
指輪についたキズを見ると、少しだけ昔、その時に起こった出来事を思い出すことがある。
わたし自身もそうで、
使い込んだ結婚指輪を眺めては、
ああ、この頃はあんなことがあったなあ、なんて懐かしく思ったり。
フォルダに大切にしまっている写真のように、指輪が何かをストックしてくれているようでもあります。
「ちょっと転んじゃって、模様の部分が崩れてしまったんです!どうしましょう!?」
一年ほど前に作ったシダの指輪を使ってくれている彼が連絡をくれたのはつい先週のことでした。
「大丈夫です」とオレ。
大きなキズはそのまま残しておいて、できるだけ形を整えて仕上げましょう。
そのようなプランをご提案させていただいたんです。
これはマリッジリングなので、とくにそう。
色々な出来事が積み重なって、傷ついたり、磨いたりして、記念日には石をセットして、
変化する暮らしと共に変わり続けてゆくのがカッコイイ。
時が経つうちに味わいが増すような、どんどん良くなってゆくような、
そんなストーリーって素敵だと思う。
そんな指輪を作りたいと思う。
そういえば、結構大きなキズだったけど、転んでケガ大丈夫だったのかなあ。。
もしかすると、指輪が守ってくれたのかもしれませんね。

朝。

夕暮れ時。
今日も屋久島にありがとう。
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皆さま、どうぞ素敵な週末を♪
明日はしずくギャラリーです!