material:pt900, k18 yellow gold
size:幅 left: 2.3mm, right: 2.0-1.2mm
こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。
お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
LINEで問い合わせる
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2.3mm, 2.0mm fern ring / pt900
シダ模様を見て連想することは、屋久島の森。
それがプラチナの銀白色のリングでも、なんとなくその奥に屋久島の緑を感じてしまう。
シダの葉っぱを指に巻いてみたり、
これがしおれることなく、ずっとこのままならいいのになあ、、
遊びの中で出会ったひらめき。
これがシダをジュエリーのモチーフとしたきっかけでありました。
それからいくつものシダジュエリーを作ってきたけれど、
今でも初めて作った時と同じフィーリングが心に響いている。
屋久島のかけらを纏うように。
そんなジュエリーを作ることができたらどんなに素敵なんだろう!
メンズレディース共に、細身のラウンドシルエット。
プラチナベースに彫模様。
意外と初めて作るデザインなので、
このシンプルなスタイルがとても新鮮に感じます。
シダ模様をリング全体の1/3ほどとして、プレーンな部分を残したところが
わたしもほんと好みなところで。
模様を前面に持ってきたり、
ほんの少しだけ葉っぱが見えるような角度にしたり、
思わず手の中でシュミレーションをしてしまった。
「さらりと、さりげない雰囲気が良いですね。」
デザイン選びの際に妙に気があったのは
お二人も同じ屋久島で暮らす仲間だからだろうか。
お二人としずくギャラリーでお話をしていた通りに仕上がってよかった!
小さな傷がついて、それをまた磨いて、
結婚指輪は長く使ううちに
その味わいが深まりゆくのが楽しいところ。
手作業をお仕事とされているお二人には
繊細で、しかも丈夫で、
手の一部となるような、
お二人の暮らしの一部となるような指輪を作りたかった。
島の仲間にお作りする指輪は
ふとしたタイミングで出会って、
お二人と、そして指輪と再開できるところが嬉しいところであります。
郵便局とか、温泉とかで見かけたときはぜひ声をかけてくださいね♪
そのときはファミリーが増えていたりして!!
ご結婚おめでとうございます!
楽しい制作をありがとうございました。
指輪が出来上がって、
海へ。
寒波が通り抜け、
また少し空の雰囲気が変わったようだ。
寒い寒いと言いながらも、
熱々のクリームシチューやおでんをもう少し楽しみたい気持ちがあるこの頃。
つい先日、薪ストーブの横で食べたチョコレートパフェも美味しかったなあ。。
あと少し、この寒さを。
明日もまた、ジュエリーです。
アトリエで作業中、ふと手を休めて窓を開けたら、向こうに見えた虹。
昨日は海に。今日は山に。
こちら屋久島では空から目が離せない日が続いています。
虹に出会うと、心の奥の方がキュッと締め付けられるのはなぜだろう。
虹もそうだし、ジュエリーもそう。
光り物にはめっぽう弱いわたくしであります笑
石や金属の場合、
輝きと光沢に加えて、色というエレメントが
さらなる感動を与えてくれるところですよね。
同じ天然石でもルビーの赤やエメラルドの緑などなど
無数の色があって、
昔から石が大好きなわたしは、いまだに石に出会うとドキドキしてしまう。
金属もそうなのですか?
はい。そうなのです。
指輪でいうと、プラチナとゴールドだけのようなイメージがありますが、
同じゴールドの中にも微妙な色調の差があって、
ビジュアルに加えて、波長というか、フィーリング部分で
合う合わないという好みが大きく分かれてくるのです。
そんな中、
つける方や、指輪の作風に合わせて
結婚指輪を長く作り続けていると、
大切な方にオススメできるゴールドは3種類のカラーバリエーションとなっていた。
18金のシャンパンゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド。
今日は結婚指輪の素材編です。
上から下へ。
k18 champagne gold
k18 yellow gold
k18 pink gold
わっ!結構色が違いますね。
全て同じ18金のゴールドなのです。
ゴールドの単位、カラットは24進法で数えられるので、
この18金というのは18/24
つまり純金24に対して18の金位を持っているということ。
あとの6はというと、そのゴールドを固く、ジュエリーに適した素材とするべく
銀や銅、パラジウムなど、他の金属がミックスされている。
この3本のリングは全て18金なので、
あとの6に含まれる金属の内容を変化させるだけで
こんなにも表情が変わるのだからスゴイ!
これまで歴史の中でたくさんの人たちが技術を重ねて作り上げてきた金属を使い、
長い年月の延長線上でジュエリーを作っている。
そう思うと果てしない気持ちに包まれる。
3本重ねてみた。
面白いのは、
この3本の素材を前にすると、
誰もが気に入ったリングに手が伸びるということ。
すーっと、自然に。
そこには考えることや理屈がなくて、
より直感めいたところで選んでいるということなのだろう。
手が伸びる場所という
なんとなく不確かな設定に、なぜかとても確かなものを感じている。
ですので、
どの素材がフィットするのだろう?
そんな疑問が浮かんだ時はぜひ声をかけてください。
遠方の場合は郵送にて、屋久島にお越しの際はしずくギャラリーでお会いして、
いつもサンプルリングを実際に手にとってお試しいただけるように手配させていただいてます。
*サンプルリング貸し出しのお問い合わせ
mail: hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
LINEで問い合わせる
こちらは今日準備したサンプルリング。
これから海を渡るところ。
太陽の光にかざしてみたり。
左から、
シャンパンゴールド
ピンクゴールド
イエローゴールド
共鳴したり、反射したり。
シチュエーションによって変化する表情を、
屋久島の緑をバックに楽しんでいた。
今朝、温泉の近くで出会った緋寒桜にピンクゴールドの色が近しいような。。。
結婚指輪選びでは
素材もデザインも全く同じにしてみたり、
デザインをお揃いで素材を微妙に変えてみたり、
素材が同じででデザインに変化をもたせてみるのも素敵ですね!
それぞれが違っていたり、
とてもよく似ていたり、
二人が一緒になった時にまた新しい一つが生まれてきて。。
だから結婚指輪選びは面白いです。
それってパートナーのことと同じなのかも。
二人でたくさんお話をしながらの、
結婚指輪選び。
新しいデザイン、新しいアイデア、意外な発見?
ここから何かが生まれ続けています。
シルバー、プラチナ、白色系の金属はこちら↓
随時動画更新しています!結婚指輪素材比較編
あられ降る、いつものビーチにて。
一人で波に乗っていたら
くるり!祝福に包まれた。
それはほんの一瞬のこと。
ドキドキした1日の始まりでした。
今朝、喉がイガイガするなと思ってたら、
おすそ分けにいただきました、とれたての金柑。
これは助かった!とばかりに
金柑の実とマヌカハニーをお湯に混ぜてホット金柑ジュースとした。
熱々のジュースを飲むと、これがもう、ポカポカ。
気がつけば喉も元どおりになっていて、一安心。
からの、海へ。
帰り道には気持ちの良い道を見つけました。
寒い日が続きますが、
そんな中、
体を動かしたり、あたたかいものを食べたりするのは、
気分がフレッシュになるものですね。
皆さま、2月の始まりをいかがお過ごしですか?
シダ模様を彫り込んだ、柔らかいシルエットのプラチナリング。
葉っぱを指に巻いたり、首飾りにして遊んだのっていつのことだっけ?
幼い頃は普通に毎日遊んでいたようなことだけど、
今となっては
植物と触れ合うことに特別なフィーリングを感じるようになったのが不思議です。
レディースのリングを繊細に、細いシルエットに。
手の中で包み込むように、造形が進んでおります。
初めて屋久島を訪れた時から、
なぜかわからないけれどシダの葉に夢中になっていて、
以来ずっと、シダモチーフとしたジュエリーを何度も何度も繰り返し作っている。
その中にはネックレスもあったし指輪もあったしブローチなんてのもあった。
最初はシダというマニアックな題材に、
これは受け入れてくれる人がいるのかなあ。。
などと思い巡らしたりしていたけれど、
一つ一つ作品を作り上げて、それを小さな場所で発表するうちに、
「シダ!私も大好きなのです!!」
「屋久島といえば、シダですよね!」
そんな嬉しい声とも出会うようになり、
ついには結婚指輪に刻み込むモーチフとするまでになってきた。
初めて結婚指輪にシダ模様を刻み込んだ時のことはよく覚えていて、
わたしの海仲間が結婚することになったときに
屋久島の海を感じるアクアマリンと、森を感じるシダ模様を組み合わせた指輪って素敵じゃない!?
と、彼と二人、まだ古いアトリエで盛り上がった瞬間。
これが今も続くシダの指輪シリーズの始まりとなるとは!夢にも思っていなかったのだから、
巡り合いというか、一つ一つのタイミングは奇跡のようだ。
シダのシルエットを彫り込むように、
シダのシルエットを浮き上がらせるように、
などなど
同じシダ模様でも表現のステイルは無限にあって、
つける方によって、出来上がるジュエリーが違ったものとなるのも、また面白い。
雫ギャラリーでお会いして、
メールやお電話で何度も言葉を交わして、
出来上がったジュエリーが次のジュエリーへと
デザインの一部分をバトンタッチするようにして、
これまでたくさんの作品が生まれてきた。
その中には
え、マジですか!
という技術的に挑戦めいたアイデアもありました笑
「でも、ケイさんならなんとかできるはずです」
などと励ましの声をかけてもらいながら作ってきたジュエリーたちを
今日はなんとなく振り返り、懐かしんでいた。
プラチナにシダ模様、ゴールドにシダ模様、
石を埋め込んで、アウトラインに曲線をつけて、エンゲージリングとマリッジリングの組み合わせで。。。
その中で、
案外作ったことのなっかたものがラウンドシェイプのリングにシダ模様を彫り込む、というスタイルなんです。
そして、そして、
時は去年の秋頃のこと。
「丸いリングの表面に、シダ模様を彫り込んで欲しいのです!」
初めて声をかけていただいた時、
シダの指輪シリーズがまた先へと繋がったことが嬉しくて、
思わず心の中で声をあげてしまった。
やった!ずっと作りたかったスタイルだ。ついに!
シダの指輪をラウンドスタイルで。
素敵なジュエリーの予感。
One Drop Ring 18k yellow gold, diamond
ダイヤモンドのキラキラは
全部で58ある面を通して入り込んだ光が
内部で全反射して上部から放たれ、
ダイヤモンドの輝きをきわだたせる設計から生まれてくるもの。
角度を変えたり、光の強さを変えたりを繰り返すと
そのキラキラもまた表情を変え続ける。
今日出来上がったばかりのダイヤモンドリングを
ライトの下で眺めていたら、
時折キラリと強い輝きが
心のずっと奥の方に響いてきて、嬉しくなってきた。
指輪だとこうやって、自分で石を見ることができるのも楽しいところ。
石を眺めている時間って、なんだかとても静かなのであります。
今日は雨降りの屋久島。
One Drop Ringは屋久島の水、しずくの一滴をかたどってシンプルなリングとしたもので、
不思議とこの指輪が出来上がるときは雨の日が多いような。
偶然なのか、必然なのか。
ここで暮らしていると、どうしても水にまつわるジュエリーを作りたくなる。
雨の止み間、庭先にリングを持ち出してみると、
雨の雫と屋久島の緑がバックとなって感激!
素材はゴールドとダイヤモンド。
丸い石枠に細いリング。
普段付けもオーケーで、婚約指輪にも使えるような、
どこまでもシンプルなジュエリーを作ってみたい、
というのがこのリングを作ったきっかけでした。
この雫リング、
とても細身な作りなので、
他のリングと一緒に、重ねてつけるのも素敵ですね。
実は今回のリング
先日作った結婚指輪と組み合わせて、
婚約指輪としてお使いいただくために、
デザインを合わせて作ったものなのです。
マッチングの要となる素材や色感など、
ゴールドの配合はとても大切にいたしました。
「旅先で指輪を作りたかったのです!」
お二人の言葉で始まった、この指輪作り。
素材のこと、サイズのことなどなど、
結婚指輪から始まって婚約指輪が出来上がるまで、
お二人にもじっくりとお付き合いいただきまして、
本当にありがとうございました◎
婚約指輪が雨の雫なら、
お二人の結婚指輪は
屋久島の山と海を想いながら作ったものなのです。
一緒に並べてみると、ピタリ。
山と海と雫。
屋久島のかけらが小さなジュエリーとなって、
3つが一つとなって、
お二人の元に届きます。
ほんと、この自然から
全てのものは生まれてくるのですね。
お二人の指輪を作っている間は何度もビーチに通って、
ここから大切なものを学んでおりました。
屋久島の海から見た屋久島と水。
体の中を風が通り抜けるような、
そんな景色。
お磨き直しやメンテナンスでジュエリーをお預かりすると、
その際にメッセージやお手紙のやり取りがあって、
「そういえば、どうされているかなあー」などと、
久しぶりに思い巡らせてみたり。
少しの間離れていた繋がりが
再び近しくなったような気がして、いつも嬉しくなる。
実は結婚しまして。。とか、
ずっとお守りのようにつけてます。。などなど、
そこにサプライズや感動があることもしばしば。
一つの素敵なストーリーと共にあるジュエリーは
もう前のジュエリーとは違っていて、
作った本人であるわたしとしても
いつも新鮮な気持ちに包まれている。
今日は小さなお花のネックレスをお預かりして、
メンテナンスの作業を進めておりました。
経年で弱くなってきた金具部分を取り替えて、
チェーンを洗浄して、紙やすりで磨き直す。
シルバーの表面を囲う薄い膜を取り去ってあげたら、
ピカピカの新しい質感が現れた。
こうして定期的に時間をかけて磨きながら使う行為って
実は既に、今だからこそとても貴重なものとなっているのかも。
そして、この先それはより大切なものとなってゆくのだろうと感じている。
ジュエリーを作って、それを使っていただくという経験を通して、
じっくりと過ごす時間の大切さを学び、
よし!
それならオレは一つ一つ丁寧にジュエリーを作ってゆこう。
ここにきて更に、職人気質がふつふつと湧き上がってきています。
left: ツユクサのネックレス 18k yellow gold, sv925, aquamarine
right: ヒマワリのネックレス 18k yellow gold, sv925, citrine
ツユクサは7月の花。
ヒマワリは8月の花。
大きさは約1cmほどの小さなネックレスは
屋久島の季節を飾る12ヶ月の花をかたどって作ったジュエリーなんです。
これから2月となって、
森ではオオゴカヨウオウレンの花が、
3月には里で小さな小花、ルリハコベなどが咲き始め、
4月にミカンの花、5月に百合の花、6月の紫陽花へ。
そして、ツユクサ、ヒマワリに。
季節って、お花ってホント素敵!
いつも変わらないはずの巡りの中で、
いつもワクワクした気持ちに包まれている。
今、屋久島で満開なのがこちら緋寒桜。
毎年2月に入る時期が見頃となるので、そろそろかと思って車を走らせると、
ああ!
熱いお茶を持っってくればよかった。
おいなりさんとかも作ってくればよかった。笑
こちら屋久島も
まだまだ寒い日が続いておりますが、
ところどころに始まりの予感、感じています!
結婚指輪が出来上がって、海へ。
眩しかったヒカリ。冬の波。仲間たち。
今日はここで1日を過ごしました。
いつものビーチにて。
シダ模様を内側に彫り込む新しいスタイルで。
去年の春にしずくギャラリーに来てくれたお二人に作る結婚指輪が出来上がった。
お二人のリングには緑に囲まれた場所が似合うような気がして、
夕暮れ時、出来上がったばかりの指輪を持って、しずくギャラリーまで車を走らせることに。
ギャラリーのディスプレイにリングを並べて眺めていると、
一年前にプロポーズからのしずくギャラリー直行(なんと!)でお会いしたことや、
そのあと裕子さんの東京に来てくれたことなどを思い出して
胸の奥があたたかくなってきた。
初めてお会いしてからちょうど一年。
多分お二人にも、オレにもマジでいろんなことがあって、
もっともっと月日が流れたような気がしたり。。
流れ行く時間の中で、三人でコツコツとデザインを作り進めて来たのが、
今となっては少し懐かしき思い出でもあります。
指輪を作っている間はちょうどシダの若葉が次々と現れる頃だった。
シダにスミレにレンゲにミツバチに。
こちらはもう春の予感たっぷり。
始まりの季節であります。
left: 2.3mm wide, platinum900
right: 2.0-1.2mm wide, champagne gold
今回は彼がプラチナと彼女がシャンパンゴールドという組み合わせ。
結婚指輪は長く生活に寄り添うことから、
硬く耐久性のある金属であることに加えて、
柔らかく、優しい付け心地であると、
親しみや愛着がいっそう大きくなるもの。
お二人の暮らしにフィットするようにと、
メンズの方はしっかりと、レディースはしなやかで繊細なスタイルで、
シンプルで柔らかいアウトラインに大きなカーブをもたせて仕上げました。
結婚指輪は
二本が寄り添った時に初めて
素材や造形、細部のこだわりなどが合わさって一つとなるのが素敵だと思う。
それって、わたし達の暮らしに似ているような。ホントに!
大好きなデザインで、何度か創作を繰り返して来た流線型のリングですが、
作るたびに新しくなっている。
お二人との出会いがかけがえのないものであるから、
出来上がるリングも一つだけのものとなるのですね!
流線型のリング、内側にシダ模様、シャンパンゴールドとプラチナ、打ち合わせにピザ笑
たった一つの結婚指輪となりました。
楽しい制作をありがとうございました!
今日、ギャラリーの入り口で椿の花が咲いていたのですよ。
それもたくさん!
今年もいいことありそうな予感です。
それを一輪いただいて、お二人に。
ご結婚おめでとうございます!!
こんにちは!
今日の屋久島はしとしと雨降りでした。
そういえば、まとまった雨って久しぶりなのでは。
心地よい雨音に誘われて庭に出てみたら
世界を覆う雫に魅了されて、
雫から雫へと辿るうちに、気がつけば遠くまで歩き続けていた。
咲き始めたスミレ。
淡い緑色をまとったシダの葉っぱ。
くるり。
シダの若葉を見ると、いよいよ春も近づいてきたなと思うのは毎年のこと。
それがいつもフレッシュに感じるのだから、自然ってすごい。
今日から再開した指輪作りのモチーフがちょうどシダということもあって、
きのこ写真家の新井文彦さんに教えていただいた、きのこ目線ならぬ
シダ目線で、低く低く地面に這いつくばっていた。
pt900, round shape
k18 champagne gold, round shape
アトリエです。
シンプルなラウンドシェイプのリングに彫り込んだのはお気に入りのシダ模様。
これまでもシダ模様をリングに彫り込んできたけれど、
内側にシダ模様というのは初めての試みで、
「シンプルなアウトラインのリングに、アクセントとしてシダ模様を内側に施せますか?」
実はこのアイデア、お二人にかけていただいた声から生まれたものなのです。
リングの幅が約2.0mmほどなので、
このシダ模様もかなり繊細ですね!
小さいながらにも象徴的に感じるのは
一目でシダ全体を視界に収めることのできるようなサイズとしたからだろう。
手にとって作業をしていると、
内側にあるものなのに、不思議と大きな大きな存在感が伝わってきた。
イニシャルや記念日などの刻印にしても、
このシダ模様にしても、
なぜ内側に、なぜ見えないのに、
わたし達はそこに装飾を施すのだろうか。
おそらくそこには二人の暗号というか、約束というか、
目に見えない特別な力が働いていて、
内側に刻印があること自体にデザイン以上の重みを感じることができるからなのだろう。
デザインとして誰かに褒められたり、目立つものではありませんが、
そこに間違いなく、心に響く何かを感じることができるのが
わたし自身も気に入っている。
自分たちだけに、内側に向かう作業もまた素敵であります。
アウトラインに動きを与えるために、リング全体に曲線を与えているところ。
シダ模様にも変化が加わって、さらに生き生きとした躍動が生まれてきた。
去年の4月にしずくギャラリーに来たくれたお二人の指輪作りもいよいよ終わりが近づいてまいりました。
また春がやってくるのですね!
軽やかで、自由で、
そして、春のシダに感じるのは始まりのイメージ。
始まりを祝福するために、指輪作りの最後を迎えよう。
これまでの時間を味わいながら作業机に向かってます。