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屋久島から皆さまへ、オーダーメイドでジュエリーをお届けしています。 #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島のアトリエから皆さまへ。

 

Kei Nakamura Jewellery では、ひとつひとつオーダーメイドでジュエリーをお仕立てしているため、

お届けまでに少しお時間を頂戴しておりますが、

アトリエには、定番のデザインや、わたしのお気に入りのリングを集めて、皆さまにご紹介しています。

 

素敵な出会いがありましたら、もちろん同じデザインでお作りすることもできますし、

素材やかたちをお好みに合わせてアレンジするご相談も承っております。

 

皆さまの大切な想いから生まれたジュエリーたちです。

完成したリングは、バトンを受け渡すようにして、また新しいインスピレーションを運んできてくれます。

そうして少しずつ形を変えながら、長い時間をかけて育まれてきました。

 

屋久島にお越しの際は、アトリエにて相談会のご用意をいたしますので、ぜひ事前にご連絡ください。

遠方にお住まいの皆さまとは、メールやお電話を通じて指輪作りのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にお声がけいただけると嬉しいです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

どんなジュエリーに出会えるのだろう。

わたし自身も心が躍るオーダーメイドです。

 

大好きな花をモチーフに。

ご結婚の記念に。

サプライズのプロポーズに。

自分への小さな約束に。

 

喜びを、ともに分かち合いましょう。

 

皆さまの大切なジュエリーづくりを、

お手伝いできることが、わたしにとって何よりの幸せです。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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tel: 0997-47-3547

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

満ちゆく癒し。ピンクゴールドとシルバーで紡いだ、菜の花の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

朝露に包まれて、静かに寄り添うふたつのリング。

ピンクゴールドとシルバーで紡いだ、菜の花の結婚指輪。

散歩道で出会った小花のように、繊細に、清らかに佇んでいました。

 

日々の暮らしの中で、ふとしたときに出会う、きらきらと輝く瞬間が好きです。

 

庭先や散歩道に咲く季節の小花たちは、

さりげなく、それでいていきいきとした表情を纏っています。

潤いを帯びた朝の清々しい空気に包まれると、その一日を素敵に過ごせるような気がします。

 

島に早い春が訪れるころ、

黄色い光のような花が海風にゆらめきます。

日々をやわらかな喜びで満たしてくれる菜の花をモチーフに、お二人の結婚指輪をお作りしました。

 

彼女のピンクゴールドと、彼のシルバー。

朝の光がダイヤモンドに静かな煌めきを与え、彫刻模様にすっきりとした陰影を浮かび上がらせています。

散りばめられたピンクゴールドの粒は雫のきらめきのようで、

ふたつのリングは寄り添いながら、朝露の情景に溶け込んでいくように見えました。

 

菜の花の、さりげなく儚い雰囲気を纏うように、

ふたつ並べたお花は、いつもよりも小さくかたどりました。

リングも少しだけ細くして、手の中に収まりよく、繊細に仕上げています。

 

そのピンクゴールドの花は、シルバーリングに彫刻した模様の一部分を切り取ったようで、

彼のリングに刻んだ図柄は、彼女のリングが光を受けて映し出す影のようにも見えます。

 

おふたりとは、これまでたくさんの言葉を交わしながらデザイン作りを育んできたので、

こうしてそのイメージが形になったのが、本当に嬉しく、胸がいっぱいです。

 

大阪と屋久島を繋いで、サンプルを何度も送り合ったのも、今では楽しい思い出ですね。

いつもあたたかなお言葉をいただき、ありがとうございました。

 

お二人と、私と、そして屋久島とが出会い、

そこに新しいデザインが生まれた喜びに包まれています。

ふたつのリングには、まさに花が開く瞬間のような、奇跡の美しさが息づいているように思います。

 

山々を見上げれば、空には秋の訪れを感じさせる雲が広がっていました。

一年ぶりに眺める豊かな色彩が、新しい季節の訪れを告げています。

 

わたしたちもまた、新しい始まりを迎えることになりますね。

楽しい指輪作りをありがとうございました。

 

屋久島の癒しに満ちた祝福をおふたりに。

ご結婚おめでとうございます。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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tel: 0997-47-3547

 

制作編

癒し合う。大好きな花をモチーフに、結婚指輪を作ること。#屋久島で作る結婚指輪

 

屋久島-サンフランシスコ 大好きな植物でつながる、婚約指輪と結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

シダの葉とツワブキの花。

屋久島の大好きをモチーフにして、婚約指輪と結婚指輪をお仕立てしました。

 

緑の中でそっと重ね合わせてみると、そこに静かなぬくもりが響きました。

 

おふたりと大切な想いを分かち合えた幸せな日々に、心からありがとう。

 

 

遠くサンフランシスコから海を渡り、屋久島を訪れたおふたりにお会いしたのは、アトリエに藤の花が咲き始めた4月の終わりのことでした。

大好きな植物でつながる、結婚指輪作りの始まり #屋久島でつくる結婚指輪

 

5月になると白い百合が咲き、雨の季節が訪れ、島は紫陽花でいっぱいになりました。

やがて散歩道にハマユウの姿を見かけるようになったころ、指輪作りが始まりました。

台風が接近し、激しい風雨に包まれた制作の日々も、今となっては大切な思い出です。

 

想いあふれる、三つのリングが出会うとき #屋久島でつくる結婚指輪

 

海を越えて、遠く離れた場所に暮らしているのに、おふたりとはどこか親密な近しさを感じるのが、とても不思議です。

 

植物にそっと手を触れたり、森の澄み渡る空気を深呼吸したり、夕暮れ時の浜辺をただ歩いたり、

日々の暮らしの中に出会うささやかな喜びを大切に想う、そのやわらかな絆のようなものに支えられながら作りました。

 

大好きな植物を摘んで、指に纏うように。

出来上がった3つのリングは、自然から生まれたフォルムであり、同時に、おふたりを繋ぐ神秘的な“響き”であるのかもしれません。

 

シダのモチーフでつながる結婚指輪。

 

彼女のリングはプラチナとイエローゴールドのコンビネーションでお仕立てしました。

葉っぱをかたどったリングが、緑の中で軽やかに、麗しく佇んでいます。

 

彼のリングは、しっかりとしたフォルムで、力強い。

イエローゴールドで繋がりを持たせ、表面に一本のシダの模様を深く彫り込むと、そこに素敵なつながりが生まれました。

 

夏の深い色彩の中で、小さなリングからは、いきいきとした響きが伝わってきます。

今、島ではハイビスカスが満開です。

 

お花のリングと一緒に手の中で重ね合わせてみる。

すると、そこに小さな屋久島が生まれたようで、心ときめきました。

 

細いゴールドの線とプラチナの組み合わせは、どこまでもシンプルで心地よい。

ハイビスカスの生垣を抜けて届く朝の光を受け、イエローサファイアが静かで落ち着いた輝きを纏っています。

 

重ね合わせたり、ひとつでつけてみたり、少しバランスを変えてみたり。

なんだか庭先の植物を眺めているようで、日々の装いが楽しくなりそうですね。

 

移ろいゆく季節が育む豊かなリズムのように。

おふたりの暮らしにやさしく寄り添う指輪となれば、何よりも嬉しく思います。

 

島はまだまだ暑い日が続いていますが、

その中にふと涼やかな風や、愁を帯びた色彩に出会うようになりました。

ナスやオクラを大切にいただきながらも、かぼちゃの煮物が美味しく感じられるこの頃です。

 

そういえば、最初にメッセージをいただいたのが冬だったので、指輪がおふたりのもとに届いてしばらくすると、一年がめぐることになるのでしょうか。

 

巡りゆく季節のように、いつも新鮮で、そしていつまでも変わることなく、お互い暮らしていけると素敵ですね。

 

ご結婚おめでとうございます!

 

屋久島から、抱えきれないほどの祝福をおふたりに。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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シダの指輪 シダ模様の指輪 ツワブキの指輪

material: 18k yellow gold, platinum, yellow sapphire
size: square 2.4mm、7mm flower, 7mm leaf

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島-サンフランシスコ 大好きな植物でつながる、婚約指輪と結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

2025年、夏。おふたりとともに紡ぐ、結婚指輪づくりの日々 #屋久島でつくる結婚指輪

近所にある小さな森を散策し、アトリエに戻ったのは昼を少し過ぎたころだった。

夏の光はまだ、島の至るところに漂っている。

木々を見上げたときの眩しさや、水面のたゆたい、鳥たちの囀り。

島が奏でるリズムがまだ体の中に留まっているのを感じながら机に向かい、この日の作業を始めることにした。

 

大切な工程を迎える前には、散歩をしたり海に入ったりして、ひとときの時間を過ごすことが多い。

島で暮らすようになり、自然の中に身を置き、その躍動感を帯びた静けさに波調を合わせるのが好きになった。

 

2025年の夏を味わうように、おふたりの結婚指輪を作り進めてきた日々は、わたしにとって、とても大切なものとなった。

 

島の季節が、いつもやさしく包み込んでいてくれている。

 

作業机に向かい、削り出しを終えたシャンパンゴールドのリングを並べ、少しの間じっと眺めた。

まず、一本を朴炭の上に置き、ガスバーナーで大きな炎を回しかけた。

 

シャンパンゴールドが柔かくなったところで、鉄の型枠に置き、木槌を使い圧力をかけるように曲線を与えた。

 

まだ粗いタッチにすぎなかったが、そこにはひとつの流れが生まれていた。

指もとを優しく包み込んでくれる、水の流れだ。

それは、わたしたちが長い時間をかけて一緒に思い描いてきたフォルムだった。

 

そして、もう片方のリングにも同様のタッチを加えていくと、

そこに響き合うリズムのようなものが芽生えてきた。

 

キラキラとした時間は、突然やってきた。

一輪の花が咲いたような、美しい瞬間だった。

 

造形がひと段落した二本のリングを庭先に持ち出し、そのシルエットをハイビスカスの木陰で眺めた。

ガラストレーの中でそっと重ね合わせると、シャンパンゴールドが島の色彩を映し、七色に輝いていた。

 

この先にまだいくつかの工程が控えているのだけど、

それでも、素敵なリングに仕上がる未来を、はっきりと思い描くことができた。

 

リングは、流線型のフォルムをまといながら、同時に、形のないおふたりの大切な想いでもあった。

 

長い道をともに歩み、ようやくここまでやってきた。

完成が楽しみでならないが、この先もじっくりと育んでいこう。

 

本当に、ゆっくりとした島のリズムだけど、

いつもあたたかく見守っていてくれて、ありがとう。

 

海を越えておふたりと分かち合ってきたこの夏を、

少しだけ名残惜しく感じながら。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

シャンパンゴールドで紡ぐ夏。ふたつのシルエットが響き合うとき #屋久島でつくる結婚指輪