冷たい天気雨が降って窓の向こうに虹が見えるようになったら、冬が近づいてきた合図です。庭先では山茶花にツワブキの花も咲き始めました。
冷たい天気雨が降って窓の向こうに虹が見えるようになったら、冬が近づいてきた合図です。庭先では山茶花にツワブキの花も咲き始めました。
島に暮らしていると海の情景が一番身近だったりする。水の色が深く暗くなって、光が強調されるようになると冬がやってくる合図だ。朝一番にいつものビーチで波に乗ったけど、水もずいぶんと冷たくなってきた!
屋久島の秋から冬へ、季節の移ろいに心を傾けながら、お二人の結婚指輪を作っている。
ゴールドとプラチナを組み合わせて作るお二人の結婚指輪は水平線がモチーフになっているので、朝の海も良いリズムだったなあ。心地よい波の余韻に包まれながら、今日は大切な仕上げの作業を。いよいよこれでリングの造形作業もひと段落となる。
ゴールドとプラチナが作る境界線。リングはキュッと小さい、でも二つの金属が出会って生まれたラインに果てしない力強さを感じながら。
毎日つけていただく結婚指輪だから、つけ心地や肌触りを大切にしていたい。見えない内側の部分をラウンドさせて柔らかにしよう。
いよいよお二人がリングを手にとってくれる日が近づいてきた。結婚という大切な節目に指輪作りを介して長くご一緒できるオーダーメイドの作業はいつも楽しい。幸せな気持ちに溢れている。
リングが届いてすぐに、なんとお仕事で海外に渡ることになっているお二人の新しい日々を思いながら、完成に向けて細やかなタッチを繰り返している。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
屋久島サウスのアトリエです。お二人に結婚指輪をお届けする頃には、きっとアトリエの山茶花もいっぱいになっているだろう。作業の始まる前に、庭先で大きく深呼吸をして。
お揃いの素材、お揃いデザインを選んでくれたお二人だけど、微妙な寸法を変えて繊細さや強度を調整しながら作っている。彼のリングを造形してホッと一息のところまでは書きました。
彼女のリングは一回りリング幅を細くして、つけ心地軽やかになるように厚みをほんの少し抑えて作るのが今日の大切なところ。作業の手をゆっくりと、そして確かに進め続けてゆく。
同じだけれど少し違っている。でも少し違っているからこそつけたときに同じに感じることができる。
波と浜辺のような、海と夕焼け空のような、二つの金属が作り出す境界線に力強さを感じながら。
海からの帰り道。
鳥の羽ばたき待ちからの、アトリエに。なんとも昔話みたいな屋久島リズムが今日も流れている。
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なんだか急に寒くなってきた、冬の花も元気に咲き始めている屋久島サウスです。山茶花にツワブキに、ポンカンもタンカンも!寒い季節を色鮮やかに飾ってくれるのが屋久島流。フリースを着込んでぽかぽか暖かな島の冬に心を躍らせながら。
アトリエでもプラチナとゴールドの輝きに包まれていてうっとり。屋久島から大阪のお二人にお届けする結婚指輪はコンビネーションのデザインで作っている。緩やかな波のリズム。
プラチナとゴールドはその接地面に若干融点の低い金属を流し込んでつなぎ合わせてある。大きな火を当てて高温下で行う作業だ。昔ながらの手作業はいつも心穏やかにしてくれるのはなぜだろう。
二つの金属をつなぎ合わせたリングを境界線に沿って鉄鋼ヤスリで削り出して、240番400番600番800番と紙やすりで磨き上げると浮き上がった緩やかなラインを愛おしく眺めている。お二人と一緒に作ったイメージが形になりつつある。
「プラチナとゴールドの違いがわかりやすい感じが好みです!」と伝えてくれたお二人。
「では、境界線に沿って切り込み模様を入れて、繋がっているけれど、それぞれであるように作りましょう。」
思いだったり直感から生まれるデザインが好きだ。
角度によって変化する表情がたのしくて、ついついリングをくるくると遊んでしまいつつ。
さて、これから彼女のリング作りを始めることにしよう。気がつくと折り返し地点を過ぎてしまったお二人の結婚指輪作りをなんとなく名残惜しくも感じている自分がいる。
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