
シャンパンゴールドとイエローゴールド。
つながる彫刻模様。
ミモザの木の下で眺めた、おふたりの結婚指輪。
屋久島から、おめでとうございます。
木漏れ日と緑に包まれる、5月の爽やかな朝でした。
おふたりからはじめてお便りをいただいたのは、アトリエの庭先に山茶花が咲く、冬の始まりの頃でした。
あれから季節は巡り、島にはブーゲンビリアやハイビスカスが咲き始めました。
今ではもう、雨の季節を迎えようとしています。
これまで長い間、指輪作りにお付き合いをいただき、本当にありがとうございました。
「シンプルで、やわらかなつけ心地のリングが好きで、
そこに、遊び心のようなものがそっと添えられていると、嬉しい。」
おふたりとは、海を越えて離れてはいるけれど、近しい憧れを思い描きながら、指輪作りの日々をともに歩んできたように思います。
「大好きなミモザのモチーフを、ふたつでひとつになるように彫刻すると素敵ですね。」
そのようなアイデアが生まれたのも、とても自然なことだったように、今は感じられるのです。
陽だまりの中で手をつないでいるような、やさしさを纏ったリングが、とてもお気に入りなのです。

風にゆらめくミモザの葉のそばで、ふたつのリングを隣り合わせてみる。
2.0mm幅と3.0mm幅。
お揃いのラウンドシェイプが、やわらかな輪郭を描いています。
光沢仕上げを施したシャンパンゴールドは、潤いをたたえながら、島の緑と響き合っています。
マット仕上げのイエローゴールドは、木々を通り抜けて届く太陽の光のように、やさしく世界を照らしています。
それぞれのリングには、異なるパターンの模様が描かれていて、
ひとつずつがそれぞれの魅力を宿しながら、ふたつでひとつの景色を描いている。
そこに確かなつながりを感じられるのは、おふたりの大切な想いに育まれたフォルムや素材だからなのかもしれません。
出会うことって、本当に素敵です。

リングの表面には、模様のある部分とプレーンな部分があり、ふたつの表情を楽しめるのも魅力ですね。
普遍的なラウンドシェイプのシルエットに仕立ててありますので、
時が経つほどに、少しずつ深みを帯びてゆく風合いをお楽しみいただけるかと思います。
ときおり磨き直しをしながら、金属のゆっくりとしたリズムに委ねてみるのも、心地よいかもしれません。
おふたりの暮らしに長く寄り添うリングとなれば、何よりも嬉しく思います。

島では、大好きな紫陽花が咲き始めました。
空気の中にはしっとりとした湿度を感じる日も多くなってきて、
長く続く雨の季節が、すぐそこまでやってきているのを感じます。
屋久島と仙台をつなぐオーダーメイドは、
まるで季節をリレーするような日々でもありましたね。
この潤いに満ちた香りも、指輪と一緒にお届けできますように。

毎年の開花を楽しみにしている、お気に入りの場所にて。
ご結婚おめでとうございます。
楽しい指輪作りの日々をありがとうございました。
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