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はまゆ さんのいちごチーズケーキでほっこり。大切にしたいこと、今日の結婚指輪作り。

庭に作った小さな畑では新しい命が芽生え始めた。

 

小さなポットにはいくつかの種類のタネを植えていたのだけど、

野菜作り超初心者のわたくしは、それぞれのポットに野菜の種類を記しておくのを忘れてしまうという痛恨のミスを犯していたことに今日気がついた。

 

野菜の新芽を初めて見たオレには、これが何の野菜の苗なのか分からないのでありました 涙涙。笑笑。

 

そうだ、ここは野菜いっぱいに囲まれて育った裕子さんは知ってるだろうと思って聞いてみると、

「うーん、キャベツかなあ。。」

「う、うん、そうかもね。」

なんてことなく過ぎていった日曜日の朝。

畑作業の休憩時間には お馴染み“はまゆ”さんの いちごチーズケーキとコーヒーをいただきました。

今日は超豪華版のおやつであります。

 

というのも、

はまゆさんは少しの間お休みされるとの噂を聞きつけて、

これは食べとかなくっちゃ!と思い立ち、お持ち帰りのケーキセットを買い求めてからでありました。

 

“はまゆ”さんのケーキをお庭で食べる幸せ。

こうして島にテイクアウトの波が訪れたこともいま世界に訪れている大きな変化の中で始まった新しい文化の一つなのだろう。

あったものが無くなって、無かったものが新しく生まれてくる。

その中で、自分にとっての幸せの基準も少しずつ、確実に変わり始めているなと。

土を触りながら、お取り寄せを裕子さんと二人で堪能しながら、ワクワクした気持ちで朝のメールを開いて指輪の話をして、散歩道で海を眺めては、そんなことをずっと考えている。

 

うん、この感じ。

また近々食べたいです。

お二人の笑顔と美味しいケーキと自家焙煎コーヒーに会える日を楽しみにしていますね!

いつもありがとう。

 

 

さて、アトリエです。

 

シンプルにスタンダードに。

世界に長く愛される造形をと、

進めてきたお二人の結婚指輪作り。

 

ここから少し変化を、オリジナリティを与える時がやってきました。

彼のリングを鉄の型枠に当てて、その上から木の型をあてがって、

力強く叩きます。コンコンコン。

 

柔らかなカーブ。自然のリズム。

このゆったりとした流れは南の島ならではでしょうか笑

お二人も鹿児島に暮らしていて、

自然に近しい場所だから、

やっぱりこのリズムを分かち合えたのだろうなあ。

 

ゆっくり行こう。

優しく行こう。

 

大切にしたいことに気がついた、今日のジュエリー作りでした。

 

穏やかな一週間となりますように。

明日もまた、ここで。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

making process of 2.6mm and 2.8mm round-shaped wedding ring in platinum #屋久島でつくる結婚指輪

ずっと夢だった。彼と一緒に叶えた、オーダーメイド結婚指輪作り。#屋久島 #制作編

皆さまの週末が穏やかな時間に包まれますように。

 

屋久島サウスより。

今日もありがとう。

 

同じ鹿児島に暮らすお二人に届ける結婚指輪作りは

プラチナの線をくるりとリング状に巻いたところまでを昨日書きました。

屋久島から鹿児島のお二人に届けよう。親しみを感じる結婚指輪づくり。

 

今日はそのリングに酸素トーチで火をかけて、

両端を接続する作業から始めることに。

 

作業温度は約1200度。

炎が相当眩しくなるので専用のサングラスをつけていつも作業をしています。

このサングラス、ビジュアル的には業務用過ぎて!

いつも手元だけの写真になってしまう笑

左側が彼のリング。

右側が彼女のリング。

今回はお二人ともにプラチナを選んでくれました。

 

しずくギャラリーでお会いした時は、

いつもインスタグラムを見てくれていた彼女はずっと手に取ってみたかった指輪がいくつかあって、

ずっと夢だった指輪選びを、彼も一緒になって叶えていたのがとても印象的だったなあ。

 

丸くて指あたり柔らかに。

シンプルな造形の中に、お二人のオリジナルがキラリと輝くようなスタイルで。

その時ギャラリーで生まれた合言葉を抱きながら、

いよいよ造形作業が始まった。

まずは彼のリングから。

お二人と一緒にイメージしたことが、実際の形となる瞬間!

 

少しずつ違っているけれど、二つ並んで、一緒につけて一つになるような、

そんな指輪になればいいなと思ってる。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

 

屋久島から鹿児島のお二人に届けよう。親しみを感じる結婚指輪づくり。

アトリエの庭に作った小さな畑には

セロリ、トマト、レタス、かぼちゃ、メロン、ニラの苗をさっそく植えて、

毎朝、1日の始まりに水をやりながら観察することが新しく日々のルーティンに加わった。

実際に苗を植えてみると、2本の畝だけでは足りないことに気がついて、別の場所にもう一本の畝を作ることにした。

 

南向きの庭で、多分昔に花を育てていたのだろう、土の良さそうな場所があったので、そこをシャベルで掘り起こして、石や根っこを取り除く。

硬かった地面がふわりと柔らかな土となったところで、アルカリ性によせるべく石灰をまいて、肥料をまいて、さらにざっくりと混ぜた。

 

いずれ新しい畝に育った苗を植える算段をして、小さなポットにネットと土を入れて、そこにインゲンとキウリ、トウモロコシの種を植える。

そうしてようやく畑作業もひと段落を迎えた。

 

なんだかむっちゃ忙しいわけだが、こうして土と触れ合っていると、大地に慈しまれるようなフィーリングに包まれることを知った2020年の4月。

皆さま、そちらの春をいかがお過ごしですか?

 

行楽や海日和ではあるけれど、ここ最近はなかなか遠くまで足を運ぶ気分にはなれないかもしれません。

オレもそうです。

 

そんな時は庭先やベランダで、大切な方との会話やメールの中で、見つかるといいですね。

小さな幸せを一つずつ拾い集めながら、

今日もジュエリーを作っています。

さて、アトリエです。

 

同じ鹿児島県に暮らす彼と彼女。

同郷のご縁といいますか、仲間のような親しみを感じながら、お二人の結婚指輪を作っています。

 

こちらは、プラチナの角ばった線をグイグイと曲げて、丸いリングに造形しているところ。

丸という最高にシンプルなフォルムは美しくて難しくて、面白い。

少しの角度、少しのバランスに気を配りながら、手を進めた。

彼のサイズは出来上がりで16.5号です。

途中、内側を削ったり、リングを曲げたりしてサイズ変更することを前もって計算して、63.1mmとなるようにその両端を糸鋸でカット。

 

鉄の型枠に当てて、コンコンコン。

こうすると、ほら。

ぴたり。

 

もう15年以上指輪を作ってきてるけど、この瞬間はいつまでたっても嬉しいものですね。

嬉しくなって、その工程を短くまとめてインスタグラムのストーリーズにアップした。

 

Vimeoにも同じものを投稿したのでよろしければ、こちらよりどうぞ。

 

お二人としずくギャラリーで過ごした日の思い出。

 

百合の花はもうすぐ開花を迎えそうです。

一日一日。少しずつ。オレも見習わなくっちゃ。

夕暮れ時の散歩道、空を見上げて思い切り背伸びした。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島から届けるサンプルリング。 オーダーメイド結婚指輪作りの良いところ。春の花とお二人のプラチナ素材。

 

出会い編

心で作ろう。自然のリズムで作ろう。屋久島でつくる結婚指輪 2020、春 #制作編

屋久島から届けるサンプルリング。 オーダーメイド結婚指輪作りの良いところ。春の花とお二人のプラチナ素材。

屋久島から宮城のお二人と三重のお二人に送る結婚指輪のサンプルリング。

どちらもお二人に合わせたデザインで仕上げたものを、

一度お試しいただいて、

サイズを微調整することに。

 

上のリングは17.0号を17.5号に。7.0号を7.5号に。

下のリングは12.5号を12.7号に。9.8号を9,5号に。

 

つけているところを動画に撮っていただいて、

それをわたしが確認して、

適正だなと思う寸法にリサイズいたしました。

 

え!こんなにも微妙なサイズでつけ心地変わるのですか???

そう思いますよね。

そうなんです。指輪のサイズは0.5号ではハッキリと別のサイズになりますし、

0.2号大きくするだけでもフワッとつけ心地柔らかになるんです。

 

朝夕で、季節によって、むくんだり細くなったりすることも。場合によってはありますし。

一人一人のライフスタイルや体調に合わせることができるのがオーダーメイドの良いところだと思う。

 

長くつける結婚指輪だから、

心地よく毎日つけていただきたいなあ。

ここまで進めてきたみなさんとのデザイン作りを思い返しては、

ここから始まるわたしの指輪作り作業のことをイメージて、

調整の終わったリングを作業台において眺めていた。

 

新じゃがの季節であります。

 

キッチンにどさりと積まれている大きなジャガイモをふたつ選んで、

お昼ご飯はポテトサラダに焼きりんごといたしました。

 

ジャガイモは弱火でじっくりと蒸し焼きにして、ベーコンと玉ねぎ低温で長く炒めてミックスさせたのが今日のポイントとなりました。

 

低温×長時間=幸せ味

この数年間ずっとお気に入りとしている方程式をここに置いておきます。

 

黄色。

ピンク。

ブルー。

 

しずくギャラリーでは春の小花を発見!

植物って休む事なく命の営みを繰り返すところがすごいと思う。

果てしないほどにゆっくりだけど、敵わないほどに力強い。

道端に何気なく咲いていた小さな躍動に元気をもらって、今日もジュエリー作りをはじめました。

新しい結婚指輪作りです!

彼と彼女に用意したプラチナとアトリエで咲きはじめた月見草。

 

屋久島でお会いした3月から、緑もグッと濃くなってきたなあ。

 

お二人は鹿児島から高速船に乗って海を渡り、その足でレンタカーを走らせてしずくギャラリーまで来てくれました。

 

お天気が良かったので、庭で素材チェックをしてみたり。

青空に包まれて爽やかだった、デザイン作りの思い出。

心で作ろう。自然のリズムで作ろう。屋久島でつくる結婚指輪 2020、春 #制作編

さあ、明日からは新章、結婚指輪作り編始まります。

空の様子もまた新しくなってきた!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

みなさま、今日もここに来てくれてありがとうございました。

長く睡眠とって、お互いマイペースでゆっくりいきましょう。

収穫した野菜で朝ごはんを作って、ジュエリー作りを始めよう。屋久島暮らし近況報告です。

屋久島サウスのアトリエより、こんにちは。

新しい一週間が始まりました。

皆さま、いかがお過ごしですか?

 

最近顔を出していなかったと気が付いて、

写真越しにご挨拶させていただきました。

僕は変わらず元気にやってます。

 

そして今日は近況報告を少し。

 

いやいや、しかしながら1週間前とは全然違う考えを抱いてる自分にびっくりなこの頃。

ここはアトリエの庭先でありまして、

ずっと使われていなかった花壇を畑として耕したところです。

 

まずは、影を作っていた生垣をざっくりとカットするところから。

子供の手首くらいに太くなって地中を這っていた藤の根っこを除去しながら土を耕して、石灰、肥料を引いて、さらにふわりと土を耕して2本の畝を作った。

 

そこにレタスとナス、トマト、セロリ、カボチャにメロン、そしてニラの苗を植える。

 

傍らではプランターにエンダイブと、ネギ、イタリアンパセリ、小さなトマト、ルッコラを種から発芽させていて、

 

後からもう少し畝を増やして植えるために、インゲンとキャベツ、とうもろこし、さらにトマト、カボチャをポットで種から育てています。

 

まさかオレが畑作業やるなんて、、

でも、正直なんだかむっちゃ楽しい。。

無我夢中の日々を過ごすうちに、気がつけばnew lifeが始まっていた。

 

あ、

もちろんジュエリーはずっと作っていますよ!

今も結婚指輪やリメイクのジュエリーなどで、

じっくりと深いお付き合いをさせていただいていて、

こんな時ではあるけれど、

いや、

こんな時だからこそなのか、

オーダーメイドの声を本当にたくさんかけていただいて、

抱えきれないほどの感謝の気持ちと、みんなと一緒に今を生きようと、ゴールドのように硬くて柔軟で、眩く輝く意志を抱いている。

 

今までジュエリーを届けたみんなの中には農業されている方もたくさんいて、

そのことも今回のスッテプを踏むハードルをグッと下げてくれたのもあると思う。

 

朝起きて畑作業をして、

収穫した野菜で朝ごはんを作って、ジュエリー作りを始めよう。

 

今自分たちにできることを、ほんの小さなことでもいいのでピックアップしながら、毎日を新しく過ごしています。

 

こちらはしずくギャラリー。

ギャラリーは今クローズとさせていただいていますが、

ときどき訪れては庭の手入れをしたり、

花々をチェックしたりして、

やっぱりここ、大好きなのですよね。

人知れずのんびりと過ごしています。

 

満開のコデマリに今日も癒されたー。

 

島でもカフェやレストランのテイクアウトが主流になっていて、

この日は雪苔屋さんで求めたホールサイズのガトーショコラをおやつといたしました。

 

ホールサイズ買うとなんだか誕生日みたいでテンションが上がりますね。こんな動画も作りました。

 

あまりにも美味しくて二人で半分食べてしまった雪苔屋さんのガトーショコラ。

これはしっかり運動しなくっちゃ笑

作業場ではスクエアタイプのダイヤモンドとエメラルドを使って作るブレスレットとネックレスのデザインを。

わたくしも大好きなリメイクの作業が始まっています。

どんなジュエリーが生まれるのだろう。

インスタグラムのメッセージでデザインを送ったり、

リクエストを聞いて答えたり、

そんな時間も楽しくて、

メッセージの通知が入ると急いで開いてしまいます。

 

明日もまた畑があるし、ジュエリーがあるし、

ワクワクもしているけれど、まずは8時間睡眠をとろう。

いろいろと衝撃的なこと起こる日々ではありますが、しっかり寝ていきましょう。

また明日も、ここで!

 

 

snsもやってます

Kei Nakamura Jewellery の Instagram/ Facebook/ Twitter

ビワの季節が始まりました。

最終的には庭で果物を育てて、

朝起きたらお気に入りを千切って食べるんだ。

と島の友人RJが言ってたことを思い出した。

もうずいぶん前の話だ。

 

仕事の夢みたいなのをみんなで話していた時に彼が不意にそう呟いたんです。

幸せってもっと多様的だろ、と会話に一石を投じた感じだったように思う。

 

そして今、RJは自分たちの場所を得て、

時間を見つけてはそこの開拓を始めているとのこと。

 

ショートケーキのイチゴは後にとっておく方が楽しいんだよ、といつも人生をじっくりと嘘なしに歩んでいた彼らが、ついにその場所にたどり着いたのだと思うと、誇らしい気持ちに包まれた。なぜかわたしも、どうだ!といわんばかりに笑

 

まずは最初にどんなフルーツを育てるのだろう。

きっといいエリアを見つけてるに違いない。

ビワもいいと思うし、島名産のタンカンはもちろん、バナナだって魅力的だし、パッションフルーツなんかはどうだろう。。。

そんなことをわたしが気にしていることは、もちろん内緒にしています。

いいリズム。お二人と過ごした時間。結婚指輪デザイン作りの思い出。#屋久島でつくる結婚指輪

たっぷりとプラチナを使って作ったリングの内側は丸くカーブを描くように造形した。

こうすると、つけ心地がぐっと柔らかになる。

 

お二人の指輪はこのあと内側にオリジナルの彫刻を施すことになっているので、ラウンド具合は強すぎず、緩やかに、といったところだろうか。

長くつける結婚指輪だから、誰にも見えなくて自分自身に響くところを大切にしたいと思っている。

 

そしていよいよリングの造形は終盤となりました。

紙やすりを240番、400番、600番と少しずつ細かくしながら磨きをかけていき、精密ヤスリで表面の角を落として手触りをスムーズにした。

 

彼のリングをひとまず横に置いて、最後に彼女のリングを鉄の型にはめる。アウトラインにカーブを与えるべく力を込めて木槌で叩いた。

 

コン!コン!コン!

2.0mm wave and 4.0mm straight semi-round in platinum

 

つるりと磨き上がったリングを手に取ると、

一つのリングから2本のリングが生まれたように感じられました。

なんだかとっても似ているんです。

 

表面は緩やかな曲線を。

側面にはシャープな平面を。

シンプルな造形の中にぐっと響くものを感じることができるのはプラチナの持つ素材の力だと思う。

 

お二人とのデザイン作りではとっても印象に残ったことがあって。

彼と彼女とは去年の秋に南青山で開催された裕子さん個展会場で待ち合わせて、そのあとドトールのテラス席で指輪作りのお話をしたのですが、

その時わたしがお二人のために選んで並べてたサンプルの中から1本。

彼女がスッと手にとって、「わたしはこれで。」と言ってくれたんです。

えっ!早っ!と驚いたオレ。笑

なかなかそこまで決断早いケースは少ないので、興味が湧いて聞いてみる。

「いつもそうなんですか?」

「はい。いつもこんな感じです。」とこれもまた即答してくれて、爽快な気分になったのをよく覚えてる。

 

実はこの時並べたサンプルのチョイスは、彼が抱いてたお二人のイメージを前もって聞いていて、それを参考にセレクトした指輪だったことはここだけのお話。

 

なんだかいいリズム感じゃないか。

 

今となっては(ホント信じられないけれど)難しくなった、キュッと寄り添って丸いテーブルの上にサンプルリングを囲んでホットコーヒー飲んで過ごした時間も素敵な思い出です。

 

クローズアップで。

 

シャープだけど柔らかに。

というのがお二人の指輪に抱いたわたしのイメージです。

 

ここから次の装飾を加えていこう。

さらにもう一つの装飾を加えよう。

未来の指輪にワクワクしながら、ここで一旦時間を置いて、出来上がりはまた少し先のお話に。

お二人のオリジナルが出来上がるのを楽しみにしていてください。

 

最後に短い動画も置いておきます。

 

 

雨上がり、月見草の咲き始めたアトリエです。

みなさま、この週末はいかがお過ごしでしょうか?

 

「1週間でガラリと状況が変わってしまうこの頃ですね」

友人とはそんなメールをかわしながら、

今この瞬間の大切さを一層強く感じています。

 

どうか穏やかな日曜日となりますように。

こちら屋久島は昼から雨が降りそうなので、オレはしずくギャラリーのコデマリの花をチェックしに行ってみます。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

雨上がり屋久島サウス、お二人の結婚指輪作り。大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

雨上がり屋久島サウス、お二人の結婚指輪作り。大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

雨上がり。屋久島サウス。

新しい花が咲き始めました。

雨は降ったり止んだりだったので、

こんな時は焼きリンゴを作って、

ジュエリーを作って、

アトリエで一日を過ごすことにした。

 

焼きリンゴチャレンジは四日目。

今回は薄くスライスして耐熱皿に並べて、アルミホイルで蓋をしてオーブンに。

予熱なしの30分でジャストだった。

ウエット感、甘み、酸味、歯ごたえ、共に

この4日間で最高値をマークしたと手応えありましたことをここにご報告いたします。

 

素材の甘みってなんだかホッコリするのですよね。

体にも、心にも。

いろんな美味しさありますが、

能動的に感じに行く味覚って五感をいっぱい刺激してきます。

 

ジュエリー作りもそうで、

その造形はシンプルであればあるほどに、想いやそこから生まれたデザインのバイブレーションがダイレクトに伝わってくる。

 

お二人の結婚指輪作りもそう。

大切な想いが詰まっているからこそ、シンプルに表現をしよう。

そのようなテーマを抱いて今日もヤスリ握って手を動かしています。

いよいよこれから造形を施すことになったプラチナリング。

表面に細い罫書き線が入ってるのが見えますか?

角を少しずつ落として柔らかな曲線を作る工程で、

これがヤスリがけの大切なガイドラインになるのです。

まずは彼女のリングから。ガリガリ。

ここからはリングとわたしと鉄鋼ヤスリ1本だけ。

角度を変えて、力具合を変えて、黙々と造形を進める。

 

その作業の時々を動画に収めて短く編集してみたのがこちら。

なかなか工程が多くなるものですね。

 

 

 

作業は数時間続いて、

暗くなる頃、ようやくリングの表面に柔らかな曲線が現れた。

 

側面にしっかりと平面を残してあるのは、つけたときにすっきりシャープな印象が感じられるから。

表面の曲線がつくる優しげな印象との対比でお互いが際立つのは

チョコレートケーキのフランボワーズだったり、

魚のグリルとオレンジソースだったり、

肉野菜炒めに黒酢だったり、

相対するのテイストを組み合わせるのは

わたしの好物とするところであります。

2本のリングがお揃いの雰囲気を纏うように、

立て続けに彼のリングにも曲線を与えて、

今日の作業はここまで。

 

ありがとう。

お二人のこれからに希望を分けてもらいながら過ごした制作日だった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

制作編

繋がると強くなる。お二人のお揃い結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

繋がると強くなる。お二人のお揃い結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

今回の焼きリンゴはアルミホイルに包んだリンゴを鉄の重たい鍋に入れて、超弱火で40分、そして余熱で30分ほど熱を入れて作ってみた。

 

出来上がりはジュワッと水分を含んで柔らかくって、

フォークを入れると、ざくりと軽く切り分けることができた。

糖度もこれまでよりもグッと高く感じられて、

なかなかの満足さんだった、焼きリンゴチャレンジ3日目。

 

気になる所があるとすると、

芯を抜かずにそのまま蒸し焼きにしているので、

その周りに少しエグ味が残ってしまうことかも。

 

なので、次はスライスしたリンゴを耐熱皿に並べてオーブンで焼いてみることにしよう。

次なるテーマが浮かんだのは、

スイスの友人が再びメールで送ってくれた、本場の焼きリンゴ画像に学びを得たからでありました。

こちらは焼く前の状態。気持ちの良い大盛り具合ですね。

こんなケーキも。

こんなケーキも!

 

いつか時間ができたら、自分で育てた野菜や果物を使って、

こんな風に焼き菓子を作ってみたいなあと思ってるけど、

一体いつのことになるのやら。

 

そうそう、最近は庭の片隅に小さな畑を作り始めたのですよ。

こちらは夏には収穫できるはずなので、

日々の料理も楽しくなりそう。

インゲンを山盛り収穫して、玉ねぎのみじん切りと一緒にバターでざっと炒めて、塩胡椒して、ビールと一緒に食べたいなあ。。ゴクリ。

 

料理は波乗りを始めた18才の時、ほぼ同時に好きになったのですが、

写真を撮ることも、物作りをすることも、その時にセットで、ググッとのめり込みました。

(サーフィンで旅をすると、自分で料理を作って、昼は写真を撮って、夜は工作をして遊ぶかギーターを弾くかなので。)

 

それが何十年経った今でも全く同じことをして毎日を過ごしているなんて!

iphoneはもちろんなくて、オーストラリアから日本に公衆電話からテレホンカード使って電話してたりしましたが笑

どんなに社会のシステムが変わっても芯の部分はずっと同じなのだなあと思うと、なんだかホッとします。

 

これから一体何が起こるんだろうか、

最近はそんな日々が続いているけれど、

“好き!”な部分をしっかりと抱いて歩んでいけば、なんとかなるのではないだろうかとも思っている。

変わらずに変わっていこう。

 

 

さてさて、今日のジュエリー作りです。

 

彼は幅広に、彼女はすっきり細身のデザインで、

同じプラチナを使って、

同じアウトラインを造形するように、

お二人の結婚指輪を作っています。

昨日の作業でくるりと巻いたプラチナ素材にさらに酸素トーチで火をかけて、

その両端をつなぎ合わせてゆきました。

 

一本の線の状態だと、硬いことは堅いけれど、

グッと力を入れると曲がるのですが、

一旦リング状になると、不思議。

どれだけ力をかけても変形しにくくなるくらいに強くなるのです。

 

繋がると強くなる。

それってなんだか夫婦のようでもあります。

2.0mm and 4.0mm in platinum

 

彼のリンングに続いて、彼女のリングを。

同じように溶接作業を施して、

しっかりと丈夫なリングが2本出来上がった。

 

さあ、いよいよこれからデザイン作りです。

手を加えるたびに少しずつ、息吹を帯びてくる。

鉱物ではあるけれど、手を動かすうちに、まるで生き物と接しているように感じることもあるんです。

散歩中に拾ったセンダンの花。

見上げて探してみたけれど、どこについていたかはわからなかった。

日も随分長くなりましたね。

暑くなると、なぜか夕暮れ時がワクワクします。

 

明日もどうか穏やかな日となりますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

スイスから屋久島への手紙。今日の焼きリンゴチャレンジ。オーダーメイドで、手作業で結婚指輪をつくること。

 

snsもやってます

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