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水にまつわるジュエリー作り。 ゴールドのしずく、ダイヤモンドのしずく、しずくのしずくネックレス編

屋久島の海 海とジュエリーと オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

今日の水遊び。

朝はいつものビーチに形の良い波が運ばれていていたので、久しぶりに仲間たちも集まってきた。

入って見ると思ったよりも温かい水。底まで見える水の透過。太陽の眩しさ。緩やかな北風。

ここで1時間ほど波に乗ってから今日の制作を始めることとした。

 

前に見えている水は川エリアで、

海に入るまでにここを渡って行くことになるのだが、

この川部分の水の冷たいこと。

反対に海水は泳いでいると暑く感じるほどに暖かいので、

川水で冷えた足を海水で温めると良し、

というおかしなルールが成立している。

 

 

屋久島の海 水面 海とジュエリーと オーダーメイドマリッジリングのモチーフ

 

ここが冷たい部分。

山から冷たい水が海に流れ込み、海水にいっぱい混ざり込んで温度が下がりきるまでに約2ヶ月かかるとされているので、

この寒さが海水に反映されるのはもう少し先、3月の中頃となるのだろう。

冷たい水は透明感があって、キラキラゆらゆら、魅惑に満ちておりました。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ しずくのペンダントトップ ゴールド オーダーメイドジュエリー

海の余韻を残しながらの、アトリエでの制作時間。

ゴールドの板を曲げて、曲げて、その両端を接続し、出来上がったのは小さなしずく型の予兆。

ちょうど今は水にまつわるジュエリー作りを進めているところなんです。

 

今回素材となるのはこのゴールドとダイヤモンドという

シンプルな組み合わせで、

歴史的に見ても、もちろんわたし自身も、親しみ深さでいうとトップクラスとなるものだろう。

そのフレンドリーな素材で、

最高にシンプルなデザインのジュエリーを作り出すイメージを抱きながら机に向かっている。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ しずくのペンダントトップ ゴールド、ダイヤモンド オーダーメイドジュエリー

しずくの中にダイヤモンドの台座となるものを組み合わせて、全体にざっと磨きをかけたところ。

朝の良波のおかげか、今日は集中がどこまでも深く、

気がつけば工程も半ばを過ぎていた。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ しずくのペンダントトップ ゴールド、ダイヤモンド オーダーメイドジュエリー

形作られてきたパーツにダイヤモンドを添える瞬間がご褒美のように感じます笑

ダイヤモンドが約3.0mm弱。

ペンダントトップが約7.0mm。

小指の先に乗るほどの小さな小さなジュエリーに、

いっそう目が惹きつけられるのはなぜだろうか。

ここに無限の輝きが詰まってるように感じます。

 

さて、作業の方はここから大切な石留め作業へと。

はやる気持ちはあるのですが、明日から次なる作業を進めることになるので、

しずく作りは一旦ここまで。

またここでご紹介いたしますので、どうぞお楽しみにしていてくださいね!

 

屋久島の空 鳥 屋久島日々の暮らしとジュエリー

明日は日曜日ですね。

皆様はどんなご予定がありますか?

こちらは天気も良さげなので、オレはカメラでも持って長い散歩にでも出かけようかと考えてます。

寒い日が続きますが、

まあ、気持ちよくいきましょう。

水が好きです。屋久島水仲間に作る、小さな小さなしずくネックレス。

「風強めですが、いい波来てますよ」

早朝に波乗り仲間のきんちゃんからショートッメセージが入った。

 

今日から新しいジュエリー作りが始まるということもあったので、

これはいいタイミングだぞと

朝一番でいつものビーチへと出かけることに。

暮らしの中で何か区切りがある時は、いつもこうして海に入ってから新しい作業を始める、

というのが気づけば習慣になっている。

まあ、朝は5度近くて、驚くほどに寒い日でしたが、

ウエットスーツに着替えて

思い切って海に飛び込みました。

ドボンっ!!

 

屋久島の山、海、空 屋久島日々の暮らしとジュエリー

海に入ってからの

温泉に向かう道。

水から水への水コースでありました。

 

屋久島といえば森の美しさが際立って世間でも知られているけれど、

海に温泉に、

川も滝も、そして雨も。

水に魅せられて集まる人たちが多いことは密やかに語られている事実。

わたくしもまた、その屋久島の水に魅せられた一人なのであります。

 

屋久島、葉っぱに宿る雨の雫 オーダーメイドジュエリーのモチーフ  

 

雨が降って山から森を抜けて川が流れて、海に入り、また雨に戻る。

この循環の中で、島の暮らしの中で、

耳をすませると

必ずどこかで水の音が聞こえてくる。

 

雨の雫はここではとても身近な存在で、

これまでに何度も雫をモチーフとしたジュエリーを作ってきました。

 

今回声をかけてくれたのはその水仲間の一人。

ギャラリーに並ぶジュエリーを見てくれた時、

自然と、雫をかたどったジュエリーに手が伸びていたことがとても印象的だった。

 

オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ 作業場にゴールド 屋久島で作る結婚指輪

さて、アトリエです。

準備したのは金色に輝く細い棒。

18金イエローゴールドです。

 

昨日届いたダイヤモンドとこちらのゴールド。

シンプルで大好きな組み合わせで作り進めるのは

小さな小さな雫型のネックレス。

 

このゴールドに火をかけて、柔らかくして、曲げてまた火をかけて、叩いて、曲げてを何度も何度も繰り返してゆきました。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場にゴールド 屋久島で作る結婚指輪

少し雫に近づいたかな。

ここまでくるために使った道具は奥に並んでいるものと、その倍くらい。

約8mmほどのペンダントトップに、アトリエの道具総動員でありました。

 

 

野菜サラダ 屋久島日々の暮らしとジュエリー

先日、サラダのことを書いたら、

えっ、サラダにミカンですか?という声をいただいたので、

今日のお昼ご飯を写真と残してみた。

ポンカンをザクザクと切って乗せてあります。

 

正直わたしも、おかずの中に甘いものなんて!という派閥だったのだが。。

不思議なもんです。

この調子だと、ポテトサラダにリンゴとか、最終的には酢豚にパイナップルとかもいけてしまうのではと考えて、ドキドキ。

 

 

屋久島のレンゲ 屋久島花とジュエリー 

寒波が続くものの、ところどころに出会う春の気配。

とはいうものの、

まだまだ寒い日が続きますので、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。

素敵な週末となりますように!

明日もまた、ジュエリーです。

 

胸がキュッとなる!ダイヤモンドから始まるジュエリー作り。

屋久島のハイビスカス 屋久島花とジュエリー

嵐の合間を縫って、二日ぶりにフェリーが到着。

待ちに待った荷物がアトリエに届いた!

 

受け取った紙袋をはやる気持ちで開封し、

出てきたのは小さなダンボール箱。

長編はおよそ30cmくらいだろうか

そのダンボール箱を開けると、透明のプチプチに何重にも包まれた5cm角ほどの小さなケースが現れた。

むむむ!これはロシアのアレのようだぞと、慎重になり、小さなケースの中身をチェックしてみると、表側のガラス面越しにキラリと輝くダイヤモンドの姿が確認できた。

 

オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ 作業場にダイヤモンド 屋久島で作る結婚指輪

clear color diamond, brilliant cut, 0.09ct

 

出てきたのはこちら。

クリアカラーのダイヤモンドで、大きさは3.0mm弱。

これをずっと待っていたんです!

 

この小さな粒がはるか東京から海を渡ってきた。

そして、その東京にやってくるまでどれだけの海を渡り、どれだけの旅路を経てきたのだろう。

そう考えると、ただただ、“ありがとう”という言葉だけが浮かび上がってくる。

 

このダイヤが屋久島にあって、オレがいて、使ってくれる方がいる。

それって奇跡のようじゃないか。

 

 

 

オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ ルーペ越しにダイヤモンド 屋久島で作る結婚指輪

キラキラと光の反射を眺めていたら、心の奥の方がキュッとなってきて、

さらに大きく大きく見てみたい!

そのような衝動に駆られてルーペを取り出した。

ああ、、石ってホント魅惑です。

 

いつまでも石を見ていたい。

ずっと石と近くに在りたい。

そのような思いを叶えるためにジュエリーを作って、

同じような考えを抱く方とそのジュエリーを分かち合えたらいいなあ。。

このイメージがジュエリーを作り始めた第一歩だったことを、不意に思い出しながらの

始まったネックレス作り。

今回は島の仲間にお作りいたします!

 

 

 

 

 

 

結婚指輪ができるまで、宝探しのような3ヶ月。屋久島日々の暮らしとジュエリーと。

屋久島の桜 屋久島花とジュエリー

昨日訪れた桜の木。

この桜は緋寒桜という種類のもので、

屋久島では1月から2月の寒い時期に毎年開花を見ることができる。

屋久島の地図を時計がわりにすると、

3時30分あたりの場所に平野というエリアがあって、ここがわたしのお気に入りの場所。

緋寒桜は下を向いて花を開くので、

大きな樹の下に潜り込んで空を眺めると、

こちらを向いて一斉に開く花に囲まれていることに気がついた。

世界が一瞬にして変わる。

まるで祝福を浴びているような心地でありました。

 

昨日のマリッジリング完成

からの、

緋寒桜の流れがあって、

今日はその余韻を味わいつつ

アトリエでサンプルリングの発送準備などを進めていた。

結婚指輪のサンプルリング 屋久島のシダモチーフ ゴールド、プラチナ、シルバー 屋久島でつくる結婚指輪

 

左から右へ

シダ模様を彫り込んだリング 18k yellow gold
シダをかたどったリング 18k yellow gold, platinum900

 

こう見ると同じモチーフを使った指輪でも、

“彫り込む”のと“かたどる”ので大きく違ってくるのがわかる。

ただ、どちらも屋久島の暮らしから生まれたジュエリーなので、

雰囲気というか纏うオーラのようなものに、とても近しい部分があって、

2本を結婚指輪と婚約指輪に!

というアイデアは相性最高であることは間違いないだろう。

 

結婚指輪のサンプルリング 誕生石 シルバー 屋久島でつくる結婚指輪

シンプルなラウンドスタイルのリングに誕生石をセットしたいのです!

そのようなリクエエストに答えて準備したのはこちら。

彼女と彼に合わせて作ったリングに、石のセット見本、

そして誕生石のサンプルは2月のアメジストと3月のアクアマリンであります。

 

アウトライン、素材、天然石。

このシンプルな組み合わせから生まれるジュエリーの可能性は無数にあって、

その中からお二人に合うものを、

お二人と一緒に探してゆく作業はまるで宝探しのようで、

シダの指輪も、誕生石の指輪も、

ここだ!というポイントに出会うために、

今少しずつ調整を加えながら進んでいるところ。

指輪が出来上がる前の、この道のりもまた楽しいものなんです。

 

グリーンサラダ 屋久島の緑バック 屋久島日々の暮らしとジュエリー

作業の合間に食べたサラダ。

特に菜食というわけではないけれど、お昼はこんな感じで軽く済ませることが多いです。

屋久島サウスは鬼塚農園さんのたっぷり青野菜に

アボカドと砕いたアーモンド、カシューナッツ、クコの実をミックスして、

レモンと塩コショウ、醤油、オリーブオイルで作った簡単なドレッシングにザクザクと和えて出来上がり。

最近は大人になったからか、サラダにミカンを乗せて頂くのがやたらとウマく感じていて、

子供の頃はあんなにも嫌な組み合わせだったのになあなどと苦笑しながらモリモリ食べている。

 

屋久島の海、空 屋久島日々の暮らしとジュエリー

夕暮れ時、

風が強く吹いてきたので、いつものビーチへ。

ここで30分ほど波に乗ってからの

アトリエに戻り、

すっきりとした気持ちで今このブログを書いています。

東京では大雪と聞きましたが、

みなさま暖かくしてお過ごしくださいね。

こちらも明日から少し、寒くなりそうです!

 

 

大好き!屋久島時間の中で作りました。波リング 山リング #屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドマリッジリング メンズ 屋久島の山モチーフ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

屋久島の山と海。

自然が作り出した美しい曲線をイメージしながら進めてきた結婚指輪作り。

今日は山の方、メンズのリングをじっくりとヤスリで磨き上げて、

ここに完成。

 

アトリエの窓から山々の稜線を眺めながら、

作業の合間に、いつものビーチに出かけて波に乗ったりしながら、

大好きな屋久島時間の中で作ったジュエリーです。

 

 

オーダーメイドマリッジリング  屋久島の山海モチーフ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

早速レディースのリングと組み合わせてみて。

 

シャンパンゴールドとイエローゴールド

使ったのは2種類のゴールド。

隣り合わせに並べてみると、色合いや質感の違いをしっかりと確認することができた。

 

場面2 オーダーメイドマリッジリング  屋久島の山海モチーフ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

上から眺めると現れたアウトラインのカーブ、新しい表情。

 

自然の美しさに少しでも近づけるように。

これはジュエリーを作り始めた時からずっと変わらず抱いているイメージ。

 

自然の中で暮らしていると、ふと、背筋がゾクゾクするくらいに美しい瞬間に出会う事がある。

そのようなフィーリングを

自然の中での活動が大好きなお二人と、

指輪作りを通じて分かち合えたような気がして、

その喜びに包まれながら進めた指輪作りは

とても心地よい経験となりました。

旅先で指輪を作りたかったんです。しずくギャラリーで結婚指輪のご相談会

 

 

 

オーダーメイドマリッジリング 手のひらに乗せて 屋久島の山海モチーフ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

手に取ってみると、その色合いも共鳴しあって、お互いが少し近づいたような。。

二つが合わさって一つとなる。

なんだかパートナーそのもののようだなあ。

これからもずっと響き合ってくださいね!

 

屋久島の緋寒桜 屋久島花とジュエリーと

最後に、

つい最近咲き始めた緋寒桜の花をお二人に。

ご結婚おめでとうございます!

楽しい制作をありがとう!!

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

手を加えるたびに、指輪に息吹が吹き込まれてゆく。シャンパンゴールドで作る結婚指輪。制作編

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪 場面2 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪 場面3 オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

指輪を造形するときは

鉄鋼ヤスリでガリガリと、紙やすりでじっくりと、

手の中で、

ただ感覚に任せて作業が進んでゆきます。

少しずつ、少しずつ

手を加えるたびに、指輪に息吹が吹き込まれてゆく。

そんな時間は、自分の鼓動が聞こえるほどに静かな気持ちとなる。

びっくりするくらいのあたたかい冬の中で、

シャンパンゴールドで作る結婚指輪が出来上がろうとしています。

 

屋久島の空 屋久島暮らしとジュエリー

10年、30年 いつもフレッシュな結婚指輪、制作編。 シンプルデザイン、フィットするアウトライン、なじみよい素材。

屋久島のスミレ 屋久島日々の暮らしとジュエリー

わ!スミレも咲きました。

暖かい日が続く屋久島です。

 

かれこれもう10日以上の小春日和が続いているだろうか。

今年は稀に見る暖冬で

ストーブなし、昼間はアトリエの窓を開け放って、毎日シャツ一枚で作業をしている。

 

熱々のお鍋に焼酎というよりかは、お好み焼きにビールといった具合で、

昨日お邪魔したkiinaさんでも

熱いお茶にぜんざいというよりかは、カフェオレにちょっと冷たいロールケーキの組み合わせに目がいってしまった。

ちょっとした気候や温度で食べ物や服装の趣が変わってしまう。

そう考えると季節があるのって楽しいものですね。

 

一方、季節によて変わらないもの、ずっと一緒であるものもあります。

ジュエリーでいうと、それはマリッジリングだろう。

朝起きてから夜寝る時も、

日曜日も木曜日も、

結婚指輪の場合、どんな季節でもずっと同じ指輪をつける事になる。

なので、結婚指輪は

長く、いつもフレッシュな気持ちでお使いいただけるように

シンプルなデザインのものを、

体の一部のようにフィットするアウトラインを選んで、

なじみの良い素材でお作りするようにしています。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

今作っている結婚指輪。

シャンパンゴールドの地金に火を当てて柔らかくしたものを力一杯ぐるりとリング状に巻きつけたところ。

これが頑丈で結構硬いのです。

 

メンズのリングはシンプルなフォルムに切り返しを入れたデザインを選びました。

これなら表情を感じられるし、シンプルなので使い込むうちに味わいが出てくるだろう。

そう、10年、20年と使ってゆくと

経年変化はまるで季節のように、新しい趣を与え続けてくれるのです。

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ ゴールドのリング 屋久島で作る結婚指輪

火を当てて、しっかりと繋ぎ止めて、そして黒かった酸化膜を落としてあげると

ここに綺麗なリングが出来上がりました。

 

金属の硬さと柔らかさ、輝きと渋い味わい、

ああ、

この小さなリングの中に詰まっている可能性に、今日もまた魅せられてしまった。

 

ここからさらに柔らかく、柔らかく。

アウトラインの造形を進めてゆきますね。

早く出来上がりを見てみたい!でももっと制作を楽しみたい!

シャンパンゴールドで作る結婚指輪

作業はちょうど折り返し地点を過ぎたあたりです。

 

 

 

屋久島山暮らし、ジュエリー作り。kiinaさんのふんわりロールケーキ。緋寒桜も咲き始めました!

ジュエリーのアトリエ 窓越しに屋久島の山々 屋久島日々の暮らしとジュエリー

アトリエの窓から見えた今日の山々。

 

屋久島にやって来て新しく知ったことは、

山々の雄大さと美しさ。

そして、その山々を眺めていると、心がやたらと落ち着いてくるということ。

海が大好きで、いつも海のことばかり考えていたオレですが、

ここに暮らすようになって山々の魅力に惹きつけられてます。

 

屋久島の暮らしでは

休憩中に窓の向こうに眺めていたり、

山をイメージした作品を作ったり、

励まされたり、

願い事をしたり、

山はいつも暮らしのすぐ近くにあるもので、

気がつけば、山を愛する方々ともたくさん交流を持つようになっていた。

 

 

オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ  ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

今日から作り始めた結婚指輪もそう。

こんな美しいラインが作り出せたらなあ、と山々の稜線を眺めながら思い描いたデザインを、

山が大好きで、彼女と一緒になんとキリマンジャロに登ったりもした彼が選んでくれた。

 

旅先で指輪を作りたかったんです。しずくギャラリーで結婚指輪のご相談会

キリマンジャロ。

調べてみると、タンザニア北東部にある山で、標高5,895m。アフリカ大陸の最高峰。そう記されてあった。

出会いってホント奇跡のようだ。

ジュエリー作りを通じて、想像していなかった可能性や世界と出会うことができるのだから。

 

 

 

 

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 手に素材 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

準備したシャンパンゴールドの地金を大きな火で焼き鈍して、

グイとねじりを加えて、

まずは最初の第一歩。

ここからさらにさらに手を加えて、

カタチが生まれてまいりますからね。

 

山々の稜線のような、

柔らかくて力強いラインを生み出したい。

 

屋久島のカフェ kiina 看板 屋久島日々の暮らしとジュエリー

こちらは島の北側。

アトリエのあるサウス地区とは反対側に位置する志戸子はkiinaさん。

今日のおやつをここでいただくために

約58km、1時間と10分ほど車を走らせてやって来た。

屋久島のカフェ kiina 入り口 屋久島日々の暮らしとジュエリー

ガジュマルの森を抜けると隠れ家的なカフェが現れる。ドキドキ。

 

屋久島のカフェ kiina 店内 中村圭とケーキ 屋久島日々の暮らしとジュエリー

なんとオーナーのちえさんはわたしの写真仲間でもあり

カフェのお料理はもちろん、アクセサリー作りも、そしてこの建物の外装内装までご自身でメイクされた凄腕なのであります。

この冬にはさらに改装工事を進めてゆく予定だとか。。

屋久島のカフェ kiina ロールケーキ 屋久島日々の暮らしとジュエリー

ここでは新作のロールケーキとカフェオレをいただきました。

しっとりふんわり。

 

屋久島の山々 夕暮れ時 オーダーメイドマリッジリングのモチーフ 屋久島でつくる結婚指輪

帰り道に出会った山々の稜線。

屋久島の桜 屋久島花とジュエリー

緋寒桜も花を咲かせ始めていました。

 

寒さが大変だったりはありますが、

冬の景色は美しいものですね。

この季節をまだまだ楽しみたい!

 

手の中でじっくりと眺めてしまいました。イエローゴールド wave ring 完成!#屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエに指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

wave ring : 18k yellow gold

 

屋久島でつくる結婚指輪、

今日はレディースのリングが完成。

 

去年の秋にしずくギャラリーに来てくれたお二人と打ち合わせを重ねて生まれたデザインが長い時間を経てカタチになったのが嬉しくて

出来上がったばかりのリングを手の中に収め、

じっくりと眺めていた。

オーダーメイドマリッジリングの制作風景 ジュエリーのアトリエ 作業場に指輪 プラチナ、ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

火を当てて、叩いて、くっつけて、

ヤスリで荒く削り、細かく磨く。

昔ながらの手作業でじっくり進めてきました。

 

屋久島 たんぽぽ 屋久島の春 オーダーメイドジュエリーのモチーフ

屋久島 小花 屋久島の春 オーダーメイドジュエリーのモチーフ

この指輪を作っている間は、屋久島はなんと20度越えの日が続くという、

小春日和のあたたかい日々でありました。

春が近づくにつれて、

今日は何かが咲いているかな?などと

ついつい足元の小花を探してしまうのも幸せなひと時。

 

オーダーメイドマリッジリング 手のひらに指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

素材は18金のイエローゴールド。

 

これだと程よい華やかさを演出してくれるので、上品にそしてキラキラと指元を飾ってくれるだろう。

彼女と打ち合わせを重ねた結果、

世界中で広く愛される、スタンダードなイエローゴールドの配合を使うことにしたんです。

 

このイエローゴールドの輝きのせいだろうか。

しっかりと重みがあるのに、指の上でふわりと軽やかさを感じることができました。

 

オーダーメイドマリッジリング 手のひらに指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

太い部分、細い部分、ラウンドしたり、平面だったり、

アウトラインに変化をつけて造形したのは

見るところによって違う表情を感じていただきたかったから。

 

最近はこの辺りがお気に入りだなあ。

なんて指の中でくるくると回してみたりするのも楽しいですね。

 

並行して作り進めているエンゲージリングと、素材やボリュームを合わせて作ってあるので、

一緒に並べるのも楽しみだ。

 

 

オーダーメイドマリッジリング ジュエリーのアトリエに指輪 ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

ゆらゆらと、

緩やかにカーブを描く波のようなリズムで。

大好きな屋久島の海からインスピレーションを得て作りました。

 

海も大好きで、

そしてもう一つ、屋久島暮らしで大好きなものが。。。

それは明日から始まるメンズリング編で!

 

 

ここは大切にしました。結婚指輪素材選び。こんなに違う!イエローゴールド、シャンパンゴールド

今日は素材編です。

 

場面1 オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

今日から作り始めた結婚指輪の素材。

こちらは去年の秋にしずくギャラリーに来てくれたお二人のマリッジリングとなるもの。

左側が18金シャンパンゴールド、右側が18金イエローゴールドです。

 

18金のゴールドでもいくつか種類があるのですか?

そう思いますよね。

結婚指輪選びでは、最初は金色か、あるいは銀色か

大まかなイメージだけを抱いて始まることがしばしばなのですが、

実は、繊細な配合が作り出す色感があって、

それをお試しいただくと

似合う似合わない、スタイルに合う合わない、好きもっと好き、など

自分にフィットするものを感覚的に選ぶことができる。

 

ギャラリーに来てくれたお二人とは実物を見ていただいたり

お話をさせていただいたのち、

今回は2種類のゴールドを提案させていただくこととなりました。

 

場面2 クローズアップ オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

二つの素材をクローズアップしてみると

色合いの違いをはっきりと確認できた。

左のシャンパンゴールドは少し重みを感じる褐色、一方イエローゴールドは軽やかなレモンイエローとなるだろうか。

 

コーヒー豆の説明調にまとめてみると、このような言葉となりました。

シャンパンゴールド:

夕暮れ時の光や木肌の様な落ち着いた褐色、シャンパンを思わせるような輝き。肌馴染み良い質感。

イエローゴールド:

太陽や、ひまわり、新鮮なハチミツを思わせる輝きで、軽やかな印象。手元をきらびやかに飾ってくれます。

 

 

場面3 手に取って オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

肌馴染みはどうだろう。

二つの素材を手のひらに乗せてみた。

 

この二つの素材、お二人にご提案させていただいたのは

ギャラリーでこのような会話があったからなんです。

 

「ゴールドちょっと目立ちすぎるかもですねー」

と彼

「それではシャンパンゴールドはいかがでしょう?シックな色感で肌馴染みよく、男性にも多くご愛用いただいている素材です。」

 

「彼女の指輪はもう少しきらびやかというか、少し派手さがあった方が好みです。」

とお二人。

「ゴールドで、華やかで、少しきらびやか。それは広くジュエリーに使われるイエローゴールドがオススメです。」

 

ここは三人で大切に話し合ったところでしたね。

しずくギャラリーで、サンプルリングをお届けして、

じっくりと素材選びにお付き合い頂きましてありがとうございました◎

 

場面4 屋久島の緑バック オーダーメイドマリッジリングの素材 ジュエリーのアトリエ ゴールド 屋久島で作る結婚指輪

窓際で太陽の光のかざしてみると、

お互いが共鳴しあって、なんとも!

また新しいゴールドの美しさを知ることができた。

 

さあ、これから指輪作りを進めてゆきますよ。

彼女のリングは波のようなイメージで、

彼のリングは山の稜線をかたどって、

素材やアウトラインをお二人に合わせてゆく作業も

たった一度きりなのでワクワク感がいっぱい。

 

素材が指輪になると

またそれぞれの質感の違いを大きく感じていただけますので、

そちらもお楽しみに。

 

屋久島の海、空 屋久島日々の暮らしとジュエリー

空の質感。空の色。

そういえば、金属もこの大地から生まれたものなのだ。

自然の作り出すフィーリングって、ほんと気持ちが良いですよね。

郵便局に行く途中に出会った、屋久島の冬景色。