人の指輪づくり、
まずはファーストタッチとなる作業の過程を、こちらもスローになぞっていこう。
深まる緑に包まれて。プラチナ素材を酸素トーチの火に当てて柔らかにしています。
曲げたり叩いたり、加工を加えると金属は硬くなるので、また火を当てて柔らかにして加工を続ける、というリズム。
昔から変わらない、この金属の時間の中で作業をするのが好きです。コンコン。
そしてくるりと巻いて、両はしをつなぎ合わせると、ギュギュッと硬さが増す不思議。
表現して作っているようで、同時にお二人から与えてもらってる感があるのが結婚指輪作りのスペシャルなところだと思う。
これから何かが始まるのだ!という予感に満ちている。
作業にキュっとなると、雨を眺めてふわりとしてみる。大きなボリュームのはずの音が今日も心に染み込んで心地いい。
それにしてもいつまで続く雨のなのだろうか。
不意にピタリと止んで、鳥や虫たちが大合唱始めたと思ったら、また激しく降り始めた。
指輪作りのテーマとなる、シダの葉も。
1日の終わりにくるりと輪になったリングを眺めて、お二人とのデザイン作りの色々を思い出していたり。
素敵な時間にありがとう。
さあ、週末がやってきました。
いろいろ予定多きときは、こんな簡単料理はいかがでしょう。
ジャガイモは8割ほど茹でておいて、
フライパンでベーコンを炒めて、卵、ジャガイモを入れて蓋をして弱火。蒸し焼きにして卵が半熟になれば塩胡椒、ジャガイモにパルメザンチーズをかけて出来上がり。
フライパンとまな板、包丁、小皿とナイフで、洗い物少ないのって魅力ですね。
皆さまもどうぞ美味しい時間を。
いつもありがとう!
久しぶりに晴れた屋久島サウスです!
新しい結婚指輪づくりが始まりました。
こちら屋久島はまだもう少し雨が続きそうなのですが、ちょうど今日は青空広がって、爽やかな第一歩を踏み出すことがだきました。
島時間の中で、じっくりと作業を進めていきたいと思っています。
制作編もよろしくお願いします!
一度スルーしてしまい、思わず目を疑ってしまった、キュウリがこんなにも大きくなってきた。
当たり前のことなのだけど、種から数ヶ月を経て、野菜が育ってくるのは小さな奇跡のようだなあと。感動的です。
そういえば、気温が高すぎるのか、キュウリが大きくなりすぎることが多い土地柄なので、気をつけていかないと。なんとも蒸し暑い、屋久島サウスの朝。
今日は久しぶり、アトリエの菜園情報からです。
こちらは安納芋。
ねっとりと甘みが強く、際立つ個性の安納芋はそのままおやつにして頂きたい。
おとなり種子島、そして屋久島では名産品でもあります。
そしてこちらが紅はるか。
オールラウンド、優等生の紅はるかは欠かせない。
焼き芋だって、煮物だって、サラダも、ポタージュスープも、混ぜご飯だっていけてしまう。
収穫まで100日ほどと少し長い期間になるけれど、この土の下で日々休むことなく、ダイナミックに生き続けているのだから、植物というのはホントに凄い。
日々休むことなく、ダイナミックに。
オレもがんばっていかなくっちゃ。
さてさて、今日の作業場です。
こちらも緑色の奇跡。天然石もまた、この大地が生み出した奇跡のようだなと思う。
南米からだろうか、アフリカだろうか、いつの年代だろうか、受け継がれる石を手にするロマンがある。
大切なエメラルドとダイヤモンドをお預かりして、日々の暮らしの馴染むようなスタイルに、リメイクのジュエリー作りを進めています。
小さくて美しいものがやっぱり好き。
とにかくルーペとピンセット、あとは糸鋸に鉄鋼ヤスリ、手作業のスローな時間が流れている。
エメラルドをセットする石枠はシルバーで作っています。
今回は何度も試作を重ねる必要があったので、一旦シルバーで完成まで持って行きながらの→鋳造という過程をへてプラチナの石枠が出来上がる予定。
この時点ですでに嬉しくなっていて 笑、エメラルドを重ねて出来上がりの雰囲気をイメージしています。
エメラルドはその内部に多く含むインクルージョンの影響で、唯一の存在感があるのがいい。
そのオリジナルの個性に導かれるように作業の手を進めている。
シンプルに。石が浮き上がるような造形をイメージしながら。
おまけ
明太子は大きなやつを丸ごと一個入れました。
ほっこりふかしたジャガイモと、じっくりと炒めたためネギとともに混ぜ合わせて、
仕上げにオリーブオイルと塩胡椒、パルメザンチーズをたっぷりかけて。
お昼ご飯はタラモサラダといたしました。
こういう時、庭にイタリアンパセリがあると嬉しいものですね。
明日も小さなハッピー、ありますように。
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tel: 0997-47-3547
snsもやっています
プラチナを溶かして板を作って、糸鋸で切り抜いて作った小さな石枠たち。
これもまた小さな丸カンをつけて、紙やすりで磨き上げると、少しずつジュエリーらしくなってきた。
梅雨から夏へ、少しずつ暑くなってきた、屋久島サウスと長崎を結ぶジュエリー作りです。
ダイヤを収まり良いよう裏返して石枠の上に乗せて、チェーンを添えて。
ここまで彼女と一緒に作ってきたデザインが初めて形になった、嬉しい瞬間だった。
ダイヤモンドが約2.0mmほどなので、とても繊細なジュエリーになるのがわかる。
ここまでしなやかなアイテムになると、わたし自身ではつけることのないのだけど、憧れるような気持ちで理想のスタイルを形作っている。
いやいや、それにしても細かい作業です。
ルーペを覗きすぎてキューっとなったところで、遠くを眺めなくっちゃとドライブに出かけ、
郵便局の前で車を止めて、チョウチョたちを眺めつつ。
今日も屋久島にありがとう。
先行き不透明なこの頃ではありますが、変わらず美しい緑や花々とはずっと近しくありたいものです。
最初2頭ほどだったチョウチョがなぜか10頭超えるくらいに集まってきて、夢中になって動画を回す。
いつもの暮らしの中で、ふわりと素敵な瞬間に包まれますように。
今日もありがとうございました。
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あと少し、あと少しなんだ。水平線の雲が切れると夏がやってくるのだけど、その兆しを探すように海を眺めている。モワモワ100パーセントの屋久島サウスより、こんにちは。
きっと向こうも同じような蒸し暑さだろう。
南国屋久島から海を越えて同じ九州は長崎より、お持ちのエメラルドとダイヤモンドをお預かりして、リメイクの作業が始まっています。
ジュエリーを受け継いで、長い時間を渡って、そして海を渡って、屋久島にやってきた石たちを前にして、果てしない想いにに包まれながら、今日はダイヤモンドの石枠を作っています。
糸鋸で小さなマスのような穴を開けています。酸素バーナーで溶かして塊にしたプラチナは作業しやすくなるように板状に伸ばしておきました。
こうしておくと、石をセットした時に光が通過して輝きが強くなる。きらり。
作りながら考えて、考えて、石は上下の枠で留めてすっきりと仕上げることに決めた。
作業進行中に、リアルタイムのデザイン相談にお付き合いいただいてありがとうーー。
プラチナ枠の大きさは3mmほどだから、それにしても小さい!
こんなにも小さくて、でもしっかりと輝きを感じられるのだから、ダイヤモンドってすごいと思う。
きらりきらり、光のかけらを纏うような、そんなジュエリーをイメージしています。
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ひまわりのネックレス。近づく夏を思いながら。
梅雨の雨をたっぷりと吸収して、気を抜くと置いていかれるくらいに植物たちの勢いが圧倒的。
その瞬間を、季節を感じながら出会った感動をジュエリーに現してゆこう。
ひまわりのネックレス 18k yellow gold, platinum, citrine
繰り返す季節が、いつだって新鮮に感じるのは不思議だなと思う。
浜辺で膝まで海水に浸かって、ネックレスを水平線にかざして眺めている。夏はもうすぐそこまでやってきている。
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待ちに待ったジュエリー作りが始まった!お手持ちのネックレスをお預かりして、リメイクの作業を進めていく予定です。
そして、ついに空には晴れ間も見え始めた。
ハイビスカスや海にに囲まれた夏時間になりますので、新章もよろしくお願いします。
プラチナの枠から取り出したエメラルドとダイヤモンド。ダイヤモンドは1.8mmほどととても繊細なサイズです。
デザイン作りではインスタグラムを通じてスケッチを送ったり、素材や使いやすさの相談なんかも重ねたりした。
いつも慣れない作業にお付き合いいただいてありがとう。
すっきり繊細なスタイルで、日々の暮らしにたくさんお使いいただけるようなジュエリーを思い描いている。
始まりの始まり。ブワッと火を放つ瞬間に背筋が伸びる。
プラチナが溶かされて集まって、プラチナの小さな塊になって、
ハンマー作業を経て、石枠作りのベースとなるプラチナの板が出来上がる。
ここから少しずつ進めていこう。
ゆっくりと時間が流れるように、久しぶりにパンでも焼いてみよう。
エメラルドとダイヤモンドはどんな旅をしてきたのだろう。そして石たちの長い時間を思う。
金属も天然石も永遠の存在なのだ。
この石たちが屋久島に渡ってくることになったのも、なんとも運命めいた出来事だなあ。
material: left: 18k white gold right: platinum
size: left:2.3mm-1.5mm, right:2.5mm
Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind .
こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。
出来上がった結婚指輪を海に持ち出して。春から続いた指輪作りもいよいよ終わりになるのかと、プラチナとホワイトゴールドのリングを眺めている。
そして新しい始まりですね。屋久島から東京のお二人へ。いつもありがとう。
プラチナとホワイトゴールド。白色系素材で、ふわり、お揃いに。
緩やかなカーブ、まっすぐのライン、表面の切り込み模様も、キュッと寄り添って一つになっている。
お二人の思いが細部に詰まっている。
あれだけ降り続いた雨も、不思議とピタリと止んだ瞬間があって、海と指輪が心地よかった。
これからこの海を超えて、東京のお二人にお届けすることになるけれど、指輪作りの間は、世の中の激動もあったし、お二人からの嬉しいご報告もいただけて、ホントぎゅっと詰まった時間を分かち合ってきたなあと思いながら。(しみじみ)
ふわりとした雰囲気が手のひらから伝わってくる。
波のリズム、
島のリズム。
大切にしたのは毎日感じる手触り、優しさです。
ずっと長くお使いいただけるように、手作業でじっくりと、丈夫に仕上げました。
波音に包まれて、確かに補い合っているようにも見えたお二人のリング。
一つ一つのデザインや素材は違っていて、それだからこそなのだろうか。
出会うことってなんだかとても素敵だなと思う。
リングの内側には大きなシダ模様を一枚と小さなシダ模様を一枚。
ジュエリーって、装飾的なイメージがあるけれど、
内側に向かうような響もあって、
お二人だけが知っている細工を施すのは、約束を交わすようで楽しい。
キュッと寄り添うような、お二人のつながりを感じる結婚指輪になりましたね。
今、お二人と一緒に歩んだ指輪作りは、私にとって掛け替えのない時間となりました。
ここまでずっと、ずっと、ありがとう。
ご結婚おめでとうございます。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
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tel: 0997-47-3547