こちら屋久島サウスはサンカラさん
先日ショートケーキの話をしていたら無性に食べたくなってここまで買いにきた。
ちょうど仲間と夕食を食べる予定だったので、
丸くて大きいやつをオーダーして、
これが大正解。
生クリームの柔らかくて分厚い層ときたらもう。。
大量のフルーツが南国流と言いましょうか、
技術と洗練、そして親しみやすさ。
ここにも素敵なスタイルがありました。
さてアトリエです。
今日から始まったのはゴールドのリングの形成部分。
ヤスリを片手にガリガリとリングの表層に造形を加えていた。
リング周りにキラキラと散りばめれれているのはゴールドの小さな破片で、
分厚くて四角い指輪を削ってゆく過程でたくさん生まれる金属の粉を
再び生成するために、一箇所に集めて取っておいた。
火を当てて溶かしてまた再利用する。
金属の素晴らしいところです。
作業が一段落したところで指につけてみた。
リング幅1.7ミリと言うスタイルはレディースにしてはやや細身の部類に入るだろうか。
指先もほっそり見えて使いやすいボリューム。
シンプルなラウンドシェイプの結婚指輪を、私自身とても気にいっている。
結婚指輪を作っていてわかったことは
デザインの他にも大切なことがたくさんあると言う事。
例えば2人が出会った日、これまで過ごしたこと、これから過ごす時間のこと。
2人が大切にする世界観やコミュニティーのこと。
それらは形のないものの場合が多く
その形のないものを感じることができるようにと
デザインにそのエッセンスを投影することが私のライフワークとなっている。
そしてもう一つ大切なのは心地よさ。
外に向けてのデザイン、に対しての心地よさという部分。
これらは全て内に向かう対象で
そうやって自分自身を満足させる部分って、
実は1番大切で、特別を感じられるところなのかもしれない。
例えば今回のようにシンプルな指輪なら、そこにどんな特別を施すのだろう。
内側に2人だけの秘密を彫り込んだり装飾を加えたりするのもいい。
お二人が出会った日。
結婚を決めた日。などなど、
シンプルに日付だけの刻印を内側に施すのも素敵かと。
造形のひと段落したリングのアウトラインを夕暮れ時の光の下でチェックしながら
そんなことを考えていた。
上がゴールド。
下がシルバー。
指の大きさもこんなにも違うのですね!
そういえばお二人の出会いって、どうんな風なったんだろう。
今度会った時に聞いてみよう。