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ピンクゴールド、屋久島の響き、お二人の結婚指輪を作り始める日に #屋久島でつくる結婚指輪

お二人の結婚指輪を作り始めるその前に島の西側まで車を走らせた。

いつだって気持ちを真っ白にできるので、海と山に囲まれた屋久島での暮らしは助かる。

 

クワズイモに囲まれた海まで続く道を歩く。

だれも通っていなかったのだろう。道はかなり細くてワイルドだった。

潮の香りがどんどん濃くなってくる。

ふと立ち止まるとそこにハマユウが咲いていることに気がつく。

誰もいない平日の午後。

心の中が徐々に安らいで平らになっていくのを感じ取ることができた。

ありがとう。屋久島

 

持ってきていたピンクゴールドをそっと手に取って眺めてみる。

ピンクゴールドは夏の光を受けて鏡のように反射する。

その輝きが眩しくて思わず目を細める。

 

海までたどり着くと干潮になって浅くなったサンゴ礁の上を長い時間をかけてゆっくりと歩いた。

山からの緩やかな風が吹いている。湿度も潮の香りもすごい。

鳥だったり蝉たちの音、波の音もざわめいているはずなのにとても静かに感じられるのが不思議に思えた。

 

ふと水際に目をやるとぽつりぽつりと雨の滴が水面を打つのがわかった。空を見上げると分厚く暗い雲が近づいてきている。

台風が近づいてきているのだ。もしかすると雨は当分降り続くのかもしれない。

 

濃密なジュエリー作りになりそうだ。胸のずっと奥のほうが弾んでいる。

屋久島の神秘だなと思う。ついさっきまでとは別の自分がいることに気がついた。

 

屋久島の響きを感じながら作業机に向かっている。今日も爽やかな晩夏の風が吹いている。

この癒しのようなものも結婚指輪とともに分かち合うことができると嬉しい。

海の向こうに暮らすお二人にありがとう。

 

さぁ、始まりの合図です。一緒に歩んでいきましょう。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com

tel: 0997-47-3547

3.0mm and 2.3mm round in silver 🌿 #屋久島でつくる結婚指輪

material: silver
size: 2.3mm and 3.0mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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シンプルな結婚指輪だからこそ大切にしたいことがありました。オーダーメイドでお届けするお二人だけのシルバーリング #屋久島でつくる結婚指輪

シンプルな結婚指輪だからこそ大切にしたいことがありました。オーダーメイドでお届けするお二人だけのシルバーリング #屋久島でつくる結婚指輪

お二人にお届けする結婚指輪を眺めているとき、

庭先に突然のスコールが降り注ぎました。

それはまるで祝福の紙吹雪のように二つのリングに華やぎを添えてくれました。

ポツリポツリ、柔らかな屋久島の音にも癒されました。

 

 

台風もやってきたし、お二人とは熱帯のムードを共有できた。

沖縄と屋久島を紡ぐ結婚指輪作りを愛おしく思いながら。

シンプルなシルバーリングが世界に一つの結婚指輪になる物語 #屋久島でつくる結婚指輪

 

机に向かって作業をするのは短いかもしれないけれど、

オーダーメイドのジュエリー作りでは

ジュエリーに出会ってから今までだったり、お届けしてからの時間は本当にたくさんあったりします。

 

この季節は台風がやってくるし、スコールも凄いし、それでも島の暮らしにはずっと魅せられていて、同じ南の島に暮らすお二人とは熱帯のリズムで繋がっているのだろうな。

海を隔ててはいるけれど、大切な気持ちを分かち合うことができる仲間がいるような気がして嬉しくなるのです。

 

いつもありがとう。そしてこれからもよろしく。

 

 

 屋久島の雨に包まれたアトリエより。

 

シンプルな結婚指輪だからこそ大切にしたいことがありました。

 

リングの内側には、お二人が字体を選んでバランスを相談してデザインした文字を刻みました。

 

お二人の想いが寄り添うと、

シルバーリングは世界に一つだけのものになる。

そのような瞬間にご一緒できて幸せでした。

 

お名前と日付も、シダ模様も。

表には見えないものかもしれないけれど、胸の奥の方にグッと響くものがあるのです。

 

 彼の3.0mm幅 彼女の2.3mm幅

シンプルなラウンドシェイプのリングです。

 

シルバーに漂う軽やかな輝きにわたしもずっと夢中です。

雨上がりの光を受けてとても爽やかに見えました。

 

柔らかな手触りと力強さと。

南の島でのアクティブな日々の中でご安心してお使いいただけるように、

いつもよりもほんの少しボリュームを持たせて仕上げました。

 

新しい時を刻み始めたお二人の暮らしにずっと寄り添ってくれますように。

 

雨が上がって太陽の強い日差しが降り注いで、空を見上げると虹を見ることができました。

それはまるで夢を見ていたような、ほんの束の間の素敵な出来事でした。

 

お天気だったり木々や空に願う、というのもアイランドスタイルなのでしょうか。

お二人の幸せを思わずにはいられませんでした。

 

いつか屋久島にもいらしてくださいね。

ご結婚おめでとうございます。

楽しい指輪作りをありがとうございました!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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時間の指輪、永遠の輝き。ピンクゴールドでご結婚10周年のリングを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島サウスのアトリエです。

ピンクゴールで華やかに、祝福のフィーリングに包まれてご結婚10周年の指輪を作っている。

刻まれた時はかけがえなく、あたたかな輝きに包まれている。

 

 

じっくりといこう。

時間の美しさを感じながら作業机に向かっていると幸せになれる。

ピンクゴールドの癒し、夕焼けに染まる雲のように #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、リングのベースはうまく出来上がった。

窓の向こうでは雨が激しく降ったり止んだりを繰り返していた。

とても美しい夏の一日だった。

 

空には夏の雲と秋の雲を同時に見ることができる。それらはまるで手と手を取り合って山々を覆い尽くしているようだった。

 

ほんの10分ほどだったり、長くても30分くらいだろうか。雨は照りつける太陽を構うことなく思い切りよく降って雨雲と共に去っていく。その後に残された世界を眺めるのがいつもの楽しみになっている。

そしてまた作業机に向かいジュエリーを作る、もう慣れてしまったけれど島独特のリズムなのかもしれない。

 

リングは紙やすりを使ってその表層をなめらなに磨き上げた。

紙やすりは荒い目のものから細かい目のものに徐々に持ち替えながら、リング一周のバランスと中心軸からの対称が整うように何度もタッチを繰り返した。

 

ピンクゴールドはやがて柔らかな光沢を帯び、わたしたちが共に抱いた指輪のイメージに近づいてゆく。

その様子を目の前にできて嬉しかった。

 

リングの表面にはピンク色のダイヤモンドをセットすることになっているのだけど、これもまた楽しみの一つだ。

ルーペを手にしていくつかのダイヤをリングに添えて雰囲気をチェックする。

リングに対して収まりの良いサイズのダイヤモンドを選ぶためである。

ダイヤモンドは1.2mmほどとかなり小さいために、ピンセットを片手に息を止めてそっと作業をしなければならなかった。

 

また少し雨が降ったようだ。

ダイヤモンドみたいだった雨上がりのしずく。

 

白とオレンジ色をしたツマベニチョウは秋近くになるとよく出会うような。

今年も来てくれてありがとう。

 

日暮れ前に庭先に出てみるとなんだか少し涼しく感じられて驚いた。

すごい勢いのスコールが何度も降って、きっと一日を全部洗い流してしまったのかも。

空はゾクっとするほどにクリアで鮮やかだった。

 

今日にありがとう。

 

ひと時ひと時を大切に味わいたい。季節が移ろうその瞬間を細やかに区切るように。

そうするとやがて時は永遠に近づくのでは無いだろうか。

そこに出会うことができる輝きを、小さなピンクゴールドのリングを手にしながら思い描いている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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