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自然と暮らし、共鳴する結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

朝の庭先には朝露が散りばめられ、まるでキラキラ輝く宝石箱を開けたようだった。

ここ最近、屋久島サウスでは夜の冷え込みがずいぶん強くなってきた。

けれども、日中は汗ばむほどに暖かいのは、この島特有の気候なのかもしれない。

 

「そういえば、お二人が暮らす京丹後は、もうずいぶん涼しくなってきているだろうな」

海の向こうに想いを馳せながら、新しい制作の準備に取り掛かっていた。

 

お二人のために用意したのは、プラチナとイエローゴールドの細い線だ。

プラチナも、イエローゴールドも、品の良い輝きを纏っている。

緑の中で眺めていると、それぞれの金属同士が響き合い、島の情景と美しく調和しているように感じられた。

 

 

作業場に戻り、指輪作りに取り掛かる。

プラチナとイエローゴールドをローラーにかけ、目当ての厚みになるまで丁寧に伸ばしていく。

朝眺めていた若草のように細い金属を扱うデリケートな作業だ、一つ一つのタッチを慎重に進めていかなければならない。

 

お二人が暮らす京丹後は、山深い自然に囲まれ、海までも近い場所にある。地元では野菜や魚介類が豊富に収穫され、彼はその食材を使ってピザを焼くお仕事をしている。

季節の移ろいの中で手を動かし、日々を過ごす姿が、どこか島の暮らしと重なるように感じられ、なんだか嬉しくなる。

 

まだ電話でしかお話ししていないお二人だけど、仲間のような繋がりを感じながら、心強い気持ちで作業机に向かっている。

一緒にイメージしてきたリングの姿が、これから数日間をかけて、ここに生まれようとしている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

小さな月の贈り物。屋久島からお届けするネックレスの物語 #屋久島でつくる結婚指輪

夕暮れ時の浜辺でネックレスを眺めると、ほっと心が安らぎました。

小さな月の贈りもの。

素敵なお誕生日をお過ごしいただけますように。

 

海の月ネックレス 18k yellow gold, island shell

 

月の大きさは約8mm。

屋久島の海からいただいた、夜光貝で作りました。

鎖骨のくぼみにスッと収まる、小さなペンダントトップです。

 

昼間の太陽の下でも、夜の照明を受けても、多様な変化を見せてくれるその色彩が、夜光貝の素敵なところです。

月明かりを思わせる、穏やかな輝きにいつも癒されています。

 

 

夜光貝の裏側には、イエローゴールドのプレートをぴたりと合わせて仕上げました。

 

ゴールドの程よい重みが心地よく、

繊細な夜光貝をしっかり守ってくれるので、安心してお使いいただけるかと思います。

 

気になるお手入れですが、

汗などが気になる場合は流水で洗浄した後、タオルドライで乾かしていただくと、いつも良い状態でお使いいただけます。

光沢を長く保つために、お湯での洗浄やネックレスをつけたままの入浴など、高温での処理はできるだけ避けていただければと思います。

ご使用後は磨きクロスで軽く磨き、ケースに入れて保存してください。

 

もちろん、アフターケアにもご対応をさせていただいておりますので、

もしメンテナンスやお手入れが必要な場合は、いつでもお気軽にご相談くださいませ。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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島に暮らして感じるのは、海のリズムと月のリズムが寄り添い合っているということ。

そして、私たちもまた、そのリズムと繋がっているのだと、日々の暮らしの中に知ることができたように思います。

 

私たちが抱く大切な想いの、小さな印のようなジュエリーを作りたかったのかもしれません。

 

おめでとうございます。

大切な記念に、ジュエリーをお選びいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

長くご愛用いただけますように。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島と東京を紡ぐ結婚指輪作り、素敵な繋がりにありがとう #屋久島でつくる結婚指輪

爽やかな秋晴れの朝に。

東京に暮らすお二人に向け、サンプルリングをお送りしました。

 

アトリエの庭先ではハイビスカスが満開だけど、空気はひんやりと冷たかった。

空には鱗雲が広がる、季節の変わり目を感じるひとときでした。

 

お二人と結婚指輪の相談会をご一緒したのは、まだまだ暑さの残る夏の終わりの頃でした。

リングが出来上がるまで、こうしてお二人と季節を分かち合うことができるのも、オーダーメイドの大好きなところです。

 

確かに、形のあるモノづくりではありますが、その向こう側にある、かけがえのない時間のようなものを大切にしていたい。

そのような思いで、お二人とは繋がっているような気もします。

 

相談会でイメージしたデザインや素材を参考にし、お二人にお試しいただきたいサンプルリングを揃えると、それは盛りだくさんなものになりました。

 

このようにして、私たちは最初の第一歩をともに踏み出しました。

新しい暮らしを始めるお二人とご一緒する日々は、ワクワクする発見に満ちています。

 

屋久島と東京を紡ぐ結婚指輪作りです。

皆さま、どうぞあたたかく見守っていてください。

 

2.2mm and 2.6mm Octagon Ring in 18k champagne gold #屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k champagne gold
size:2.2mm and 2.6mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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お二人のご結婚30周年をお祝いする結婚指輪をお作りしました。 シャンパンゴールド、八角形のペアリング #屋久島でつくる結婚指輪。

海と山、シルバーリングとコーヒーな日 #屋久島でつくる結婚指輪

シルバーリングは造形作業がひと段落。電気炉の中で硬化するのを待つ。

私はノースに出かけ、ひと休みをする。

issou coffeeさんの新しいフレーバーが楽しかった!!

 

 

制作編

日々の癒し。緑を感じるシルバーリングを作る。#屋久島でつくる結婚指輪

日々の癒し。緑を感じるシルバーリングを作る。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

シルバーリングには要所要所で圧力を加え、硬くしながら仕上げていく。

金槌でその表面を、側面をコンコンと叩き、組成を圧縮するようにタッチを重ねていく。

完成には現れることのない、下拵えのような作業をしっかりと頑張る。

 

 

シルバーリング作りは、その手触りが楽しい。

大好きなシルバー。屋久島の秋とともに、お二人の結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

いつも緑に囲まれている島での暮らしだけど、冷たいシルバーにも、植物が持つ温度のようなものを感じられたら素敵だと思う。

お二人とは、大切な気持ちを分かち合いながら、指輪作りの日々を歩んでいるように思う。

雨足が弱くなれば作業の手を休め、庭先で深呼吸をする、いつもの島リズム。

 

リングの表面を鉄鋼ヤスリで削り、整える作業に1日をかけ、夕暮れ時には1本のリングに丸いアウトラインが浮かび上がった。

大きな方、20.2号で仕上げる予定をしている彼のリングだ。

 

まだまだ荒削りではあるけれど、柔らかな手触りを感じることができる。

お二人と一緒に紡いだイメージが、今、手の中で少しずつ形を帯びていく。

 

島の緑の中に溶け込むように馴染んで見えたのは、きっとこのシルバーが、元々この大地から生まれたものだからだろう。

私たちの中に刻まれた大切な記憶のようなものを、リングとして身につける感覚をお楽しみいただけると嬉しい。

 

結局のところ、ずっと雨降りが続いた1日だった。

雨の日は、色濃い色彩に包まれた島の情景が目に楽しく映る。

 

お二人のリングには、オリジナルの植物模様を彫刻することになっているのだけれど、日々の暮らしの中で、ふとした瞬間に緑の印象を感じることができるのは、とても癒されるかもしれない。

 

薄暗くなってきた窓の向こうでは、ボツボツと、大粒の雨が弾ける音が響いていた。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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大好きなシルバー。屋久島の秋とともに、お二人の結婚指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪

夜明けの海に出かける日が続いている。

日の出は少し遅くなってきたけれど、水温はまだまだ暖かく、トランクスで泳げるのも南国ならではの楽しみだ。

 

まだ薄暗いうちに何本かの波に乗り、日が登り始める頃にはアトリエに戻る。

まるで風が体を通り抜けたみたいに、真っ白な気持ちに包まれて、作業机に向かっていた。

 

 

屋久島の季節とともに、お二人の結婚指輪を作っています。

シルバーリングと秋の虹、お二人の結婚指輪作りが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

 

自然を感じながらジュエリーが作りたくて、この島に移り住んだのは、もう15年以上も前になるけれど、オーダーメイドの日々で、この喜びを分かち合えることが、何よりも嬉しい。

海を越えて、お二人の大切な指輪作りのお声がけをいただき、本当にありがとう!

 

さて、アトリエです。

バーナーの炎で溶かしたシルバーは素材として整えられ、いよいよリングの造形作業を始めるところ。

ここから先は、後戻りすることができない工程になるので、寸法を大切にタッチを重ねていかなくてはならない。

鉄の芯金にあて、木槌で叩きながら、くるりとリング状に巻いていく。

お二人のサイズに合うよう、寸法をしっかりと測り、その両端を糸ノコでカットする。

シルバーは案外、柔らかく、とても扱いやすい。

 

これはいつも不思議なことなのだけど、両端をつなぎ合わせてリングになると、金属はとても強くなる。

これまで比較的容易に曲げることができていたシルバーも、少しくらいの力ではぴくりとも動かない。

 

繋ぎ合わせると安定が生まれるのは、まるでパートナーとの出会いのようでもあるな、と重ね合わせたり。

そうして暖かな気持ちに包まれるのは、結婚指輪作りならではの幸せかもしれない。

 

シルバーは、軽やかな銀白色が爽やかで、柔らかな手触りが優しい気持ちを与えてくれる。

何年もかけ、指に馴染むように形状を変えるしなやかさこそが、実は強さなのだと思う。

 

オーダーメイドで選ぶ素材やデザイン、そして出来上がるリングは、お二人自身にとても似ているのかもしれない。

屋久島のアトリエでお会いできる日のことを楽しみに想いながら、作業の手を動かし続けていた。

屋久島でつくる結婚指輪

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シルバーリングと秋の虹、お二人の結婚指輪作りが始まる日 #屋久島でつくる結婚指輪

ようやく明るみ始めた朝霧の向こうに、半周の弧を描く虹が架かっていた。

もわりとした湿度の中には、かすかな秋の香りが漂っている。

 

今日も暑い日になるだろう。

お二人が島を訪れる頃には、季節はさらに深まりを見せているだろう。

 

さあ、いよいよ、作業を始める日がやってきた。

 

 

作業机に向かい、まず最初に取り掛かったのは、シルバーを溶かし、リングの造形に適した素材を作る作業だった。

ガスバーナーの炎を900度以上まで上昇させ、シルバーが液体状になったところで、鉄製の枠に流し入れる。

 

とてもシンプルな工程ではあるけれど、適切な温度とタイミングが大切になってくる。

 

これから先の工程を左右する大切なステップだ。

心を落ち着けながら、そして大胆に炎を扱っていく。

 

 

冷やしたシルバーは、長い四角柱の形状に整うまで、力をかけて金槌で叩いた。

コンコンと、アトリエに金属の高音が響き渡る。

 

きっとこの音は、はるか昔に職人たちが工房で響かせていた音と同じなのだろう。

この時間感覚が、わたしは好きなのかもしれない。

時代を超えて変わらない、スローな手作業である。

 

外には薄明るい光が差し込み始めている。

 

モノづくりの、ゆっくりと進む日々は、あるいは植物の時間と近しいのかもしれない。

じっくりと、確実に、一歩ずつタッチを進めていかなくてはならない。

 

庭先のハイビスカスを眺めながら、静かに胸を高鳴らせていた。

 

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お二人のご結婚30周年をお祝いする結婚指輪をお作りしました。 シャンパンゴールド、八角形のペアリング #屋久島でつくる結婚指輪。

お二人のご結婚30周年をお祝いする結婚指輪をお作りしました。

シャンパンゴールド、八角形のシルエット。

そして、いつかここにお越しいただきたい、屋久島の海の情景と共に。

 

 

香港と屋久島をつなぐ結婚指輪作り。この素晴らしい機会に、ありがとうございます!

素晴らしい機会に、ありがとうございます!ご結婚30周年を祝う結婚指輪の制作記 #屋久島でつくる結婚指輪

 

数ヶ月間ご一緒した指輪作りの時間は短いものでしたが、

「私もこんな風に30周年を迎えられたら素敵だなあ」と憧れを抱くようなお二人でした。

 

「8角形は、私たちにとってとても思い出深い形で、結婚記念日も8日なのです」と彼女が話してくれたのは、デザイン作りが始まった、真夏の頃でした。

「七転び八起きも、好きな言葉です」、とも。

 

「8は末広がりのイメージでもありますしね」とわたしも応えるように言いました。

 

もちろん、指輪作りが大切なことではありますが、こうした出会いもまた、かけがえのない宝物のように思えます。

 

お二人の想いから生まれたデザインが、わたしも大好きです。

 

彼のリングが2.6mm幅。彼女のリングが2.2mm幅。

シャンパンゴールドでお作りした、ペアリングです。

 

雲の合間を抜けて降り注ぐ初秋の柔らかな光を受け、リングの表面には陰影が生まれ、多様な表情を見せてくれました。

 

出来るだけシャープに仕上げた造形ではあったけど、柔らかな海の情景にとても馴染んで見えたのは、マット仕上げならではの魅力です。

 

長くご愛用いただく結婚指輪ということでしたので、日々のつけ心地には特にこだわりました。

側面から内側はつるりと光沢仕上げにしてあるので、指馴染みとても快適なのですよ!

 

出来るだけ繊細で、軽やかな印象に。

同時に、シャンパンゴールドを惜しみなく使い、強さと確かな手触りを持たせて仕上げました。

 

お二人だけの結婚指輪を、一緒に作り上げることができたように思います。

 

そういえば、香港の海をスターフェリーで渡り、ホンハムで夢中になって天然石を選び、夜の尖沙咀で熱狂の渦に巻かれたりしたのは、ちょうど屋久島に来る前のことだったなあ。

お二人が暮らす、はるか南の国に想いを馳せながら。

 

 

生まれたての光が庭先に届き、また新しい一日が始まります。

 

さて、いよいよリングをケースに入れ、リングを香港にお送りする時です。

夜明けに咲いたばかりのハイビスカスが、静かに輝いていました。

 

ご結婚30周年、おめでとうございます!

お二人と一緒に、幸せなジュエリー作りの時間を過ごせたことに心から感謝しています。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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1.8mm and 2.3mm round in 18k champagne gold, fern pattern inside #屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k champagne gold
size:2.3mm and 1.8mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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お二人の大切な想い、屋久島からお届けするシャンパンゴールドの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪