屋久島サウスのアトリエです。島に暮らして良かったのは、庭先で旬の花に出会えるようになったこと。紫陽花はずっと前から見ていたけれど、屋久島の季節や大地との繋がりを感じられて、なんだか安心する。
もう一つ大切なことは人との繋がり。結婚指輪を作るために屋久島まで来てくれる方々との出会いは胸の奥の方で宝物のように輝き続けている。
そういえば、お二人と始めてお会いしたのは屋久島サウスのビーチで、お二人は海から上がったばかりのウエットスーツ姿だったなあ。一緒に過ごした屋久島の時間もキュッと詰め込むように、今お二人の結婚指輪を作っている。
さて、アトリエではプラチナリングの造形を。お仕事で旅することの多い彼のリングはしっかりと頑丈に作ろうと思っていた。(最近は北海道でソメイヨシノ咲いてますと連絡いただいたりした。屋久島は梅雨なのに!)
プラチナリングの幅は2.5mm 1本の鉄鋼ヤスリを片手に表面を柔らかにラウンドさせてゆく。
集められて生成、そしてまた次の素材へと繋がっていくプラチナ片。
彼女のリングとお揃いになるよう造形に集中する。デザイン作りでは、お互いの“好き”を合わせてみたり、時には譲り合ったりもして、お二人のリズムというか呼吸感が印象的だったなあ。
そして、屋久島サウスはアラスカドーナツさんのドーナツでふわり。指輪もそうだけど、丸いものって縁起の良いイメージがありますよね。皆さまもどうぞ素敵な、美味しい一週間を。楽しい指輪作りはまだまだ続きます。
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