material: platinum
size:1.5mm 1.8mm
Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.
こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
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海で出会ったゆらめきと煌めきと。
憧れはいつも自然の中にありました。
この癒しのフィーリングを洗練されたジュエリーとして纏うことができると素敵だな、と思ったのがモノづくりのきっかけだったのをよく覚えています。
その気持ちは今もずっと変わっていなくて、いつも制作の力になってくれているような気がします。
金属の持つ柔らかさと宝飾の洗練と。
そのシーソーのようなバランスになんとも言えない魅力を感じてしまうのは、
もしかするとお二人も一緒なのかなと想像してしまうのです。
叩き模様を施しておおらかな雰囲気を纏ったリングには、その側面と内側に端正な平面と均一な曲面を与えます。
こうするとリングはすっきりとシャープな印象を纏い、つけ心地柔らかく親密になってくれる。
少しずつリングが雅やかになる様子を目の前にできるのは、なんだか育ての親のようで微笑ましくも頼もしくあるものです。
お二人の暮らしに寄り添うリングになると嬉しい。
ピンクゴールド×鎚目模様 とても素敵でした。
おしゃれな雰囲気はもちろんそうなのだけど、
その奥に確かな重みのようなものを感じ取ることができるのは、
お二人が想い描いた彩なのだろうか、あるいはピンクゴールドに与えられた自然の神秘なのだろうか。
思えば春に始まったお二人との結婚指輪作りです。
あれから梅雨を越え、夏をも越えようとしています。
いよいよ作業も終盤へと差し掛かったのだなと、しみじみ。
それでも海の水はまだあたたかい。
これまでお二人とご一緒した指輪作りの色々を思いながら9月の水面を眺めている。
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制作編
屋久島サウスのアトリエです。
端正なスクエアシェイプとなったピンクゴールドのリングには、金槌でその表面を打ち付けて表情を与えていく。
力一杯、一打ずつ、リズムを持って。
色濃くなる空、冷たい雨、
秋の気配がピンクゴールドの結婚指輪作りを盛り上げてくれています。ここまではとても静かだった。
リクエストをいただいて始まるジュエリーのオーダーメイドはチャレンジングな制作となることが多い。
例えると、自分で好きな食材を買い揃えて料理をすると言うよりかはむしろ、冷蔵庫を開けてそこにあるもので最高の味わいを作り続ける感じに似ているかもしれない。
作業机に向かう日々はいつも新しい試みではあるけれど、その負荷のようなものが今はとてもありがたく感じていたりもする。
一人では到達することのできない景色を眺めることができるからだ。
デザインもそうだし、技術的なアプローチもそう、必要から生まれるものはいつも美しい。
ピンクゴールドにはこれまでなぜか叩き模様を施すことは少なかったのだけれど、お二人にはとても素晴らしいチャンスをいただいたと思う。
時間にするとほんの短い間になる。
けれども、お二人とこれまでご一緒した日々が凝縮される大切な工程だ。
間違いなく世界に一つだけとなるだろう。
オリジナルの模様作りはさていかに。
金槌は大先輩から譲り受けた。時は道具と共に受け継がれゆく。
長い歴史の延長線上で刻み込む一打一打はまるで今そのもののようだなと思う。
リングの表面は12時の位置を叩き、そして反対側の6時の位置を叩く、そして次は3時と9時。リング全体に均一に力がかかるように注意をしなければならない。
それでも生まれる歪みは側面から圧力を加えて整えていく。
端正なスクエアシェイプに磨き上げられたピンクゴールドはここで大きく変容を遂げた。
まるで一度消えてしまった虹がより鮮やかな色彩を持って蘇生をするように。
生まれたテクスチャーはやっぱり太陽の光の下で眺めたい!と思って庭先に。
ハイビスカスの下で手にしたピンクゴールドの輝きは、まるで今までずっとここで出会うことを待っていたようにも感じられた不思議。
同じではあるけれど、同じではない。
二つではあるけれど、一つである。
出会うことって素晴らしいな、と思う。
感動をありがとう!
お二人とご一緒する楽しい指輪作りはまだまだ続きます。
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ピンクゴールドの淡いオレンジは夕焼けに染まる雲の色に似ているかもしれない。
燃えるようでいて、でもとても優しく感じられる、自然の神秘がそこにはあるように思う。
ピンクというと可憐で女性的な印象があるかもしれないけれど、
なんとなく母性をも感じさせるフィーリングは、確かに。
作業机に向かい手にしているだけで癒される、ピンクゴールドにわたしもずっと夢中なのである。
お二人の結婚指輪は炎の中で繋ぎ合わせ、コンコンと木槌で叩いて丸くした後、じっくりと時間をかけてその表面を磨き上げた。
最初は鉄鋼やすりから、そして紙やすりへと、徐々にやすりの目を細やかにしながらリングの表面を側面をそして内側も、丁寧に掃除をするようにタッチを施していく。
やがて手の中に端正なフォルムが現れる。
そこにはほのかに灯る温度のようなものをのを感じ取ることができた。
シンプルですっきりとしたスクエアシェイプのリングである。
窓際の光の下で二つのリングを眺めてみる。
美しく仕上がったなあと、我ながらうっとりしてしまう。
けれどもここはまだスタート地点に過ぎないことを知っている。
気がつくともう夕暮れ時を過ぎていて、夜は昼を覆い尽くそうとしている。
窓の向こうに目をやると空にはオレンジ色に燃える大きな雲を見ることができた。
そうだ、明日もきっとよくなる。
みなさま素敵な週末を。まだまだ暑い日が続くようなので、お天気が良い日にはアイスコーヒーが楽しいかもしれません。
夏休みが終わってほっと一息するのも素敵かもしれません。
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ざあざあと本格的な雨が降ったのはホント久しぶりのような。
水に包まれているようなフィーリングに癒されながら、お二人に届ける結婚指輪を作っている。
お二人とは海を越えてサンプルリングをお届けしたり、たくさんのメールを交わしてデザインを作ってきた。
サイズの微調整も細やかにお付き合いいただいてありがとうございました!
これまで一緒に紡いできた結婚指輪のイメージがいよいよ形になるのが嬉しい。
そういえば今日から新学期なのか。雨は少し冷たくなったけれどまだまだ暑い、台風は島の周りで賑やかだ。
熱帯の屋久島サウスより、9月もよろしくお願いします。
さて、アトリエです。
コンコンコン。
ピンクゴールドはとても硬い金属なので、しっかりと強い力を入れて造形作業を進めなければならない。
叩いては曲げて、バーナーの火にかけて柔らかくしてまた叩く。
昔からずっと変わらないシンプルな作業を何度も繰り返す。
少しずつではあるけれどリングが形作られてゆくのが嬉しい。
くるりと丸くなったピンクゴールド。
ここまでくると準備は整ったかなと、ほっと一息できる。
そしてこの先の工程を考えて背筋が伸びる。
素材も形もぴたりと同じで、それでも彼と彼女の身体や心持ちに合わせると、少しずつの変化が生まれて出来上がったデザインだ。
とても小さなリングではあるけれど、そこにはお二人の想いが広がっている。
それはまるで今という時間に咲いた美しい花のようでもあるな、と思う。
一度きりの道のりである。
一歩一歩じっくりと、指輪作りの時間を味わっていこう。
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