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2017
しずくギャラリーで高田裕子 新作展示 屋久島の海と空を描いた作品のインプレッション
今日はしずくギャラリーの土曜日。
夏の屋久島、海と空、ひかりを描いた裕子さんの新作が展示となりました。
やっぱり額装してスポットを浴びると良いですね!
アトリエでは創作中から長く見ていましたが、こうすると作家の意図が切り取られて浮かび上がってくるというか、エッセンスがより明確に伝わってきました。
カタチのある絵画の中に感じたカタチのないもの。
なんだか矛盾めいていますが、そのような言葉を見つけました。
ギャラリーのある屋久島サウスも随分と寒くなりましたが、
小さな額の中にある夏の海を眺めていると、
ああ今年もあと少しだなあ。。なんて本当に遠くを見るように絵画の世界に入っていたり。
裕子さんの絵は、見る人やその時々の感情によって自分自身を映し出すように感じるのも素敵です。
しずくギャラリーではこの土曜日と来週12/2土曜日、こちらの作品をご覧いただけます。
海を眺めるように、自分を眺める時間。
屋久島の冬をギャラリーで過ごしませんか?
屋久島冬の始まり合図_宝探しのような指輪作り_しずくギャラリーで裕子さんの新作絵画
朝の7時。
ビーチに到着して波をチェックしているとかなり寒い。
これから海に入るのの?本当に?と、自分でも信じられないほどだったけど、
えい!と心の中で掛け声をかけて水に入ってみると、実は海の中はかなり暖かい。
ウエットスーツを着て波に乗っていると暑いほどでありました。
この季節になると誰も来なくなるいつものビーチ。
ここで30分ほど波に乗ってから一日を始めました。
海からの帰り道に出会ったツワブキの花。
アトリエの庭ではまだまだ蕾のツワブキだけど、
北風の当たるビーチでは気温も低いからだろう、たくさんの花が咲いていて驚いた。
一方、南部ではなんとひまわりが咲いていたりして、場所によって植物の様子や気温、お天気が全然違うのが屋久島の面白いところであります。
大好きな花。
一年ぶりにありがとう!
*
今日は結婚指輪のサンプルリングを作っておりました。
先日サンプルをお試しいただいた際に、
もう少し大きめのサイズで、幅の広いものを試して見たいです。
そうリクエストをいただいて、
先日お送りしたサンプルにサイズやボリュームに微調整を加えて、もう一度作り直しています。
作り進めているのはリング中央に大きく切り返しのデザインが入った、山リング。
このデザインは細身が良いと思っていたのだが、作り進めてみるとミディアムなボリュームもかなりいい感じであることに気がついた。
こうやって少しずつ少しずつ細やかな調整を行いながら、お二人にぴったりのデザインへと近づいてゆくのが、宝探しのようで面白い。
今回はどんなフィーリングを感じてもらえるだろう。イメージしているだけでワクワクした気持ちに包まれた。
レディースはほんの少しだけサイズを変更して完了。
エンゲージリング用の細いものと結婚指輪のサンプルです。
サンプルリングをつけている間に、彼女のイメージが湧き上がってきたようで、
プラチナの素材サンプルもお試しいただくことに。
ギャラリーではゴールドをお試しいただいたけど、プラチナの重ね付けで、ダイヤモンド、という組み合わせもスッキリまとまって気持ち良さそうだなあとイメージを巡らせて、それもまた楽し。
少しずつ変化して、近づいてゆく指輪作り。
楽しい時間はまだまだ続きます。
今日の冬。
明日はしずくギャラリーで裕子さんの新作絵画の展示があります。
今年のギャラリーも、いよいよ残すところあと2回のオープンとなりました。
屋久島にいらっしゃる皆さま、よろしければぜひ観にいらしてください。
わたしは一日ギャラリーに在廊いたします!
そうか、冬がいいいよ屋久島に。今日の島暮らし。
空気がひんやり、日差しが強い、というのが屋久島サウスの冬。
明日にも咲きそうな山茶花を見つけて、新しい季節の訪れを感じていました。
そうか、冬がいいいよここにもやってくるのだ。
今日はルーペとピンセットを置いて、一日を過ごすことに。
ジュエリーは作らなくても、やっぱり何か手を動かしたくなるのもで、軽めのお昼ご飯を作ってみた。
夏からハマっている、ヤングスタイルの白和え。
お昼ご飯は簡単に作りたいものですよね。火を使わなくて作れたレシピです。
小松菜は一口サイズに切って、塩をして水気を切るだけ。
ツナを混ぜるのがヤング流で、爽やかさを増すためにレモンを入れたりもしますが、今日は梅肉を混ぜてみました。
豆腐の水気をよく切って、具材をざっくりと混ぜて、最後にゴマをウソ!と言うくらいたくさん入れて、醤油で味を整えて出来上がり。
ツナを挽肉を炒めたものにチェンジのもアリ、シイタケを入れてもよし。よりヤング感が増して、ご飯と一緒にモリモリいただけますよ!
今年は寒くなる。なので、波も高く、たくさんやってくる。
そのような話がビーチで交わされている。
去年のミカンは豊作だったので、今年は少なくなるだろう。
これはこの間、温泉で聞きました。
波にもミカンにもリズムがあって、その大きくて、自分たちではどうしようもないチカラに包まれると、なぜだかとても広い気持ちになる。
島暮らしでは色々大変なこともありますが、
この果てしのない、どうにも及ばない感覚。案外気に入っています。
夕方17:30。随分暗くなるのが早くなりました。
街ではイルミネーションが美しく飾られる季節なので、夜もまた趣がありますね。
そういえば、もうすぐクリスマスだ!
ご家族で。
仲間と一緒に。
遠く離れたお二人は写真やメッセージを交わしたり、
誰かと大切な時間を分かち合えると最高です。
素敵な冬となりますように♪
2.3mm,1.9mm platinum and yellow gold in wave pattern #屋久島でつくる結婚指輪
material:pt900, k18 yellow gold, diamond
size:幅2.3mm,1.9mm
こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。
お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
LINEで問い合わせる
屋久島と指輪が素敵!今私が感じる、ペアリングの作り方。
left: platinum 1.8mm, wave
right: k18 yellow gold 1.6mm, square
メンズとレディースのリングが揃いました。
2本ともに、スクエアシェイプのシンプルなリングで、わたしもお気に入りです。
レディースにはボリューム感とアウトラインに抑揚をつけてあるので、こう並べてみると確かな中に繊細な雰囲気を感じることができました。
シンプルで、そしてその中にキラリと輝く個性を感じるスタイル。
これはわたしもそうで、おそらく多くの人が求める指輪だろう。
はるか昔からある結婚指輪のカタチが今もなお大きく変わらずスタンダードを保っているのはそのせいで、
生活に馴染んで、つけていて快適。どこか安心感を感じるのはシンプルなリングの一番の魅力なのかもしれない。
彼と彼女は自然の中での活動やそこで生まれる食に関することをライフワークとされていて、初めてそのお話を伺った時、素敵なお二人のスタイルによりそうな指輪となればスタンダードにアクセントが加わるだろう。そう直感的に感じた。
彼がイエローゴールドと彼女がプラチナというお二人の選択もとても自由で、
よし、この素材感を最大に楽しんで頂ける指輪を作るぞ!
というイメージから始まった指輪作り。
リング表面はできるだけ金属そのものの表情を残し、アウトラインに柔らかな抑揚をつけ、
森や大地、自然に近しい質感を目指しました。
静かな空気の中でダンスをしているように見えたペアのリング。
スクエアシェイプのマリッジリングは今までたくさんご依頼いただいてきたけれど、
これまで不思議と全く同じ形のものを作ったことがない。
たぶん、それはみなさまそれぞれの声を聞きながらデザインしているからで、
微妙なボリュームの違い、角の落とし方の違い、素材の違い、などなど
みなさまから生まれてくる個性やストーリーが反映されると、それぞれが全てそれぞれらしく出来上がるということがわかった。
ちょうどしずくギャラリーに出かけた時、雨上がりのハイビスカスが綺麗だったので、
指輪と一緒に並べてみました。
屋久島と指輪、素敵です!
いつの日か、この指輪をつけて屋久島に遊びにいらしてくださいね。
お二人とともに、指輪も島にフィットすること間違いなしです。
御結婚おめでとうございます!
お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
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最後に短い動画も撮りました。
雨上がりのキラキラです♪
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柔らかい質感が気持ちいい、プラチナ素材の波リングが出来上がりました。 海を渡る結婚指輪_ゴールドとプラチナ。自然と仲良くなる指輪。 [指輪作り]どこからみても違う表情を感じられるように。流れる、という意識。 軽やかに、印象的に。イエローゴールド、すっきり細身の結婚指輪。 [結婚指輪制作編]大好きなスタイル!生まれたばかり、無垢な質感に心惹かれる。 有機的。素材感を生かすシンプルな結婚指輪のデザインとは? 結婚指輪をイエローゴールドとプラチナで。ジュエリー永遠の素材です。
柔らかい質感が気持ちいい、プラチナ素材の波リングが出来上がりました。
今にも咲きそうだった山茶花。
ここまでくると開花も早いものだから、もしかすると午後には、ということをイメージしてドキドキしてしまった。
そういえば、これの季節も近づいてきていた、ツワブキの蕾。
最近は始まりつつある冬が楽しみで、毎朝庭に出て山茶花の開花チェックをするのが習慣となっているんです。
山茶花にツワブキ、椿、屋久島の冬には色鮮やかな花々が咲き続けるので、ここにいるだけでいつもフレッシュな気持ちになれる。
何かが始まるのって嬉しいものですね。
*
pt900 wave ring 1.8mm wide
自然と仲良くなる指輪。
そのようなイメージを抱きながら作り進めてきました結婚指輪。
イエローゴールドのメンズリングに続いて、レディースのリングの造形を終えて、完成となりました。
出来上がったばかりの指輪を手に取ってみると、キュッとした重さをがあってなんだかとても安心。
流線型のラインが軽やかなので、ふわりとした柔らかさも感じることができました。
こちらの指輪、場所によって幅の広い部分と狭い部分があったり、緩やかなカーブがかかっているのがわかりますでしょうか?
レディースのリングはリングの幅や曲線に抑揚をもたせてあげると、
手元に繊細な流れが生まれて、魅力をより高めてくれる。
カーブの凹んだ部分を上に、体の方に向かってつけると指も長く見えるので、オススメのスタイルなんです。
指の中でくるくるとリングを回してみると、どこも違った表情が見えるので、ついつい自分でクルクルと遊んでしまいそうな予感もありました。
この質感。
マットな中に芯のある輝きがあって、
やっぱりプラチナ気持ちの良い素材だなあと、ついついうっとりしてしまいました。
結婚指輪は何と言っても毎日身につけるものですので、つけ心地や質感の快適なフィーリングがとっても大切。
気に入ったものだとずっと近くに触れていたいものですよね!
うん、つけていただくのが本当に楽しみです。
夏の終わりから始まった指輪作り。
お二人と始めて交換したLINEメッセージを見返してみると、最初の日付は9/12となっていて、
そこにかなりの数のメッセージがタイムラインに埋め込まれていて、
これから新しく始まるお二人のハッピーが詰まってる。
それをみていると、とてもあたたかい気持ちに包まれました。
長い間お付き合いいただきましてありがとうございました!
これで2本の指輪が揃いましたので、また明日にご紹介させていただきますね。
今日もブログにお越しいただきましてありがとうございました。
海を渡る結婚指輪_ゴールドとプラチナ。自然と仲良くなる指輪。
これからいよいよ海を渡る結婚指輪。
夏真っ盛りの頃にここ屋久島に来てくれたお二人と一緒に進めて来た指輪作りがこれでひと段落するのだと思うと、とても感慨深く、
秋のせいなのか、それと同時にちょっと名残惜しくも感じていた。
コスモスやうろこ雲の屋久島も素敵なので、また今度は秋にでも島に遊びに来て下さいね!
*
昨日から北西の風が強く島に吹き付けていて、いつものビーチでは波が大きくなるだろう。
そんな話題が仲間内で取り交わされていて、今朝は久しぶりに何人かの友人が一人二人と海に集まって来た。
ここのビーチに足繁く通うことになると、いよいよ冬の訪れを感じる。
今日の思い出。
夢中になって、たくさん波に乗りました。
話は飛びますが、
「圭さん、一番好きなことって、やっぱり海ですか?」
先日、髪の毛をカットしてもらっている時に聞かれ、即座に答えたことをなぜか海で思い出した。
「海とジュエリーはセットで、海に入ってからジュエリーを作るのが一番好きなんです。」
今日もジュエリー作ってますよ!
リング状となったプラチナの指輪を鉄鋼ヤスリで削り出してゆくところ。
今回は彼がゴールドで、こちらのプラチナリングは彼女がつけることとなり、
女性の魅力を高めるように、流線型のラインを意識して造形を進めております。
屋久島が大好きな彼女はもう10年来の屋久島フリークで、この指輪も森に馴染むような指輪にしたかったという。
ライフワークの農作業を通じて出会われたお二人は、
シンプルで有機的な、そしてその中にしっかりとした個性を感じるような指輪が良いです!打ち合わせを始めた時にそう伝えてくれた。
ゴールドとプラチナ。自然と仲良くなる指輪。
お二人の言葉を感じながら、作業の手を進めていると、
なんだか素敵な響きを見つけました。
夕暮れ時に、空に指輪をかざして、アウトラインの確認です。
さあ、いよいよ完成が近づいて来た!
明日もまた、ジュエリーです。
[指輪作り]どこからみても違う表情を感じられるように。流れる、という意識。
昨日メンズのリングが出来上がったのが嬉しくて、今日はその続きを作りたくて仕方がなく、まだ早い時間から机に向かって作業を進めていた。
素材はプラチナ。レディースの指輪です。
そういえば、ここ最近は男子がゴールドを選ぶケースが多くなってきたなあ。
オレが自分の指輪を作った頃は、男=銀色!みたいな公式を、なぜか決まりごとのように、みんなで大切に持ち合わせていたのだけど、
好きだからゴールド。今は、そんな当たり前が当たり前になっている良き時代。
何と言っても、お二人のライフスタイルに寄り添う指輪が素敵で、
ハッピージュエリーを作らせていただける喜びに包まれて作業の手を動かし続けていた。
屋久島は朝から、しとしと雨降りでした。
雨音を聴きながらの作業が調子良かったからか、
気がつけば3時間ほど手を動かしっぱなしで、頭の中にあるイメージが一気に形へと変化して、そのスピードに自分でも驚いてしまった。
途中経過を撮影することも忘れるほどに真っ白になれるって、ジュエリー作りに今日もありがとう。
丸くから形取られたプラチナのリング。
いきなり飛びました w
細身のスタイルで、つけている時に変化を感じることができるような。
柔らかい自然のリズムを感じることができるような。
彼女とはLINEで度々言葉を交わしながら、打ち合わせを進めていて、
心の中にある、ぼんやりとした、ふわふわのかたまりのようなものを、指輪という一つの形に少しずつ変換してゆく、
そんな作業もとても楽しく貴重な時間に感じた。
どこからみても違う表情を感じられるように、幅の広い部分と幅の狭くなる部分を設けてボリュームに抑揚をつけてみた。
流れる、という意識は日本独特の美しさだと思う。
動きを生む指輪。
作っているとなぜか、静かな心持ちになるのですよねー。
指輪作りがひと段落したところで、
土曜日のしずくギャラリーへと向かいました。
ここも良い雨具合で、いくつかジュエリーの写真撮りを行いましたので、
こちらはまた次の機会にご紹介いたしますね!
今日もブログにお越しいただきましてありがとうございました。
日曜日はどのようにお過ごしになりますか?
オレは仲間と海で会う約束をしているので今からその準備です!
軽やかに、印象的に。イエローゴールド、すっきり細身の結婚指輪。
今日いちにち、じっくりと作業を進めて、
メンズのリングが出来上がりました。
キラリ。
イエローゴールドで作った、シンプルなスクエアリング。
普遍的なスタイルでありつつも、個性の輝きを感じる作品となりました。
素材感やディティールへのこだわり。
自然に近しく暮らすお二人のライフスタイルに寄り添うようにと、
彼と一緒に打ち合わせを続けてきたんです。
長くお付き合いいただきましてありがとうございました。
表面はマット仕上げなので、イエローゴールドといっても、
とても渋い雰囲気です。
印象的だけれど、さらりとつけることができる指輪、ずっと欲しかったんですよね。
ボリュームがありすぎると手作業の時に気になったりして。。わたしもそうでした。。
イエローゴールドで、細身のメンズ。かなりいいです。
細身ながらにも、しっかりとした重厚感も感じる。
わたしもお気に入りの指輪となりました。
平たく置いてみたり。
うっとり。
気がつけばずっと眺めてしまって、ハマります 笑
さあ、次はレディースのリングへと作業は進んでまいりますよ!
レディースの素材は、プラチナです。
[結婚指輪制作編]大好きなスタイル!生まれたばかり、無垢な質感に心惹かれる。
夏が過ぎて、小降りになってきたハイビスカス。
冬でも暖かい南の島、というイメージを抱いて屋久島にやってきたのですが、こちらにも冬があるんです。
一応、雪も降るし、ダウンジャケットも必須アイテムですが、日差しが強くて活動的な屋久島の冬は結構気に入っていて、
今日も山茶花やツワブキの蕾を眺めては、すぐそこまでやってきている冬を少し待ち望んでいました。
こんにちは!
11月も後半となりましたね。
今年も残すところ、
なんて言葉も現れ始めました。
ふと、去年の今頃は何をやていたのかなと思い立って、ちょうど一年前のブログを見返してみたら、森歩きに出かけていました。
そういえば、紅葉のシーズン真っ只中でしたね。
そうなるともう少し冬にのんびりしてもらわないと!
イエローゴールドのマリッジリング。現れた表面の質感。
生まれたばかり、無垢なフィーリングに心惹かれます。
素敵な質感ですが、つけ心地は大丈夫?
確かに、そこは一番大切なところですね。
でもご安心ください。
気持ちよく、日々快適につけていただけるように
内側を柔らかくラウンドさせて仕上げてゆきます。
シンプルさと洗練。
わたしも大好きなスタイル。
遠く離れた場所にお住いのお二人だけれど、ずっと仲間だったような親近感を感じながら、
あたたかい気持ちに包まれてこの指輪を作ってます。
有機的。素材感を生かすシンプルな結婚指輪のデザインとは?
今日の朝焼け。
深まる秋に包まれた屋久島です。
まだ暗いうちに目が覚めて、本を開いて読んでいるうちに夜が開けるのが最近のペースで、
今朝は黄金色に輝く空を眺めながら、ちょうど今作り進めているゴールドのリングのことを連想していた。
ゴールドとプラチナを素材と選んで始まった結婚指輪作りはゴールドリングの形成作業が始まり、
火を当てて柔らかくなった金の素材をぐるりと丸く巻きつけて、その両端をつなぎ合わせて、一つの丸いリングを形作った。
火を当てて、丸めて、くっつける。
この3アクションを今まで何回やってきたかわからないけど、
無駄のなく少ないアクションで綺麗に出来上がると、未だに大喜びしてしまいます。
今回のデザイン、
有機的、素材感を生かすシンプルなスタイルで作り進めているんです。
というのも、
自然の中で農作業をしたり、環境に関わる活動をされているお二人とお話を重ねるうちに、
「長く、自然と共存することができるような指輪となればいいですね!」
そのような言葉が生まれてきたから。
自然と共存するような。
それなら、土から生まれたような無垢な質感を感じるようなデザインがフィットするだろう。
金属のありのままの表情を残しながら、それを気持ちの良いラインで仕上げよう。
お二人の暮らし、イメージからひと組の指輪が生まれた瞬間がありました。
ゴールドの方はメンズのリングとなるもので、
直線的で細身ながらもしっかりと仕上がる予定ですよ!
あと少し、これからじっくり作業を進めてまいります。