夕暮れ時の海。
眩しかったシャンパンゴールドの煌めき。
響き合う波の音。
お二人とご一緒した結婚指輪作りの日々に、ありがとう。
作業机に向かい、シャンパンゴールドを手にすると、いつも優しい気持ちに包まれました。
屋久島は28年前にお二人が新婚旅行で訪れた場所です。
今は遠い地ではありますが、素敵なご縁に恵まれ、大切な結婚指輪をお作りすることができました。
偶然のようで、どこか必然を感じる、この出会いのなのかもしれません。
屋久島と見えない糸のようなもので紡がれてきたお二人の時間に、想いを巡らせながら。
浜辺に打ち上げられた珊瑚に、そっとリングを寄り添わせてみる。
沈みかけた夕日が優しい光を投げかけています。
それをリングが受け止め、オレンジ色の光をきらりと放つ。
その情景があまりにも自然で、まるで二本のリングがこの場所で、ずっと出会うのを待っていたかのように見えました。
リング幅はお揃いの2.3mm。
彼のリングは均一幅で安定感を持たせ、彼女のリングには細くなる部分を設け、繊細なイメージに仕上げています。
冷たいはずの金属に、小さく灯るような温もりを感じられたのは、シャンパンゴールドの色彩と、緩やかなカーブを与えたフォルムの力だと思うのです。
お二人にとって大切な場所で生まれるものだから、
島のリズムと響き合うような指輪を作りたかった。
11月のサンセットが大好きです。
お二人にも、いつかこの島でお会いできると嬉しく思います。
シンプルで、特別で、時間とともに新しくなっていくような。
お二人と大切な想い共有できた、幸せな指輪作りだったように思います。
日々の暮らしの中で、ずっと長くご愛用いただけますように。
ほんと、シャンパンゴールドは黄昏の光のようでもありますね。
ご結婚記念日おめでとうございます!
屋久島の祝福をお二人に。
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