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感動いっぱい!2019年に屋久島で作ったジュエリー まとめ! 

2019年が終わり、2020年を迎えようとする日。

今年のいろいろを振り返ってこのブログを書こうと

画像を集めてみると、

多すぎて集まらない!

あんなことやこんなこと、

思い出がありすぎてやばかった。

 

新しいフォルダを作って、

気になるジュエリーや思い出の画像をどんどんと入れてゆく。

もうこの時点で300枚ほどになってしまって驚いた。

さらに新しいファイルを作って、

そこに厳選したファイルを移動する。

そんな作業を5回ほど繰り返して、

なんとかコンパクトなサイズとなりました。

 

どのジュエリーにも

想いがいっぱい詰まってて、

わたくしごとではありますが、

2019年はジュエリーを通して本当にやりたかったことができたなあと

思えた一年でもありました。

 

みんながいて、わたしがいて、ジュエリーが生まれる。

そしてまた新しい出会いがあって、インスピレーションが生まれ、ジュエリーが繋がっていく。

心いっぱいのジュエリー作りです。

 

ジュエリーを介して出会ってくれた皆さまに、

抱えきれないほどのありがとうの気持ちを込めて、

インスピレーションで一気に書きました。

 

始まりの季節。

屋久島では冬の桜が咲き、長野に届ける指輪が出来上がりました。

これから始まるお二人の時間にご一緒できるジュエリー作りは、

いつもワクワクに満ちている。

始まりといえば、

屋久島でプロポーズをされる方も!

彼が彼女に海の見える温泉でプロポーズを果たして、

その足でしずくギャラリーに来て、選んでくれたお花の指輪。

このリングはサイズお直ししてニューヨークに送りました。

結婚指輪作りにはハッピーな時間がつきもので、

屋久島では森の中の結婚式にも参加いたしました。

森の中、幸せなムードに包まれたリングリレーの思い出。

雪解けの季節。春。

まだ雪の積もるスイスを思いながら

森に咲くオオゴカヨウオウレンのネックレスを作り

こちらも雪いっぱいの岩手を思いながら

雪をモチーフにしたリングを作った。キラキラ。

平成の最後、令和の始まりにお届けした一滴のしずく。

ご結婚1周年にお届けした一粒のダイヤモンド

ご結婚10周年。夜光貝で作ったしずくのピアス。

 

お二人のストーリーの数だけ

ジュエリーがある。

出会う事って本当に素敵です。

 

お二人のストーリー+わたし

で生まれた結婚指輪たちをいくつか。

鹿児島から海を渡ってきてくれたお二人とは海の思い出を指輪に。

お祖母様のおつかいだったジュエリーをリメイクして作った婚約指輪。

オリジナルの刻印を一緒に作った結婚指輪。

指輪が出来上がって、彼と彼女に初めて会ったけど、

出来上がった指輪とぴったりの爽やかなお二人だったなあ。。

静岡で自然に包まれた暮らしを営むお二人との指輪作り。

しずくギャラリーでお会いして、

メールで、インスタグラムで、

長くデザイン作りを進めるうちに

家族みたいに親密に思えることも。

屋久島の森を歩いて、指輪を作る。

しずくギャラリーでゆっくりとした時間を過ごしたお二人。

そんな時間を刻むように、

指輪にシダの模様を彫り込みました。

 

後にまた東京でもお会いすることになるなんて!

これだからオーダーメイドの指輪作りは最高です。

形の奥にある何かを感じていたいと思う。

 

雨の屋久島。

6月は雨の音に包まれながらのジュエリー作りだった。

彼女の大好きな紫陽花とともに。

雨の日につけたいのです!

そんなアイデアもいただいてのオリジナルのネックレス作り。

大阪時代からずっと作品を見てくれて、ホントにありがとうございます。

雨のしずく。

そろそろ海の季節が始まるころ。

 

島の友人にジュエリーをお作りしたのも素敵な思い出でした。

屋久島生まれの彼と屋久島大好きな彼女。

受け継ぐ指輪。

海が大好き仲間の彼女に。

お隣の地域に暮らす。お二人にはシャンパンゴールドとピンクゴールドで結婚指輪をお作りしました。

郵便局で出会ったら声をかけてくださいね。

これからもよろしくお願いします。

 

ジュエリーの好きなところは

想いがいっぱい詰まってるところ。

大切な方にプレゼントにはお花のジュエリーがぴったりだと思う

花束を届けるようにジュエリーを贈りたい。

そんな想いにグッときた。

 

 

そして、夏。

夏がやってきた。

ここからは皆さまとの指輪作りにずっと夢中になっていて!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで生まれた瞬間瞬間を

皆さまとジュエリーを介して過ごしたいろいろを、

きっと一生忘れないと思う。

 

 

そして今年新しかったのが、

屋久島から海を越えて、

違う場所でも皆さまにお会いできたこと。

 

東京南青山で開催された裕子さんの個展にはホントにたくさんの方々とお会いできて!

初めて会うのに指輪作りで長くお付き合いしていたからなんとなくずっと知っていたようでもあり、

小さな指輪に大きな広がりを感じた日々だった。

 

 

 

指輪が出来上がった朝、

山々を望む、お気に入りの場所に出かけました。

 

彼とは婚約指輪から始まって、半年以上も指輪作りを続けてきて

すでに長いおつきあい。

 

今の世代から次の世代へと

ジュエリーって長くお使いいただけるのも素晴らしいことで、

指輪が出来上がってお届けすると

また新しい何かが始まることを感じては、

オレもまだまだやらなくっちゃ!

といつもフレッシュな気持ちになります。

 

そうそう。

今年の最後にはこんなあたたかな出来事もあったのですよ。

彼女が20歳になった、成人のお祝いに

屋久島でとっても馴染み深い、

タンカンの花をかたどったネックレスをお作りしました。

 

出来上がったネックレスをお父様が彼女につける瞬間は感動的で、

ご一緒できて、ジュエリーを作っていてよかったなあと

あたたかな気持ちに包まれました。

 

駆け足となりましたが、

皆さまに元気をもらってジュエリーを作り続けた一年も、ここまで。

 

一旦データを保存して、出来上がった内容をチェックすると、

むっちゃ長文となりました笑

でもこれでも全然書ききれない!

 

いよいよ年越しです。

今年もブログにお越しいただきましてありがとうございました!

皆様の2020年が素敵な時間に包まれることを想って、

どうぞ良いお年を♪

 

Happy Jewelry

 

 

 

 

20歳のお誕生日に、オーダーメイドで作りました。 ご両親から贈る、小さな花のネックレス。#屋久島 #ハッピージュエリー

みかんの花をかたどって、

小さなペンダントを作りました。

 

k18イエローゴールド とダイヤモンドのシンプルな組み合わせは

やっぱり素敵!

手に取ると、

可愛さの中にも普遍性といいますか、

これからずっとつけていられる宝物のようにも感じられて。

 

彼女の新しいスタートに寄り添ってくれるジュエリーになったなと

喜びが込み上げてきた。

モチーフになったのは島の名産タンカンの花というのも、屋久島で生まれた彼女にぴったりだなと思った。

 

彼女が20歳になった2019年。

大切な記念のジュエリーにと、ご両親に声をかけていただいて

オーダーメイドで作り進めてまいりました。

 

そして、今日がそのネックレスをお届けする日。ドキドキ。

今年最後のしずくギャラリーです。

夜のしずくギャラリーはクリスマスの余韻でイルミネーションが盛り上げてくれました。

 

屋久島サウスは平内。小川沿いに佇むしずくギャラリー。

山から川をつたい、海に向かって風が抜け、

春にはタケノコがとれて、夏には水遊びもできる。

地域の皆さんが大切にされている場所。

今年もここでギャラリーをできることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、

待ち合わせが夜遅い時間になったのは、

彼女がお仕事をしている大阪から、今年の仕事を終えて、

屋久島に最終のフェリーで帰ってきたからで、

 

聞くと、フェリーを降りてその足で

お父さん、お母さん、彼女、弟さん、妹さん、

ご家族5人で揃ってギャラリーに直行してくれただという。

 

お正月をご家族と過ごして島では1月の3日に行われる成人式にも出席されるということで、

 

それではちょうどネックレスをつけていくことがでいますね!

と、わたしもテンションが上がってしまった。

 

ケースに入れたネックレスを見ていただいて、

「せっかくなので、つけてあげみては!」

というお話になりまして。

なかなか慣れない手つきで、ちょっと緊張しながら

お父さんが彼女にプレゼントのネックレスをつけてあげてるところ。

 

お母さんの視線も弟も妹さんの視線もぎゅっと集まって笑

今年最後に感動的だったワンシーン。

 

Happy 20th anniversary!

Happy jewelry!

 

みかんのネックレス 

 

 

オーダーメイドのご相談はこちらまで

hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

屋久島へ。ここで結婚指輪を作りたい。ゴールド×プラチナ、シダ模様のお揃いリング[完成編]

お二人が婚約指輪に選んでくれたシダの指輪。

重ね合わせる結婚指輪にはシンプルなラウンドシェイプ のリングを。

シダの指輪と素材を合わせてk18イエローゴールド で合わせてお作りました。

屋久島でお気に入りのジュエリーに出会いました。ゴールド×プラチナで作る“シダの婚約指輪”

 

そしてそして!

彼のリングは彼女のリングに寄り添って。

同じシンプルなラウンドシェイプのデザインを、

色違いのk18シャンパンゴールドでお作りしたのですが 。

実はもう一つのとっておきがありまして。

彼のリング表面にシダ模様を彫り込んで

ここにお揃いのリングが出来上がりました。

 

3本のリングを並べてみると、

シダのモチーフやリングのアウトライン、ゴールドの色違いもあって、

それぞれがまるで手を取り合うように繋がってて。

夫婦って、出会うことって、なんだかとても素敵だなあと

リングを目の前にあたたかな気持ちに包まれた。

 

最初はちょっとしたひらめきから始まったお二人との指輪作りが

お二人とわたし、一緒にイメージを少しずつ積み重ねて

一つの形になったのが嬉しくて!

 

秋のしずくギャラリーでお会いした時のことを思い出しながら、

短く収めたムービーがこちら。

 

 

お二人は大阪から海を越えて屋久島旅に。

森を歩き、

そして、しずくギャラリーには彼女がずっと好きだったシダのリングに会いにきてくれたのです。

 

その日のブログを見返してみると、

屋久島ではコスモスが咲き始め

それでも毎日のように海に通っていた。

まだまだ暑い秋の始まりの頃でした。

屋久島 しずくギャラリーで素敵な出会い。シダ模様の結婚指輪。プラチナリング 、海のリズム。

 

素敵だったしずくギャラリーでの出会いから

秋が過ぎて

ツワブキの花が咲いて、

山茶花も咲いて、花が落ちて、

屋久島サウスにもついに冬がやってきた。

驚くほどにあたたかな今年の冬。

 

出来上がった指輪を持って散歩に出かけることに。

(信じられないけど半袖で!)

シダの指輪  platinum, 18k yellow gold
シダの結婚指輪 18k yellow gold, 18k champagne gold 

 

朝の木漏れ日。

朝露を纏ったシダの葉の上で3本のリングを手に取る。

冷たいはずの金属にふわりとした温もりを感じるのはなぜだろう。

 

シダの葉の柔らかな質感やしずくのキラキラに、

お二人の指輪がすっと溶け込んだ。

屋久島から大阪のお二人に。

 

デザイン作りのいろいろでは、

大阪でのローカル話題に花が咲いたりして、

楽しい時間でもありましたね。

ここ屋久島で、わたしと。わたしのジュエリーと巡り合ってくれてありがとうございます。

 

ご結婚おめでとうございます。

もうすぐ2020年です!

屋久島でつくる結婚指輪

 

 

 

婚約指輪制作編

屋久島のシダをかたどった、彼女がずっと好きだった婚約指輪作り

レディース結婚指輪制作編

結婚指輪を快適につけるために。オーダーメイドで大切にしたイエローゴールドの質感と細身バランス。#屋久島でつくる結婚指輪

お二人の暮らしや思いを映しこむように。屋久島でゆっくりと流れる結婚指輪作りの時間

今朝は低い位置に虹が出た。

島の中でも季節や太陽の具合によって、

虹の出やすい場所があることが最近はわかるようになってきた。

 

今日みたいに低い位置に虹が出るときは

あの場所だ!と言わんばかりに

県道脇の鬼塚農園さん方面へと向かう。

駐車場あたりに車を泊めて空を見上げると、

左端から右端まですっぽりと、それは大きく見えた。

いつものビーチで1時間ほど波に乗ってからの、

アトリエに。

軽く焼いたトーストにアボカドを乗せて塩と胡椒、

オイルを少々、そして半熟卵をのせてサンドイッチを作って

コーヒーを淹れて朝食といたしました。

 

そんな1日の始まり。

今年もあと5日となりました。

 

今年のうちにやっておきたいこと!

などなど、盛りだくさんの頃でありますね。

わたしの方はと言いますと、

今年のうちにお届けしたいサンプルリングがあって、

朝の船で海を渡ることができてホッと一息。

今日のラインナップ

上から下に。

 

メンズ wave ring/ round  2.6mm-1.8mm
レディース スクエア叩き模様 2.0mm     レディース スクエアwave 叩き模様2.2mm-1.4mm
素材サンプル プラチナ・k18イエローゴールド 

 

ほんの数日前はシルバーの角ばった線だったリング

海の向こう、鹿児島にお住いのお二人とはここまでメールやお電話を通じて

デザイン作りを進めてきた。

 

彼と彼女、そしてわたしと一緒にイメージした結婚指輪が

サンプルではあるけれど、初めてここに形になったのを前にして、

ワクワクせずにはいられなかった。

 

急速に速度を上げ続けるこの頃だからだろうか、

海を越えて、そして2019年から2020年へと。

そしてお二人の暮らしや思いを映しこむように。

じっくりと流れる指輪作りの時間がとても心地よく感じています。

 

年末のファイル整理をしていたら出てきたお気に入りの写真。

ついつい眺めては作業の手が止まってしまうものですね笑

 

元気いっぱいのモンステラ。蝉の鳴き。声小川のせせらぎ。眩しかった太陽。

夏の記憶が蘇った瞬間。

 

屋久島でつくる結婚指輪

屋久島のしとしと雨降りに心傾けながら作るジュエリー。 プラチナ×ダイヤモンド “しずくの指輪”

しとしと雨の屋久島サウス。

こんな日は水にまつわるジュエリーをつけて出かけたくなるようで、

裕子さんはプラチナとダイヤモンドを組み合わせて作った“しずくの指輪”を2本選んでいた。

2本のリングはすっきり細身のスタイルだったので、

重ね合わせるとピタリとフィットしていて!

プラチナとダイヤモンドの小さな粒々がキラキラと。

雨のしずくが指に宿ってるようにも見えました。

 

一方、わたしの方はと言いますと、

こんな時には水にちなんだジュエリーを無性に作りたくなる。

 

しずくのデザインはもちろん、

ダイヤモンドもいいし、アクアマリンも。

夜光貝をしずく型に削ったりするのも心地よい。

 

雨が降ればしずくの指輪を作って、

ツワブキが咲いたらお花のジュエリーを作ったり。

旬のいろいろをモチーフにするのは

まるでお寿司屋さんのようでもありますね。

 

雨のしとしとや、

お花の香り、

波のリズム、

朝の木漏れ日、

大好きな時間を分かち合いたくて、

これまでたくさんのジュエリーを作ってきた。

 

しずくの指輪はダイヤモンドの大きさやしずくのバランス、素材など、

お好みのスタイルにアレンジしてみるのも素敵。

 

雨が好きな皆さまに。

自然大好きな皆さまに。

自分で時々指元を眺めるために。

婚約指輪にもいいと思います。

細身のスタイルに夢中な皆さまも。

キラリと光るものに弱い皆さま(わたしも)。

ここ屋久島で生まれたジュエリーを手に取っていただけますように。

top: しずくの指輪 platinum, diamond ¥38.500.-
bottom: One Drop Ring  platinum, diamond ¥99.000.- 

 

オーダーメイドのお問い合はこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

屋久島でつくる結婚指輪

屋久島でお気に入りのジュエリーに出会いました。ゴールド×プラチナで作る“シダの婚約指輪”

あれだけ強く吹いた東風が静かな西風に変わって、

雨もピタリと止んで、

シダの指輪を完成させたくて、

夜明け前には目を覚ますと、

澄み切った空が広がっていた。

アトリエでは、

シダの葉っぱの端と端をしっかりと繋ぎ止めて、

丸く形を整えて、

じっくりと磨き上げ作業を施して、

シダの指輪が完成!

fern ring in platinum and yellow gold

 

イエローゴールド とプラチナの組み合わせは

その色の、質感のコントラストが大きいのがいい。

 

プラチナを葉っぱに、ゴールドを茎のように、

シダの葉を摘んで指に巻きつけるようなスタイルで指輪を作りました。

庭に持ち出してみる。

 

山茶花の絨毯の上。

木漏れ日の下。

屋久島の緑やマゼンタがリングに映り込んでいた。

 

軽やかで繊細な印象ではあるけれど、

手に取ると、しっかりと頑丈なフィーリングがあったのは、

プラチナとゴールドの程よい金属の重みのせいだろう。

表面のざらついた有機的な風合いは、

荒い紙やすりで施したマット仕上げによるものだ。

指輪作りではとにかく、

植物のしなやかさや強さ、優しさを表現したくって。

屋久島の暮らしの中で出会い、いつも感じてることを形に変えるように造形を進めてまいりました。

 

彼と彼女が秋のしずくギャラリーに来てくれて、

真っ先に彼女が手に取ってくれたのがこのシダの指輪だったのを

今でも鮮明に覚えてる。

 

「婚約指輪にシダの指輪を。ずっと思ってました!」

と言ってくれて嬉しかった。

いつも、この屋久島で感じてる時間を分かち合うことができたような気がして嬉しかった。

 

 

 

雨上がりのキラキラと、山茶花の花びらと、シダの指輪と。

植物をかたどったジュエリーを手にすると、

どこにいても自然を感じられて素敵ですね。

 

これから始まるお二人の暮らしの中に、

何気なくこのリングがあって、

ふわりと柔らかな瞬間が訪れますように。

 

そしてそして、

結婚指輪とのマッチングも!

このあとぜひ見ていただきたい。

楽しい指輪作りはもう少し続きます。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島のシダをかたどった、彼女がずっと好きだった婚約指輪作り

出会い編

屋久島 しずくギャラリーで素敵な出会い。シダ模様の結婚指輪。プラチナリング 、海のリズム。

屋久島のシダをかたどった、彼女がずっと好きだった婚約指輪作り

日中にそれは激しく降り続いた雨が上がると、

山茶花の花が落ちて、花びらの絨毯ができていた。

シダの葉を手にとって、マゼンタの上で眺める。

緑に赤に、

そう言えばもうすぐクリスマスだなあ。

 

屋久島にはイルミネーションがないけれど、

花々や植物、そしてジュエリーたちに囲まれてると、

カラフルな気持ちに包まれる。

 

今作ってる指輪はちょうどクリスマスイブに出来上がりそうで!

何となくツリーにも見えなくない、シダの葉をモチーフにしたジュエリー作りもムードを盛り上げてくれています。

 

屋久島のシダをかたどった、彼女がずっと好きだった指輪作りです。

 

さて、アトリエです。

プラチナとゴールドで組み合わせてかたどったシダの葉を

今日はくるりとリング状に造形を加えてゆくことに。

 

庭で手にしたシダの葉を作業台において工程を進めると、

その表情を感じ取ることができるだろう。

 

シダの葉を前に、ふわり柔らかさや凜としたシャープネスをイメージする。

一度進むと戻ることができない作業を前にして、キュッと背筋が伸びる思いだった。

それはなかなか悪くないフィーリングだった。

シダの葉は反り返りながら、くるりと回ると柔らかになる。

挑戦的といいますか、

金属が硬ければ硬い程に柔らかさを表現するのは面白い。

さらにくるり。

 

葉っぱらしい軽やかさと、ジュエリーとしての強度を両立させたくて。

素材の厚みや配合にはこだわりました。

 

プラチナは出来るだけ薄くすると頼りなくなるし。そしてゴールドに強度を持たせようとすると、リングが重たい印象になりかねない。

そのバランスを得るには結局、トライアンドエラーを重ねるのが一番近道ということになるのです。

シルバーにプラチナにゴールドに、これまでホントたくさんのシダジュエリーを作ってきた。

シダの指輪のこれまでずっと惹きつけられているところは、

自由な心持ちを抱くことができるところだろう。

 

軽やかさだったり、自然から生まれた美しさなのか、美しいゆえの感じる自然なのか、重ね付けにも魅力を感じるし。。

 

シダの指輪は何とも言えず、情緒豊かな個性を持っている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島暮らしジュエリー作り 植物を纏うように!“シダの指輪”プラチナ×ゴールド制作記

屋久島暮らしジュエリー作り 植物を纏うように!“シダの指輪”プラチナ×ゴールド制作記

今年もあと10日となりました。

皆さま年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。

そろそろ、今年買ってよかったものリストを発表してみたり、

大急ぎでふるさと納税やってみたり、

そんな頃でしょうか?

わたしは大掃除も終わったので、そろそろ2019最後の美容院に行ってリフレッシュしようかなと考えてるところです。

あ、そうそう、年末までには大きなイベント、クリスマスがありました!

 

こちら屋久島サウスも寒くなってきて、

作業前に暖を取ろうと、アトリエから車で5分ほどの尾の間温泉に行くと、

足湯コーナーで猫も温まっていた日曜日の朝。

すぐ近くではツワブキも、シダも、寒さの中で輝いていて!

今日も島に元気をもらって暮らしているなあと、力が湧いてきた。

 

ちょうど今、制作中のジュエリーもまた、

この屋久島暮らしでインスピレーションを得て生まれたデザインなのをよく覚えてる。

ここだからこそ大切にしたい、植物モチーフのジュエリー作りがあります。

 プラチナでかたどったシダの葉っぱを作ったところまでは昨日書きました。

 

この日は葉っぱに加えてリング部分となるゴールドの線を用意した。

その細さは1.2mm。リングとなる部分です。

とても繊細なので結婚指輪とのマッチングも良いだろう。

ゴールドとプラチナをカチリと組み合わせる。

ゴールドが茎のようで。。

シダの葉っぱを摘んで指に巻いて遊ぶような

そんな気持ち。

 

子供の頃に花や葉っぱで作った首飾りや指輪は一瞬の儚い装飾で。

素敵ではあるけど、でも、ずっとつけてられたら嬉しいなあ。。

そんな想いってありましたよね。

 

屋久島で植物いっぱいに囲まれてたらなおさらで笑

シダの葉の指輪をゴールドとプラチナで作ってみよう!

これだと使っていただける。

そうひらめいたのが、植物ジュエリーを作り始めたきっかけでした。

バーナーで火を当てて温度を高くキープしておいてからの、

二つの金属の間にスーッとロウ材を流し込んで接続しています。

ここが早くもリング作りのクライマックスでありました。ドキドキ

platinum and yellow gold

 

プラチナとイエローゴールド 。

少しずつ、少しずつ、手を加えるたびに金属が息吹を帯びてくる。

この何とも言えない喜びは作り手ならでわのフィーリングだろう。

そう思うと、感謝の気持ちでいっぱいになった。

いま、ここにあることにありがとう。

明日もまた、ジュエリーです!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

結婚指輪を快適につけるために。オーダーメイドで大切にしたイエローゴールドの質感と細身バランス。#屋久島でつくる結婚指輪

 

 

結婚指輪を快適につけるために。オーダーメイドで大切にしたイエローゴールドの質感と細身バランス。#屋久島でつくる結婚指輪

今朝の作業からお話は始まります。

 

秋の屋久島旅でギャラリーに来てくれたお二人。

その結婚指輪作りはレディースのリングの仕上げ作業となりました。

 

リングの内側に回転機械をあてがって、金属の表面をピカピカに磨き上げると、つるりと肌触り良く出来上がります。

 

ここは指に直にフィットする部分なので、ここはスムーズに仕上げたい。

そう思って、内側の質感はいつも大切にしてきました。

数段階の磨き上げ工程を経て、

鏡のように、世界を映すほどにピカピカな面が出来上がりました。

 

手を加えるほどに表情が変化する。

金属って不思議です。

表面は有機的な雰囲気を帯びるように、マットな質感に仕上げる。

2.0mmのラウンドシェイプ。

シンプルで最高に着け心地の良いバランスだと思う。

 

今日はしとしと雨降りだった屋久島サウス。

 

彼のシャンパンゴールドからの彼女のイエローゴールド と、

結婚指輪作りがひと段落したところで、

さらに次なる作業へと移ることに。

お二人にはもう一つ、指輪をお作りすることになっているんです。

プラチナの板でかたどったシダの葉っぱ。

 

シダの葉は縁起の良いイメージで、お正月の飾りにも使われています。

屋久島に初めて訪れた時、その大きさや種類の豊かさに魅了されて、

いつかジュエリーのモチーフにしようと決めた。

 

そして今は欠かすことのできない、大切なテーマになっている。

軽やかで、自由を感じる植物だと思う。

 

シダの葉っぱをかたどるジュエリーは婚約指輪としてお使いいただくことになってます。

今日出来上がったイエローゴールド のリングと重ねてつけるのもいいし、

時には別の指にそれぞれをつけるのも素敵。

 

作業机にプラチナのシダをピンセットに挟んで、ポツリポツリ雨音を聞きながら、

シダの葉に覆われた森のことをふわふわと思った。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

屋久島で出会ったこと、感じたこと。イエローゴールドで作るシンプル細身の結婚指輪 #制作編#屋久島でつくる結婚指輪