お二人の結婚指輪はミモザの葉っぱがモチーフになっていたからというのもあるけれど、指輪が出来上がった朝、リングを添えたミモザはキラキラと祝福に溢れていたように思う。
彼女のシャンパンゴールド、彼のプラチナ、蝉の鳴き声だったり、眩しい光も。雨上がりの屋久島。夏の朝に。
ミモザの木は婚約指輪作りのモチーフにと、アトリエの庭にミモザの木を植えてからもう9ヶ月!15cmくらいの苗だったのがもう1メートルほどになっている。これまでずっとおつきあいいただいてありがとう。
婚約指輪はミモザの花をモチーフにして。彼と一緒にプロポーズの日を目指してデザイン作りした日々も今となっては素敵な思い出だなあ。
プロポーズの日には、彼女の大好きな花を手渡すように。ミモザの花をモチーフにしてお作りしたエンゲージリングのお話 #屋久島でつくる結婚指輪
そして結婚指輪作りはお二人とともに、チームは三人になった。小さなリングではあるけれど、お二人の大切な想いや屋久島の季節を共有しながら歩む。新しい何かに出会えるオーダーメイドの時間はいつも楽しい。
シャンパンゴールドとプラチナ 、八角形のフォルムを纏ったお揃いの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド
婚約指輪作りを始める一番最初に、「ミモザには大切な想いがあるのです」と彼が伝えてくれた。シンプルだけど、他にはないお二人だけのデザインになればいいと。
「婚約指輪は花をかたどって、結婚指輪には葉っぱ模様を刻み込みましょう!」とすぐに閃いてワクワクしたのをよく覚えている。
いよいよ三つのリングが揃って一つになって指輪作りはひと段落だけれど、これからがまた新しい始まりなのだなあとフレッシュな気持ちに包まれながら、出来上がった結婚指輪の細部をあと少し辿っていこうと思う。
ミモザの葉っぱはオリジナルの模様をデザインしてリングの内側に。つけている時には見えないのだけど、内側に施す装飾はにはどこか約束のような、心に響く感覚がある。
端正にバランスが取れいる八角形の佇まいにどこか有機的な親密さを感じるのはなぜだろう。ハチミツも大好きだし。これはまた作りたくなる予感!
そっと葉っぱの上に置いてみる。プラチナとシャンパンゴールドが朝の光を浴びて柔らかな輝きを放っている。全く同じデザインではあるけれど、彼女のリングは彼のリングにすっぽりと隠れてしまうほどに大きさが違う。出会うことって素敵だなと思う。
外側はシャープな造形で、内側は丸く柔らかく。しっかりとした幅広のデザインを、つけ心地軽やかにお使いいただけるように、手作業でじっくりと作り上げました。
ずっとお二人の暮らしに添うリングとなりますように。
そしてまたいつの日か、お二人と再会できる日がやってきますように。
ご結婚おめでとうございます!楽しい指輪作りをありがとうございました。
屋久島でつくる結婚指輪
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