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心に残るプラチナの響き #屋久島でつくる結婚指輪

心に残る朝の時間でした。
海と空が描く、秋のグラデーションが大好きです。

 

 

島に訪れた色彩豊かな秋。
季節のゆるやかな移ろいとともに歩みを進める、おふたりの結婚指輪づくり。

癒しに満ちたオーダーメイドの日々 #屋久島でつくる結婚指輪

 

光と影が織りなす色彩のグラデーション、硬くて柔らかな手触りも。
プラチナには実に豊かな表情があって、その奥深い魅力を表現したいと思うようになったのは、屋久島の季節のおかげかもしれません。

島の暮らしの中で出会う癒しを、この指輪作りを通しておふたりと分かち合うことができれば、何よりも素晴らしいことだと思うのです。

つけ心地を大切にお届けするジュエリー作りでは、しっかりと寸法を取りながら造形作業を進めてまいります。
小さなリングの表面には何本かのけがき線を入れ、削り出し作業のためのガイドラインを設けました。
さらに黒いマジックを使い、三日月型の曲線を二箇所ずつ、2本のリングに描きました。
彼と彼女のリングに、それぞれ同じ縮尺の模様を。

実のところ、このような採寸と罫書きの作業は、コンピュータを使うこともできるのですが、
わたし自身の手で進めていくことが何よりのこだわりであったりもします。

手作業から生まれるある種の揺らぎが個性となり、その一つだけの揺らぎに、わたしたちは時には魅せられ、時には共感する。
そこには数値では測ることのできない、確かな繋がりが生まれていくように思うのです。

 

二本の鉄工ヤスリを使い、彼のリングを削り出していきました。
まずは大きく滑らかな流れができるよう、思い切りよく手を動かしていきます。
心にまかせて進める感覚的な工程を、細やかに描いたガイドラインが助けてくれます。

長い時間作業に夢中になりました。
大まかな形が見えてきたところで、ふたつのリングを並べてみると、こんなにもたくさんのプラチナを削り出したことがわかりました。
削り出されたラインと、マジックで描いたラインがひとつに重なり合っています。

それを確認し、次は彼女のリングへと作業をバトンタッチすることに。

こうして交互に手を加えていくことで、響き、というのでしょうか。
互いのリングに同じ時間が宿るような気がします。

 

束の間の雨降りでした。
今年は暑い日が続いていますが、気がつけばどこか雨を心待ちにしている自分がいます。
この包み込まれるような潤い。香り立つみどり。
やっぱり屋久島の時間には癒されます。

心が平らになっていくような静けさに満たされながら、おふたりとの結婚指輪作りはゆっくりと続いてゆくのでありました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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