たっぷりの銀を溶かして、鉄の型に流し入れ、
出来上がった銀の塊は厚みが約5ミリほど。
その分厚い板にバーナーで火を当てて、ローラーで圧縮する。
また火を当ててローラーで圧縮する。
そのような作業を何度も何度も繰り返してゆく。
これははるか昔から変わらない金属工芸の作業で、
新しくジュエリーを作り始める際は
私もこうして必要な素材作りから始めるのがいつものセオリー。
火を当てて、叩いて、伸ばしてまた火を当てて、
というリズムがなんともじっくりペースなので気持ちが良いのですよね。
今日も作業を繰り返すうちに、
土に帰るというか、金属の時間に近づけるような気がしてきた。
出来上がったシルバーのプレート。
こんなにも薄くなりました。
厚みは約1.0mm
大きさは80mm×70mmとジュエリーを作るにはかなり大きな素材。
これはいつもの制作とは少し別のもので、
ずっと抱いたイメージを少しずつカタチとしてゆくことができた。
大きくてオブジェのようなものを作ってみたい!
冬の自由研究なのであります。
場所は変わって、しずくギャラリー。
必要となったモチーフを探しにやってきた。
ギャラリー横にはモンステラの葉がいっぱい茂っているので、そちらを少しいただいて、
こちらも自由研究です。
それにしても様々な大きさ、カタチが面白いですねー。
モンステラはハワイなどでみられる植物なので、
え?屋久島にも?
最初はわたしもびっくりでしたが、
こちらサウスで暮らすうちに親しみ深い、大好きなものとなっていました。
自由研究は時間を見つけて少しずつ進めてゆく予定。
時にはのんびりムードも良いものですね。
ああ、
屋久島を感じるものが作りたいなあ。