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もう一つの結婚結婚を屋久島で。春の光とシャンパンゴールドの指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

昼下がりの木漏れ日の中、春の光に溶けていきそうだったシャンパンゴールドの結婚指輪。

結婚指輪を1本だけお作りすること、そのようなことも時々あるのです。

3.5mm streamlined wave ring. handmade in 18k champagne gold

 

シャンパンゴールドでお作りしました。

柔らかにカーブしたアウトラインに流線型の切り込み模様を施した、わたしも大好きなwave ringです。

 

wave ring はいくつか作ってきたけれど、これはまた新しいデザイン!

 

「もう一つの結婚指輪を作りたいのです!」

彼がアトリエにお電話くれたのが指輪作りのきっかけだったのですが、

 

その時彼が伝えてくれたイメージと、わたしの思い描いたイメージと。

ミックスして出来上がった指輪が、これがとっても素敵で!

もう完全に魅了されてしまっているんです。

3.5mmとしっかり幅のボリュームなので、

手に取ると、たっぷりとシャンパンゴールドの重みを感じられて!

 

切り込み模様をリング全体に施したので、

印象はとても軽やか。

 

作業机のライトを強く当てると、

切り込み模様の角度によって、明るい部分、暗い部分にコントラストが現れました。

角度を変える度に新しくなる表情が楽しくて!

ついついくるくると回して遊ぶ。

 

これは、つけていても新しい発見があると思います。

なんだかワクワクしてしまいます。

 

あまりにも面白くて、とっさに作ってしまったストップモーション動画がこちら。

 

 

彼からお電話をいただいて、指輪作りが始まった頃はまだ真冬だったけど、

デザイン作りが終わって、島に春が訪れて、

制作を始める間はついに雨が多くなってきた。

 

春の小花も元気一杯の屋久島サウス。

新しい季節の始まりとともに進めた指輪作りだったなあ。。

 

 

1本の結婚指輪をつくること。

少しだけいつもと違った時間の中で、

海の向こうで彼女がつけている、もう1本のリングに思いを巡らせては、

大切なこと、大切な人について思いを巡らせていた。

 

ずっと前に結婚されていている彼だけれど、

このリングを手にして、

何か新しい心地に包まれるのかな?

いつか会うことがあれば聞いてみよう。

 

 

屋久島より、ご結婚おめでとうございます。(改めて、何度でも笑)

楽しい時間をありがとうございました!

昨日よりも明日が、

少しクリアに晴れ渡る

そんな未来が広がりますように。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドのご相談はこちらまで

hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

屋久島サウス、4月のシャンパンゴールド 結婚指輪作り! 滑らかに柔らかに。

屋久島サウス、4月のシャンパンゴールド 結婚指輪作り! 滑らかに柔らかに。

4月1日です。

雨のち晴れの屋久島サウスより、

今月もよろしくお願いします。

今日はアトリエから少し足を伸ばして長い散歩に出かけました。

道ばたでは新しい開花にも出会って、グッと癒された。

なんとなんと、ツユクサも咲いていたのですよ。

 

「ツツジが咲くともう雨の季節なんだ」

と地元の輝光おじさんに聞いていたけれど、

まさにそう。

島にもいよいよ雨の季節がやってきました。

 

県道を超えて、さらに20分ほど歩き、

たどり着いたのは地元の公民館であります。

 

ここの大きなきが好きなのですよね。

 

大きな木の下から空を見上げて、ゆっくりと深呼吸。

広々とした心持ちに包まれて、アトリエに戻ることに。

さあ、今日のジュエリー作りです。

手のしたのはシャンパンゴールドのリング。

幅3.5mmとしっかりボリュームのスタイルです。

 

これからこのリングに鉄鋼ヤスリを使って造形を加えることになり、

そのガイドラインとなる線を、リング表面にマジックで描いた。

 

かなり感覚的なラインではありますが、

彼とわたしの間でここまで数ヶ月かかって作り上げたデザインが頭の中にしっかりとあって、

どちらかというとそのイメージに従って手を動かしていくという印象かも。

 

最初に彼が送ってきてくれた、希望デザインを集めた画像を見たとき

「幅広ながらも柔らかで優しい雰囲気のデザインですね。」

そう感じて伝えたことをよく覚えてる。

ここからは鉄鋼ヤスリとシャンパンゴールドのリング、そしてわたし。

これ以上ないシンプルな設定で進めてゆく作業なので、

とことん没頭できるのが楽しくて。

造形と、その向こう側にある何かと、向かい合うことができる指輪作りにずっと夢中です。

 

ここまでは休まない。

一気にきました。

緩やかにカーブしたリングの表面にいくつかの波が打ち寄せるイメージ。

12o番の荒い紙やすりでざっと表面を整えて、アウトラインをチェックしています。

うん。ここからラストスパートだ。

 

滑らかに整えよう。

柔らかい感じに仕上げよう。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島でつくる結婚指輪 シャンパンゴールド、wave ring 制作動画編

何よりも大切な人。屋久島の雨の中、結婚指輪について考えていた。

今日の屋久島はしとしと雨降りでした。

ときおり庭に出てはしずくをチェックしては、

また作業机に向かって指輪を手に取る、

そんなリズム。

シャンパンゴールドのリングはリングの内側を丸く形成して、つけ心地を柔らかに。

アウトラインに柔らかなカーブを与えました。

やっぱり屋久島の雨は気持ちが良い。

片方の結婚指輪を作りながら、

今、海の向こうにある、もう片方の指輪を思い、

何よりも大切な人について考えていた。

 

制作編

もう一つの結婚指輪を作りに。シャンパンゴールド、屋久島、制作記

もう一つの結婚指輪を作りに。シャンパンゴールド、屋久島、制作記

いつもの同じ庭の中でも、

日々の移り変わりの中で、

小花たちはいつもダイナミックで新しい。

島の暮らしの中では、すごく大きなものから精巧な工芸品のようなものまで、多種多様なシダの葉に出会うことができる。

このシダは指輪にちょうど良くって、この花はブローチにしてみたい。

作家魂をくすぐるところが大いにある。

 

昼前の散歩道でシダの葉を拾って、太陽にかざして眺める。

木々の隙間から差し込む光が眩しくて、一瞬くらりとした。

これからが島の夏サイド入り口なのだと思う。

 

もう一つの結婚指輪、

シャンパンゴールドの指輪作りが始まった。

 

結婚指輪はもちろん、お二人揃ってでも、そして、お一人さまのためにでもお作りいたします。

 

どうしてもリニューアルしたくなったり、時には無くしてしまったり、サイズが合わなくなったり、などなど、1本のリングをお作りするケースが時々。

 

今、彼女がつけている指輪がシャンパンゴールドで、それとお揃いになるようにと、彼のリングを作っています。

 

ボリューム具合は前回もそうだった、彼の好きな幅広のスタイルにデザインしました。

新しくつくるリングでも、同じ素材、同じボリューム感でつくるので、お揃い感は間違いない。

大まかなスタイルを頭に入れておいて、あとはわたしのジュエリーをつくる。

出来上がる指輪は彼のイメージとわたしのイメージの合わさるところだ。

可能性もぐぐっと広がります。

分厚くて硬いシャンパンゴールドは火にかけると幾分柔らかになって、

それをグググっと丸めて、また火にかけて端と端を接続する。

鉄の芯金にリングを入れてコンコンコンと叩くと、少しずつ、きちんとした円形をかたちづくる。

 

ジュエリーを作り始めて、もう10数年以上もこの作業を続けてるっけ。

庭の花もそうだけど、同じ工程がつくるデザイン、つけてくれる人が変わると、毎日毎日が全然違っているように感じられて、

今日もまた、フレッシュな時間に包まれた。

リング幅3.5mm 、19.5号、シャンパンゴールド

 

今日はここまでにして、明日はリングに立体感を与えてゆこう。

少しずつ少しずつ。

これはカッコよくなりそうだなあ。。

桜のジュエリーをお届けしたら、

桜にちなんだケーキを送っていただいたので、

サクラフィナンシェとさくらんぼのアーモンドケーキで、

お家でお花見気分でした。

 

さあ。新しい1週間が始まりました。

皆さまはいかがお過ごしになりますか?

わたしはできるだけ家にいることになりそうなので、

久しぶりにプリンでも作るかとyou tubeをチェックして研究しているところです。

それと、いつかラテアートもやっていたいなあ。。

 

明日もまた、ここで会いましょう!

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

屋久島でのジュエリーアフターケアにつきまして。結婚指輪をもう一つ。しずくギャラリーからのお知らせです。

左側のネックレスが数ヶ月前に作ったもの。

右側のリングが8年ほど前に作ったもの。

 

種子島と大阪からお送りいただいたジュエリーの、

今日はお磨き直し会でした。

久しぶりのジュエリーに会うことができて、嬉しかった日。

 

ネックレスは金具部分が弱くなっていたので、

ろう付け作業を行い、接続を強く補強。

なかなかに黒っぽく変色してしまっていたリングをザッと紙やすりで磨いて、

ぴかり。ゴールドとシルバー本来の輝きを取り戻した。

 

「屋久島でのアフターケアの期間などはどうなっていますか?」

と、時々ご質問をいただきます。

 

「はい。ずっとやります。いつまでも僕が手作業で。」

なんとなくふわりとしておりますが、

いつもこのようにお答えすることが多いです。

 

できる限りの事は全て、必要な経費だけをいただいて、作業させていただこう。

今のところは決まりごとはあまり作らないスタイルで、

メンテナンスやお修理を承っております。

 

ジュエリー作りが終わっても、こうして時折コンタクトを取れるのは嬉しいものですから。

何かありましたら、

何もなくても笑

いつでもお気軽に声をかけてください。

 

いつもつけてくれてありがとう!

ここのところ雨の続く屋久島サウスです。

アトリエの窓の向こうには水墨画のような風景が広がって!

いよいよ雨の季節が始まるのだと、

気を構えながらも、少しワクワクしている自分も発見した。

祈りのように見える木蓮の花。

庭の木蓮がこれまでにないくらい満開なのは、

偶然にも今の気持ちをピタリと表していて、

ときおり窓の向こうを眺めては、

この世界の状況、情報をできるだけ広く深く収集しています。

 

日々状況の変化するこの頃ですが、みなさまいかがお過ごしですか?

とにかく元気に、ご家族健康でありましょう。

わたしは元気にやってます。

 

このような時にジュエリー作りさせていただけることに、

大切なご縁を感じながら、

ジュエリー作りや、オーダーメイドの会話や色々を進めています。

いつもの島のリズムです。

今日から新しいジュエリー作りも始まりました。

 

k18シャンパンゴールドの線を1本用意して、

結婚指輪をもう一つ!

彼が声をかけてくれた楽しい響きを感じながらの、

新章の始まりです。ワクワク。

 

最後に、しずくギャラリーからのお知らせです。

 

41日よりギャラリーの営業を予約制とし、

曜日にかかわらずお越しいただけるように営業スタイルを変更いたしました。

 

ジュエリーのご購入や結婚指輪のご相談、そして受け渡しなど、

しずくギャラリーは今までと変わらない場所でオープンいたしますので、

いつでもお気軽に声をかけてください。

もちろん、わたしが在廊いたしますし、

場所がわからないときは県道に出て手を振ります笑

 

そうそう、今シーズンは壁も白く塗りなおしてリフレッシュしたのですよ。

これからも変わらずよろしくお願いします。

 

ご連絡はこちらまで

hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

ケイナカムラジュエリーのsnsもやってます

Kei Nakamura Jewellery の Instagram/ Facebook/ Twitter

 

しずくギャラリー 営業日変更のお知らせ

【営業日変更のお知らせ】

当分の間ギャラリーの営業を予約制とさせていただきます。

絵画とジュエリーのご購入、結婚指輪のご相談につきましては、曜日にかかわらずギャラリーにお越しいただけるよう準備いたします。

オンラインでのご相談も承りますので下記メールまでご連絡いただけるようよろしくお願いします。

皆様の健康を心より願っています。

しずくギャラリー 中村圭 高田裕子

shizukugallery@gmail.com

屋久島から北海道へ。プラチナとシルバーで作りました、結婚指輪オーダーメイドのストーリー。

2.3mm round in silver, 1.3mm-2.0mm wave in platinum

 

屋久島から距離を超え、北海道へお届けする結婚指輪。

 

シルバーは軽やかに。プラチナの洗練と。

同じ白色系の金属を使って作りました。

 

スクエアシェイプ とラウンドシェイプ 、

それぞれの個性もあり、つながりも感じられて、

スッキリ細身のデザインにしたのが大正解!

 

結婚指輪を作るのに、少しデザイン違ってもオーケーでしょうか?

デザイン作りの時には、そんなご相談もいただいましたが、

みなさん少しずつ違ったデザインをお選びいただくことが多いことは意外と知られていないかも。

実は、このお互いの個性がとってもいいスパイスになるのです。

 

 

こちらは去年、11月の屋久島サウス

 

指輪作りを始めたのはまだ寒くなる前、秋の終わりのことでした。

そして冬の間続けたデザイン作り。

島に春一番が吹きました!とフェイスブックでメッセージを送ると

こちらはまだ吹雪です!

みたいな、日本の中でも距離を感じる会話があって楽しかったなあ。

 

iphoneでフェイスブックのメッセンジャーを開いて当時の会話を辿ってみると、スクロールがむっちゃ長くって!

サンプルリングを送ったり、磨き仕上げのことで悩んだり、

ともに分かち合った指輪作りの時間も大切な思い出となりました。

 

北海道と屋久島

大きさは違うけれど同じ島で、

日本の北の端と南の端

自然いっぱいで、

季節折々の植物に囲まれている風土を皆んなが愛しているところが似ているなあと、いつも思う。

 

遠くに暮らすお二人に少しでも近づくことができるかな。そう思って。

出来上がった指輪は海に持って行こうと決めていたのです。

春の海。屋久島サウス。

ビーチを歩き、お二人のリングを手に取る。

空と海、山々のブルー、グリーンがリングに写る。

きらきらひかる3月の光が海面に、リングに反射して眩しかった。

プラチナとシルバーも溶け合って、一つのように感じたお二人のリング。

 

細身ながらも上部にお使いいだだけるように、

素材選びや細部の採寸にはこだわりました。

昔ながらの手作業で、じっくりと作り上げた結婚指輪です。

 

シンプルなデザインなので、

小さな傷がついても味わいが深くなるだろう。

 

そして時々磨き直して、

またリフレッシュして、

なんだか人生のようでもありますね。

 

この小さなリングがこれから紡がれるお二人の大きな時間に寄り添うのだと思うと、グッと背筋が伸びる思いです。

大切な指輪をお任せいただいてありがとう。

 

そうそう、

海からの帰り道、レンゲ畑ができているのに出会ったのですよ。

咲き始めた春の花をお二人に。

ご結婚おめでとうございます。

楽しい指輪作りをありがとうございました!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドのご相談はこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

メンズリング制作編

2.3mm ラウンドシェイプ 、シルバーの結婚指輪 #動画編 #屋久島でつくる結婚指輪

レディースリング制作編

屋久島、花とジュエリーと。すっきり細身、スクエアシェイプ のプラチナリング

始まり編

屋久島から北海道のお二人に。島に訪れた春とともに結婚指輪を作り始めよう。

屋久島から北海道へ。 海を越えて、心を紡ぐように進めるお二人の結婚指輪作り。#メンズリング編

今日はここで泳いだ。

ビーチについた途端、気がつくと走り出して飛び込んでいた。

3月24日、昼下がりの屋久島サウス。

 

「あの雨の日が過ぎて、島は早くも夏の気配感じる暑さになりました。」

海から上がった後、つい先日しずくギャラリーに来てくれたお二人にはそんなメールも送りました。

 

暖かくなって、少しでも状況落ち着くこと願いつつ、
お互い、こころ穏やかに、そして静かに日々を過ごしましょう。

 

屋久島から北海道へ。

海を越えて、心を紡ぐように進めてきたお二人の結婚指輪作り。

昨日は彼女のリングが出来上がったところまで書きました。

屋久島、花とジュエリーと。すっきり細身、スクエアシェイプ のプラチナリング

今日から彼のリング作りを始めることに。

しっかりとボリュームのある金属は、彼の選んでくれたシルバーです。

まずは火を当てて柔らかに。

そして、ロラーという機械を通して、

パスタを伸ばすように、くるくるとシルバーを圧縮してゆきました。

 

幅2.4mm、厚み1.9mm

目指したのはリングの出来上がりイメージよりも一回り大きめの寸法です。

(造形作業を経て一回り小さく仕上がります。)

 

ここまでお二人と一緒に考えてきた、微妙なボリューム感が、このデザインが、

いよいよ実際のカタチになるのだと思うと、胸にグッと響いた。

くるりと鉄の芯金に巻いて、サイズはお目当の11.2号よりもほんの少し小さくなるように。(造形作業を経て一回り大きく仕上がります。)

 

そうだ、お二人のリングが出来上がったら、リングを持って海に出かけよう。

くるりと巻いたシルバーをリング状に造形していると、

そんなアイデアが浮かんできた。

 

海まで行くと、少しだけお二人に近づくことができるような気がした。

 

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

屋久島、花とジュエリーと。すっきり細身、スクエアシェイプ のプラチナリング

各種ゴールドやプラチナ、シダ模様にお花のリングを少し大きめのケースに並べて、海の向こう、三重県と宮城県に送ることに。

 

海を隔てての結婚指輪作りでは、こうしてサンプルリングをお届けして、

実際に手にとって試していただくことにしているのです。

 

リング気に入っていただけるかな?

と、ドキドキしながら、しずくギャラリーの庭で指輪を眺めてるとミツバチも集まってきた。

 

そして、こちらは大阪に。

 

今からお届けの準備をしますね、と電話で伝えると、

「こちらでもちょうど桜の開花始まったところです。

でも、今年はお花見に行けそうにないので、、

このネックレスを眺めて過ごせるのが嬉しい!」

と、彼女が言ってくれた。

 

「よかった!よかったです。」

と、オレ。

こんな時だからこそ、誰かに喜んでもらえるのが、やけに嬉しかった。

 

「じゃあ、ケーキも買ってお家で食べましょう。」

スッと肩の力が抜けてゆく。

「もちろんショートケーキですね。」

 

さてさて、アトリエです。

暖かな日、大波の日、雨の日、屋久島の季節の中で作り進めるお二人の結婚指輪。

今日は彼女のプラチナリングが出来上がりました。

1.2mm-1.8mm wave ring in platinum

 

スクエアシェイプ 、すっきり細身のアウトラインです。

屋久島の暮らしで、私が大好きな海のイメージから生まれた指輪には

“wave ring”と名前をつけました。

緩やかなライン。島のリズム。

 

プラチナは白色系だけど、グッと力強いコントラストを感じるところが心地よいのですよね。

 

ちょうどお天気も良かったので、

外の光の下でもみてみたい!

そう思いついて庭に指輪を持ち出してみた。

光いっぱいのなかでプラチナリングを手に取る。

木々の隙間から差し込む虹色の光がリングを通り抜けた。

手磨きでつるりと磨き上げた表面には島の緑が、夕暮れ時の空が写っている。

マットな質感なのに柔らかな光沢を感じるのは、その磨き仕上げのせいだろう。

キラキラが心地よくって、

木漏れ日の下、くるくると手の中で遊んでしまったプラチナリング。

 

きっと真っ白な雪景色もあるだろう。

お二人の暮らす北海道では、このリングはどんな世界を写すのだろう。

実はまだ訪れたことのない、北国のことを、ぼんやりと思った。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島ー北海道。海を越え、一つの気持ちを分かち合う結婚指輪作り 制作編