うちで作ったマンゴーよかったら食べますか?
となりのの地域に暮らす友人から、インスタグラムのメッセージが届いた。
そう、ちょうどそのマンゴーを作ってるお二人の結婚指輪を作り始めることになっていて、収穫のタイミングとうまく重なって声をかけてくれたのだ。
「一度食べてもらいたくて。」と、嬉しすぎる計らいだった。
嬉しいです!
と速攻で返信して車を走らせる。
道路から見えた青空と大きな雲。青空と大きな雲が映った海。
信じららないほどに夏めいた朝だった。
南国の香りってどうしてこんなにも甘いのだろう。
マンゴーもそうだし、プルメリアもそう。
紙袋を開けると、中からフワーッと別世界の香りが漂って、胸のずっと奥の方まで響いた。
手に取るとその香りはぐっと強くなって、もうすでに食べた気になるほど笑
「冷やしてから食べてくださいね!」
と言われていたのに、我慢できず、
最初の1個を食べることにしてしまった。。
“マンゴーの切り方”なるものをyoutubeでチェックして、
手作りのケーキとともに、朝食といたしました。
夏のかけらを食べた朝。
まだまだ夏、続きますね。
さて、アトリエです。
左側がシャンパンゴールド。右側がピンクゴールド。
美味しいマンゴーを育てるお二人は、
結婚指輪の素材に色違いのゴールドを選んでくれた。
同じk18ゴールドでもこんなにも色が違うなんて、ほんと、不思議ですよね。
ゴールドは24ゴールドが純金でありまして、
でも、純金のままだと柔らかく、ジュエリーには不向きなので、
強度を持たせるために18/24を純金、残りの6/24を別の金属をミックスして
強く、輝き美しい、ジュエリーに適した配合としているんです。
その6/24の金属、ここを微妙に変えることによって
シャンパンの薄黄色やピンクの淡赤色が出来上がる。
リングがおよそ3グラム前後なので、
6/24だと0.75グラムほどと、かなり繊細な配合であります。
ゴールドの色とりどりを前にすると、
大地の一部にこんなにも鮮やかな素材があるのだ!といつも希望に満ちた気持ちになります。
そういえば、マンゴーも。果物や野菜も、それは色鮮やかな世界があるのだろうなあ。。
朝のマンゴーからの、ゴールドの色々で、
作業机の前でワクワクした気持ちに包まれていた。
彼のサイズは18号。
ピタリサイズが合うように、糸鋸で長さを合わしてゆきます。
農作業をされていて、しっかりとした手に選んだのは、
すっきり細身のアウトライン。
18k pink gold
シンプルなリングの形になって、ざっと磨き上げると、
ピンクゴールドのピンクゴールドらしさがぐっと浮き上がって感じられました。
この素材感。この素材感がいいんですよね。
ピンクゴールドとシャンパンゴールドをたっぷり感じていただけるような、
心地よい指輪を作りたい。
夕暮れ時の淡赤色、ピンクゴールド。
カラフルな指輪作りはまだまだ続きます。
屋久島でつくる結婚指輪
始まり編
今日のキッチン。今日のジュエリー。今日の海。屋久島夏の色とりどり。