二年半ぶり、結婚指輪のお磨き直し。ご家族が増えて、お会い出来てむっちゃ嬉しかった日!
懐かしのギャラリーでお会いしてからの時間はとても濃密すぎて、あっという間のような気もするけれど、すごく長かったような気もする。
でも、赤ちゃんを抱いて会いにきてくれたお二人に対面すると、「ああ、お二人はきちんと階段を登っていたのだな」とその表情を見るだけでわかって、色々あった2年半だったり、お二人との出会いそのものも、全てが必要なものだったのだなと思うことができて救われた。結婚指輪作りを介して、お二人が素敵に年を重ねてゆく時間にご一緒できるのは何よりも嬉しい。
さて、久しぶりに屋久島に里帰りしたリングはいかに。
「指輪、ずっと付けていましたけど、傷とか入っていますか?」とお二人。
思っているよりも柔らかい金属だ。磨き上がると驚くだろうな、と思いつつ答える。
「磨いたリングを手にすると、きっと2年半前のあの頃を思い出すと思いますよ!」
左側が磨き上がったリング。右側が磨く前のリング。もうこれ以上の言葉は必要なかもしれない 笑。表面を覆う小さな傷たちが2年半という時を感じさせてくれる。これはこれで、大切な印のようで悪くはないのだけれど、丁寧に磨き上がるとまた元通りの輝きを取り戻すのも金属の素敵な特徴だと思う。
リングには紙やすりをざっとかけて小さな傷を取り除き、その後に簡単な回転式の機械を使って段階的に光沢を与えてゆき、つるりと水のような表面に仕上げておいた。
ジュエリーを磨き直すのは、シャツにアイロンをかけたり、美容室に行くのにも似ているかもしれませんね。想像以上に気持ちが新しくなる。屋久島でリフレッシュして、またご家族で素敵な暮らしを。
今はプルメリアがいい感じ。そういえば、このリングが出来上がった頃は紫陽花の季節だったなと、あの頃を思い出すのもまた楽しい。いつも素敵な出会いに溢れている屋久島にありがとう。
「リングを磨くのは表面を極薄く削り取る作業でもあるので、3年くらいに一度がちょうど良いと思います。また声をかけてください。」と声をかけつつ、記念撮影を。
シャッターのタイマーを10秒に合わせて4人並んだら、赤ちゃんが「あーー」と可愛い声をかけてオレの方を見てくれた。それにつられてみんなで笑ったワンシーン。
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