山茶花の季節になりました。
みなさま、12月もよろしくお願いします。
この感動を分かち合いたい!
屋久島サウスのアトリエにて。
山茶花の季節になりました。
みなさま、12月もよろしくお願いします。
この感動を分かち合いたい!
屋久島サウスのアトリエにて。
イエローゴールドのしずくは1センチと少しの大きさになった。
今日はアトリエから小さな森を抜けて海まで歩いた印象と共に。
11月の終わりに。いつもの散歩道にて。
彼女から譲り受けたダイヤモンドをセットしてしずくのペンダントは完成となる予定なのだけれど、出来上がりはもう少し先のお話に。
皆さまに見ていただくのが楽しみで待ちきれません!
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tel: 0997-47-3547
屋久島での出会い編
制作編
in English
On the last day of November, at the promenade that I usually walk through
The Shizuku made of 18k yellow gold had been about 1cm and a little more in size.
Today, I watched this drop with the impression of walking from the studio through the small forest to the ocean.
On the last day of November, at the promenade that I usually walk through.
The work is going to be done after setting the diamond she gave me. But I will tell you the next story about how it’s done.
Can’t wait to see the completion of the Shizuku pendant!
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Travel Yakushima, make wedding rings and..
meeting in Yakushima
work in progress
in Japanese
ゴールドリングにシダ模様、屋久島に咲いた山茶花と。
お二人の結婚指輪が出来上がりました。
華やかなイエローゴールドも、シャンパンゴールドの趣も、島の情景も、
寄り添って一つになって素敵でした。
お二人がアトリエに来てくれたのはとても暑い夏の日のことでした。
庭先のハイビスカスも、冷たいタンカンジュースも、バス停まで一緒にドライブをした道のりも、
今となっては懐かしく、とても素敵な思い出です。
遠くから会いに来てくれてありがとう!
いよいよ指輪作りが始まる頃、島ではさつま芋の収穫が始まり、サキシマフヨウの開花が秋の訪れを告げました。
彼からいただいたメールを最初まで辿ってみると、初めてお便りをいただいたのは六月のことでした。
結婚指輪のオーダーメイドではデザイン作りからお届けまで、長くお付き合いをさせていただくことになるのだけれど、
約6ヶ月の間に起こるいろいろもまた、大切な時間となって指輪のひとかけらを担っているのだなと思うと愛おしさが込み上げてきます。
そしてもちろん、お二人のこれまでとこれからも。
出来上がった小さなリングはこの世界に生まれた時間そのもののようだなと思うのです。
まるで野原に美しい花が咲くように、小さなお二人の結婚指輪が出来上がりました。
光沢仕上げを施した彼女のイエローゴールドは島の緑を鏡のように映しています。
マットに仕上げた彼のシャンパンゴールドは島の情景に柔らかく溶け込んでいます。
表面に彫刻をしたシダ模様は微妙にお互いの長さを変えて彫刻してあるのはここだけの話。
隣り合わせに並べて眺めてみると、
大きさはこんなにも違っていて!
思わず微笑ましくなりました。
硬いゴールドでお作りしたのだけど、
伝わってくる印象がとても柔らかいのは手作業ならではの温度感なのでしょうか。
大地から生まれた金属の優しさと確かさをお楽しみいただけると嬉しい。
リングのアウトラインはラウンドシェイプとスクエアシェイプの間でお作りしました。
デザイン選びをしていて面白いのが、お二人の“好き”が交差するところに出会えること。
思ってもいなかった喜びにで会うことができる。
それは二人で宝探しの旅に出ているようなフィーリングなのかもしれません。
柔らかな繋がりを持ちつつも、
彼のリングは彼のリングであり、彼女のリングは彼女のリングで、
それでも一層近しく感じられたのは、
少しずつ違っているからこそかもしれませんね。
補い合い、二つで一つになる。
そんな言葉を見つけることができた指輪作りだったように思います。
ジュエリー作りにいつも寄り添っていてくれた屋久島の季節にありがとう。
リングをこうしてケースに収めると、わたしも実感が湧いてきます。
ああいよいよお二人の始まりの時だな、と。
差し込み始めた陽光が木々の合間を抜けて、まるでスポットライトを照らすようにリングに降り注ぐ。
シダの葉が雨の滴を纏ってキラキラと輝いている。
海からすぐ近いからだろう、道の奥から潮風と共に波の音が漂ってくる。
この心地よい躍動に屋久島の祝福を感じずにはいられなかった。
空にかかる虹を見上げつつ。
ご結婚おめでとうございます!
偶然のような、必然のような。
出会うことって、ほんと素敵ですね。
幸せな指輪作りをありがとうございました。
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11月も終わりというのに、なんと!裏庭にバナナの実が大きくなっているのを発見。
なんだかいいことありそうな予感に包まれて、作業机に向かう。そして一日の制作を始まることにしました。
作品が形作られてゆく様子を前にすることができるのは作家ならではの喜びだと思う。
小さなイエローゴールドの塊が一滴の雫になりつつある。
今はまだ金属の生々しさが感じられるけれど、一つのジュエリーとして上品にお使いいただけるように、これからよりコンパクトに、より滑らかに仕上げていかなくてはならない。
作業の合間の一休み。
島はこれからオフシーズンに入るので、もしかするこそろそろお持ち帰りも最後になるのかなあ。
ノマドカフェさんのアップルケーキは甘酸っぱくてとても美味しかった。
大好きな何気ない日常がある。そんな穏やかな暮らしの中にジュエリーがあると嬉しい。
ささやかな喜びを誰かと分かち合うことができたなら、日々は幸せに包まれると思うのです。
夕暮れ時には秋色に染まる雲を空に眺めた。急に寒くなってきたものだ。
今日にありがとう!
楽しいジュエリー作りにありがとう!
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屋久島での出会い編
制作編
in English
What a start of a day! I found in my backyard banana is growing even at the end of November.
I got the feeling something good was going to happen, I went to my bench and started the work.
So glad to see that the objects are growing in front of me. I think it is a special thing given to craftsmen.
From a small piece of gold, “Shizuku” is taking its shape.
I should have to make it compact and smooth to be able to wear it as a noble piece of jewelry.
Had a little break between the work. The Apple cake that I got at Nomado Cafe was so delicious and sweet and sour.
I love ordinary life. And I am happy if my jewelry is in a calm and peaceful life.
If we could share our small happiness, every day would be a good day.
Before dark, I looked up at the clouds in the sky colored by the sunset. It is suddenly getting colder.
Thank you for today. Thank you for happy jewelry-making.
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Travel Yakushima, make wedding rings and..
meeting in Yakushima
work in progress
Making a small drop-shaped pendant in the blessing of a warm winter in Yakushima Island
in Japanese
屋久島に訪れた暖かな冬の祝福に包まれて、小さなしずくのペンダントを作っている。
花々の愛おしさ、蜘蛛の巣に宿る雨粒、ダイヤモンドとイエローゴールドの煌めきと。
彼女が来てくれたアトリエの庭に山茶花が咲き始めている。
ツワブキの花に今日も鼓舞されながら。
自然の中に潜む神秘のようなものに近づくためにジュエリーを作っているのかもしれないと思う。
薄くプレート状に伸ばしたゴールドを炎に包んでカーブを与えてゆく。少しずつ、少しずつ。
ゴールドはとても小さくて、なかなかに硬い。
火を当てて曲げる、そしてまた火を当てる。同じような作業を何度も繰り返す。
昔から伝わるクラシックなジュエリー作りである。
わたしは好んで先輩から譲り受けた古い道具を使っているのだけれど、なんとなく手と作品との距離が近くなるような気がしている。
今日も時間はゆっくりと流れている。今はもう失われつつあるそのような日々を愛おしく思いながら。
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屋久島での出会い編
制作編
in English
Making a small drop-shaped pendant with the blessing of a warm winter in Yakushima Island
I am making a small drop-shaped pendant in the blessing of a warm winter in Yakushima Island.
Lovely colors of winter flowers, raindrops on the spiderweb, and the brilliance of a diamond and yellow gold.
Sazanka-flower bloomed in the garden that she came to last month.
I really love this yellow flower. Tsuwabuki-flowers always inspire me.
I think I may be making jewelry to be closer to the natural mysticism blowing through the air.
Little by little, I gave a curve to the gold bar which thinned out in the fire.
The gold is small and pretty hard.
Put fire and bend, and put fire again. I did the same kind of thing many times.
This is a classic way of jewelry-making passed down from old times.
I prefer using the old tools that my old friend gave me because I feel like the distance between my hand and the objects is shorter.
The times go slowly here in Yakushima, but I still love something that is being lost gradually.
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Travel Yakushima, make wedding rings and..
meeting in Yakushima
Story of custom-made pendant Yakushima, Washington, the diamond she inherits from her family
work in progress
The beginning of the story making “Shizuku” pendant in Yakushima Island, Japan
in Japanese
目を覚ました時、屋久島はまだ暗闇に包まれていました。
窓の向こうには新しい一日の柔らかな光を受けて青の中に黒い影が浮かび上がってくる。
静かな秋の朝でした。
新しいジュエリー作り始めるのにとても良い日のように思えました。
彼女がアトリエに来てくれたのは先月のこと。夏の余韻を感じさせる、とても暑い日だったのを覚えています。
ワシントンから来てくれて本当にありがとう!
Story of custom-made pendant Yakushima, Washington, the diamond she inherits from her family
彼女はワシントンから一粒のダイヤモンドを持ってきてくれました。
そのダイヤモンドは彼女が生まれた時に彼女のお父様がお母様にプレゼントしたリングにセットしてあったものなのです。
アトリエではそのダイヤモンドを使って小さなしずくのネックレスをオーダーメイドする相談を。
彼女が受け継いだダイヤモンドを使ってしずくのネックレス作るお話の始まりです。
一滴の雨粒がやがて波紋を広げるような、何かが始まる予感に包まれながら。
作業台の上には彼女から受け取った一粒のダイヤモンドとk18イエローゴールドの小さな塊を用意しました。
わたしたちが一緒にイメージしたデザインがあって、あとは少しばかりの工具と彼女の大切な想いと。
それだけあれば美しいジュエリーを形作るのに十分のように思えるのです。
いよいよ最初の第一歩です。
喜びを分かち合いましょう!
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in English
The beginning of the story making “Shizuku” pendant in Yakushima Island, Japan
When I woke up. It was still dark in Yakushima.
With the soft light of the new day, the black shadows were standing out in the blue.
It was a quiet Autumn morning.
I felt it was a nice day to give the first touch to new work.
She came to my studio last month. It was a hot day that felt like the afterglow of the summer.
Thank you so much for coming from Washington!!
Story of custom-made pendant Yakushima, Washington, the diamond she inherits from her family
She brings one piece of diamond from Washington.
The diamond was set in the ring that her father gave her mother when she was born.
And we talked about custom-made pendants making with this diamond.
It is the beginning of the story making “Shizuku” pendant.
“Shizuku” means a drop in Japanese.
With feeling something will begin like a drop of rain makes a ripple.
I prepared the diamond that I received from her and a small piece of k18 yellow gold.
There is a design we made together. And some tools and her precious feeling for the necklace.
I think they were enough to make a small beauty.
Finally, I took a first step.
Would be happy if we could share the happiness.
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in Japanese
出会う花々に癒される冬の訪れを
森に里に、花に出会える冬の訪れを、実は密かに待ち侘びていました。
驚くほどに寒い朝、シャキッとした空気、雪景色
そのような時間の中で花を眺めると、
その躍動感に、元気な姿に癒される方も多いのではないでしょうか。
ツワブキ、オウレン、リンゴ椿
季節の花をかたどる小さなネックレス。
屋久島の冬を眺めながら作ったジュエリーたちです。
ツワブキのネックレス platinum, yellow sapphire
小さなネックレスにすると、
まるでヒカリのかけらを手にしたみたい。
屋久島の暖かな12月を想いながら、
プラチナとイエローサファイア で作りました。
ツワブキの指輪 18k yellow gold, diamond
そしてそして、
ツワブキの花は指輪にもなっているのです。
ポコポコと黄色い光を眺めているようで希望に満たされます。
屋久島で出会う感動が小さなジュエリーになって皆さまに届きますように。
1月。
屋久島に寒い冬がやってきます。
椿のネックレス platinum, 18k yellow gold, ruby
どこか和の趣を感じる椿の花が大好きです。
画像のネックレスはシルバーですが、
プラチナであるいはピンクゴールドでお作りするのも素敵なのです。
素材選びから始めるオーダーメイドのジュエリー作りはいつも楽しい!
オオゴカヨウオウレンのネックレス platinum, 18k yellow gold, diamond
2月。
森に積もった雪が溶け始め、オウレンの花が咲いたら春が近くまでやってきた合図です。
可憐で、気品があって、
オウレンのイメージはやっぱりダイヤモンドなのですよね。
さりげなくて、でも特別で。
屋久島のかけらのようなネックレスは、
金属や天然石の種類をお好みにアレンジして、
お作りしています。
チェーンの長さもご自由にお選びいただけますので、
こちらにご連絡を頂けますと
細やかな対応をさせていただけるかと思います。
ここで出会った感動を、皆様と分かち合うことだできれば幸せです。
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長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、
そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。
長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。
実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。
ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。
紫陽花、梅雨くさ、ひまわり
プルメリア、サキシマフヨウ、コスモス
ルリハコベ、ミカン、ユリ
インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!
ビーチで眺めたシルエット。
素敵な夕暮れ時でした。
お二人の結婚指輪がオレンジ色の光に、打ち寄せる波の音に溶けていきそうでした。
その佇まいはとても優しくて、穏やかで。
お二人の印象と重なって見えました。
お二人は今ロサンゼルスに住んでいます。
初夏の雨に包まれていた相談会の思い出。
遠くからアトリエまで会いきにてくれてありがとう!
花を眺めたり、月も、夜明けも、りんごのケーキも。
豊かな秋の色彩に包まれた制作の日々だったなあ。
ここで生まれたアイデアやデザインは未来の指輪作りへと繋がってゆく。
長い時間の中でデザインが育まれゆくところがオーダーメイドの素敵なところだなと思います。
お二人との指輪作りで生まれたエッセンスのようなものも、きっといつかの誰かに受け継がれてゆくのだろう。
そう思うと胸の高まりを抑えることができません。
お二人と相談を重ねた素材選びでは大切にしたことがありました。
どこか古の雅やかさを感じる、k20イエローゴールドの色彩が私もお気に入りなのです。
リング幅は2.5mmです。
一つの素材をお二人で分かち合うように、お揃いデザインでお作りしました。
k20イエローゴールドというのは?
k24の純金に近しくなるようにゴールド多く配合したもの。
趣深い黄金色がオリジナルで、
太陽の光を受けてエレガントな輝きを放っていました。
どうしても柔らかくなりがちなk20ゴールドであるけれど、
ずっと長くお使いいただけるように、
丈夫に仕上げる工夫を重ねてきたので喜びもひとしおです。
表面に施した流線形のラインが柔らかな陰影を作り出していて、
二つのリングを重ね合わせてみると、寄り添う波のリズムのようにも見えました。
島で暮らしていると、
ここには全てがあって、ここに近づくために何かを表現し続けているのかもしれないな、
と思うことがあります。
絶え間なく移ろう色彩に、自然の美しさにいつも鼓舞されています。
あるいはイエローゴールドもまた、この大地のかけらなのかもしれませんね。
同じ創作活動をするお二人にお声がけをいただいて、大切な気持ちを分かち合うことができたような気がして嬉しかった。
屋久島から海のずっと向こうに暮らすお二人に。
ご結婚おめでとうございます、静かな輝きに包まれた日々を。
世界は繋がっていて、わたしたちはいつも一つなのですね。
愛に溢れた指輪作りをありがとうございました!
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