雨の続く屋久島ですが、
今しか見ることのできない景色があります。
海も山も、世界が霧に包まれて真っ白になるような時間の中で、
波の音と、虫の音が一層際立っていました。
そういえば、シルバーも白色系の金属なので、
そのプレーンなキャンバスには色石が映える。
シルバーでかたどったナノハナにはイエローサファイアの透明感と明るさがぴったりだし、
イエローゴールドでナノハナを作るなら、眩しい輝きをダイヤモンドで現したい。
不思議なことは
花をイメージすると、それにマッチする天然石のイメージが必ず見つかるということ。
それも瞬間的に!
もちろん花だけじゃなくて、
屋久島の森の緑はエメラルドの緑そのものだったり、
パールが似合う海があったり、アクアマリンが似合う海があったり、
ここで暮らすうちに、
石も花も、ここにあるもの全てに繋がりを感じるようになっていた。
そしてたぶんわたしたちその中の一部なのだと思うと、
世界に味方されているような気持ちに満たされる。
春の訪れを告げる花 ナノハナ。
これから暖かくなる予感、希望、黄色い光。
始まりの色を感じるジュエリーを作りたい。