屋久島ノースは宮之浦。
日の出とともに大好きな場所にやってきた。
この浜辺のすぐ近所でで生まれ育った友人がいて、
彼は毎朝、欠かさずに、この浜の清掃をしてくれているんです。
すぐ近くの神社の雰囲気と相まって、
この日も清らかな空気が流れてた。
ここの波がまだ本領発揮ではなかったので、
さらに北に車を走らせて
秘密の場所、文字通り“シークレット”と呼ばれている場所にたどり着いた。
ここにはサーファー達が歩いてできた、海岸まで続く道があって、
このハートマークのクワズイモの道をグイグイと降りていくと、
ハート型のサンゴに出会いました。
そんな一日の始まり。
そして、今日からいよいよ新しいジュエリー作りが始まる。
神戸に暮らすお二人とは夏の間ずっとメールでデザインの打ち合わせを重ねてきてて、
海からアトリエに帰って
「いよいよ制作始まります!」
作業開始の合図をメールすると
「海ですか!こちら神戸はもう涼しくなってきて。。」
そんなメッセージが帰ってきた。
そうなのか、神戸にはもう秋がやってきているのだ。
屋久島と神戸、海を越えて、季節を越えての指輪作りであります。
お二人が選んでくれたプラチナ素材。
何と言ってもプラチナは鏡のように世界を写すのが特徴で、
キラリと光を写し、跳ね返ると、ドキッと心に響くのがわたしも大のお気に入り。
つい先日も海に持っていったらキラキラに溶け込んでたのを思い出して、うっとりしてしまった。
お二人は山登り大好きといってたので、
空のブルーや森の緑をきっと写しこんでくれるだろう。
結婚指輪作り、その第一歩。
くるりと巻いたプラチナの線の両端を、目標のサイズに合わせてカット。
酸素トーチを当ててその両端を溶接。
温度は約1240度。
高温での作業となるプラチナででの指輪作りに
いつもながら集中がマックスだった。
緊張感あふれる場面は案外好きなフィーリングで、
その中にいるといつもリラックスしている自分に気がつきます。
心地よいラインはリラックスの中に生まれる。
目的のサイズは12号と17号でありますが、
これからの作業の余白を取って少し小さめに仕上げておいて、
明日は造形作業であります。
今朝の波にサーフボードで描いたように、
指輪にも柔らかで、大きなラインを描きたい。
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