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若葉の指輪。屋久島で紡がれる、ひとつの結婚指輪の物語 #屋久島でつくる結婚指輪

おふたりの結婚指輪は屋久島で出会った緑のイメージで。

イエローゴールドに、一粒のダイヤモンドを添えてお仕立てしました。

小さな森の中で眺めると、そこに芽生えた柔らかな若葉のように見えました。

 

ゴールドの若葉は、実物と同じくらいの大きさです。

植物の柔らかな手触りを金属に映し出すように、表面には細やかな凸凹のテクスチャーをつけて仕上げました。

 

今回は、結婚指輪ということで、リング部分にはしっかりとしたボリュームを持たせてあるのがわかりますでしょうか。

見た目の軽やかさよりもずっと、確かな手触りが伝わってきます。

 

昔ながらの手作業で、じっくりと作り進めてきたリングです。

 

指輪作りの始まりに、彼が送ってくれた写真を見て、驚いたのをよく覚えています。

彼女がシダの若葉を、リングのように指に添えていて、それがわたしのつくるジュエリーによく似ていたのです。

あるいは、そのものと言ってもいいくらいに、そっくりでした。

 

草葉を摘んで身に纏うように。

それは、わたしたちが幼い頃から抱く、永遠の想いなのかもしれません。

その深い部分に漂う純粋さのようなものに触れさせてくれるのも、屋久島の森が与えてくれる神秘のひとつのように思います。

 

これまでは、小さなダイヤモンドを散りばめることが多かったのですが、

特別な記念のジュエリーとなるように、おふたりと相談を重ねて、大粒のダイヤをセットすることにしました。

ワクワクした気持ちで、わたしのコレクションの中から、美しい一粒を選んだのは、今でも心に残る素敵な思い出です。

 

オーダーメイドのジュエリー作りでは、もちろん、形のある指輪をお届けするわけなのですが、

その奥には、形を持たない何かを分かち合うような、かけがえのない時間が流れています。

デザイン作りの途中には、なんと、嬉しいご出産のご報告もいただきました!

 

おめでとうございます!

幸せなジュエリー作りを、本当にありがとう。

 

おふたりには、いつの日かお会いできるかもしれない。

なんだかそんな予感もしています。

屋久島で紡がれたこの素敵なご縁に、感謝の気持ちに満たされながら。

 

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

ありがとう。オーダーメイドの結婚指輪が育まれるとき #屋久島でつくる結婚指輪

祝福の海と結婚指輪。シャンパンゴールドが響き合うとき。#屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れ時、満ちゆく光のなかで眺めたおふたりの結婚指輪。

シャンパンゴールドが響き合うとき。

 

いつものビーチで、

静かなる波のリズムに包まれて。

 

 

シャンパンゴールド、海と花。

大きな虹にも出会いました。

夏の余韻と、新しい季節が運んできた、深く鮮やかな色彩に包まれた結婚指輪づくりでした。

リングをつくり終えた夕暮れ時に #屋久島でつくる結婚指輪

 

窓の向こうに水平線を眺めたり、裸足で波打ち際を歩いたり、

この島では、海とともにある時間が、何気なく流れていて、

海風や潮の香り、波の音のようなものは、いつしか暮らしの一部分になり、

自然とジュエリーのモチーフになったように思います。

 

遠く離れた場所ではあるけれど、海のそばで暮らすおふたりとは、どこか近い気持ちで繋がっているのかもしれません。

 

シャンパンゴールドでお仕立てした、シンプルなリングです。

その中に、海で出会った大切なフィーリングを、象徴的に込めました。

 

ビーチに腰を下ろし、夕陽を眺めていると、

ふと、流れ着いた小さなサンゴに目が留まりました。

 

沈みゆく太陽の光を斜めに受け止めて、波打ち際は、やわらかなオレンジ色の光に包まれています。

そのサンゴの上で、リングをそっと重ね合わせてみる。

シャンパンゴールドの輝きが、とても穏やかで、気品に満ちています。

 

緩やかなカーブを描くように削り出したフォルムが、強い西陽を受けて、互いにそっくりの陰影をつくり出していました。

 

その静謐な佇まいは、あまりにも海の情景に溶け込んでいて、

まるでずっとここで、わたしたちを待っていてくれたようにも見えました。

 

波打ち際を歩いていると、水はまだずいぶんとあたたかい。

けれど、風にはほんの少しだけ、冷たさが混じるようになりました。

 

1.8mmと2.3mm幅。

繊細で軽やかなフォルムなのに、手の中には確かな重みが伝わってきます。

それは、はるか昔から広く愛され続けてきた、ゴールドならではの魅力なのだと思います。

 

これから長い時間をかけて、どのような物語が紡がれてゆくのだろう。

おふたりの未来を想うと、胸が高鳴りました。

 

思えば、初めてお便りをいただいたのが、7月の初めだったから、この夏をいっぱいかけて、ご一緒した指輪作りでしたね。

 

あるいは、もっと前にジュエリーを見ていただいていた時から、この旅はすでに始まっていたのかもしれません。

 

これまでずっと、ありがとう。

島のリズムで進む、ゆっくりとしたジュエリー作りを、いつも温かく見守ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

屋久島から、ご結婚おめでとうございます。

新しい季節が運んでくれた、芳醇な色彩に包まれながら。

その喜びと祝福を、おふたりに。

 

 

ナノハナの指輪、ナノハナ模様の指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k pink gold, platinum, diamond, silver
size: square 2.5mm, 5.0mmflowers, 1.5mm diamonds

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

満ちゆく癒し。ピンクゴールドとシルバーで紡いだ、菜の花の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

やわらかなひかり。屋久島からお届けする、ナノハナのネックレス #屋久島でつくる結婚指輪

ナノハナのネックレス 18k yellwo gold, diamond

黄色いひかり。春風にゆられ、夢のように煌めく菜の花。

そのひとひらをすくい取るように、小さなネックレスをお仕立てしました。

 

目の前に広がる、いきいきとした響きに包まれると、心がやわらかな希望で満たされるのを感じます。

 

イエローゴールドでかたどったペンダントトップは約7mm。

とても繊細なスタイルです。

その中央に、一粒のダイヤモンドをセットしました。

 

透明感のある菜の花の印象には、イエローゴールドとダイヤモンドが本当によく似合います。

メンテナンスフリーの素材ですので、お守りのように、ずっと身につけていただけるのも嬉しいところです。

 

涼しくなり、過ごしやすくなってきたこの頃。

秋のシックな装いに。

大切な想いを、そっと胸に寄せるように。

何気ない、いつもの一日にも。

このネックレスをたくさんご愛用いただけましたら、とても嬉しく思います。

 

秋の風がそよぎはじめ、

シロツメクサがたくさん顔を出してきたアトリエより。

 

幸せなジュエリー作りをご一緒いただき、ありがとうございました。

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

braided ring in platinum and 18k yellow gold, with emerald and sapphire 屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k yellow gold, platinum, emerald, sapphire
size: about 4.5mm

Delivery time is within 3 months.
Made by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

A Journey of Rings, Water and Greenery, The Braided Ring #YakushimaWeddingRingsStories