お二人の結婚指輪が初めて隣同士に並んだ。
イエローゴールドとシルバーと、光のかけらのようだった。
窓際でくるくりしたり重ね合わせたりして、移ろう表情を眺めていました。
そういえば、屋久島の4月に咲いた花々の色彩とも通じるところがあるような。
お二人との指輪作りと屋久島の季節にありがとう。
最後に内側に刻印を施して、いよいよ完成となります。
お二人の結婚指輪が初めて隣同士に並んだ。
イエローゴールドとシルバーと、光のかけらのようだった。
窓際でくるくりしたり重ね合わせたりして、移ろう表情を眺めていました。
そういえば、屋久島の4月に咲いた花々の色彩とも通じるところがあるような。
お二人との指輪作りと屋久島の季節にありがとう。
最後に内側に刻印を施して、いよいよ完成となります。
結婚指輪の相談会が終わって、お二人と一緒にバス停まで歩いて行きました。
屋久島サウスは久しぶりに気持ちの良い晴れの日でした。
結婚指輪作りではもちろんデザインや素材のお話をしっかりとするのだけれど、何気ない会話の中に見つけることができるインスピレーションがたくさんあるように思います。
実は記念撮影に夢中になってバスを乗り過ごすハプニングもあって、一緒に車に乗り換えてそのバスを追いかけたり、車窓からサウスの花々を眺めたりする時間もまた貴重な時間となりました。
アトリエでは終始彼女のリズムに合わせて船の舵を切っているようだった彼。むっちゃ優しかったのが印象的だったなあ。
朝にモッチョム岳を登頂してからその足でアトリエまで来てくれたからでしょうか、清々しいほどに決断も早かった!インスピレーションに満ちた時間だったように思います。
遠くから海を渡って会いに来てくれて本当にありがとう!
「レストランでメニューを選ぶときもお二人は同じようなリズムなのですか?」目の前でサンプルリングを手にしているお二人に思わず聞いていた。
なんだか微笑ましくなって興味が湧いてしまったのです。
きっと屋久島で過ごした時間も一緒になってお二人の結婚指輪が出来上がるのだろう。そうと思うと前日までたくさん降った雨も、乗り過ごしたバスだって!全ての一瞬が愛おしく感じられました。
そんなお二人は、もちろんぴたりとお揃いのリングを選んでくれました。
ゆっくり屋久島旅の中で生まれたデザインです。
お届けする頃は島は雨の季節になる頃でしょうか。
踏み出した最初の第一歩です。
出来上がりまで一緒に歩むオーダーメイドの道のりもまた、楽しみでなりません。
緑眩しい屋久島サウスのアトリエにて
屋久島で受け取りたいです!とオーダーいただいていた菜の花のピアスをお渡しできて嬉しかった!
お二人と車窓から眺めた思い出の花。
屋久島の季節にありがとう!
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
屋久島のアトリエにて、結婚指輪の相談会を承っております。
屋久島サウスのアトリエです。
ゴールドとプラチナを組み合わせたお二人のリングには手の中で温度感を生み出してゆく。
紙やすりが一番手と指輪との距離が近しくなるように思う。
1月から始まったお二人との指輪作りもいよいよあと少し。
ご入籍日に合わせてお届けできるようにと歩みを合わせてきた、幸せなオーダーメイドの日々を振り返りつつ。
そして季節は巡る。
朝もずいぶん早くなったし、夕方は19時まで海に入っていられるようになってきた。
島リズムのゆっくりとしたジュエリー作りにお付き合いをいただきましてありがとうございます!
今日も少しずつ、少しずつ。
内側にもヤスリをかけて丸く柔らかにした。
造形作業も終わりに近づいてくると、お二人との楽しい時間だったなあと、しみじみ指輪作りのいろいろを思い出してしまう。
お二人が大切にお使いだったシルバーリングがあって、そのリングを一部にして新しい結婚指輪をお作りすることになったプランがとても新鮮で楽しかったな。
お二人のこれまでとこれからを紡ぐような結婚指輪作り。
出来上がるリングはこれからずっとずっと暮らしに寄り添ってくれるのだから、すごい親密さなのだと思う。
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屋久島サウスのアトリエです。
まずは4月の風景から。
雨も力強く、日差しも眩しくなってきた。
少し早いかなと思ったけれど、もう4月。蝶々の季節なのだ。
パン屋さんの出口から山々を眺めつつ。よく考えてみると、パン屋さんにはなかなかないシチュエーションである。
ここ最近は黄色い花に心惹かれているのはイエローゴールドのリングを作っているのかもしれない。
自然の中に眺める色はその無限の階調性が本当にすごい。イエローゴールドもこの花々と同じ自然の中にある色なのだと思うと、手にするだけで嬉しくなってしまう。
雨の中で屋久島サウスに咲き始めたイペーの花。
明るくて軽やかなトーンの黄色に元気をもらいながら。
今日も作業机に向かっている。
まずか彼のリングから、ラウンドシェイプとスクエアシェイプの中間のフォルムに造形を始めたところまでを書きました。
パートナー同士で身に着けるお揃いのものって、案外少ないのかもしれないな、と思う。
旅行なので靴を一緒にしました!というシーンにこの頃は出会うようにもなってきていて、少し羨ましくも思ったりもするのだけれど 、なかなかに照れてしまうのも正直なところ 笑。
エレガントで、確か繋がりも感じられる。やっぱり結婚指輪が最強のお揃いなのだと思う。
サイズとリング幅だけが違っていて、あとは全て一緒のお揃いデザインをお二人は選んでくれた。
彼のリングの表面を柔らかにラウンドさせたところで、彼女のリングにバトンをタッチ。
お互いのリングを横に置いて眺めながら交互にタッチを重ねていこう。
リングには切削作業のガイドラインとなる罫書き線を何本も入れておく。
案外とたくさんの数字が出てくるのはわたくし流なのかも!
そういえば、ジュエリーを作り始めた頃はインターネットがそんなにだったので、学ぶのは全て本からだったなあ。
日本の職人技術はクローズに継承されるものだったので、ジュエリーを扱う欧米の技術書や美術書は全て読んだと思う。
今はインスタグラムでそれらは全て手に入れることができていているけれど、交換している内容はあの頃とほとんど変わっていない。
デジタルでもアナログでも、きっと同じことなのだろう。そういう意味では人はずっと変わらないのかもしれない。
たしかに、世界は広がっていると思う。
それでも、
出会って、いいねと思って、声を掛ける、そんな温度感と繋がりを大切にしていたい。
出会いが作り出してくれた、形あるものにありがとう。
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お二人がお使いだったリングのシルバーを一部分として、ゴールドリングの土台が出来上がりました。
ぴたりと重なり合う佇まい。
シルバー部分がリング全体の約1/8とお揃いなのがわかりやすいかと思います。
さて、ここからいよいよ鉄鋼ヤスリを手に取って、アウトラインの造形を始めていこう。
表面をラウンドさせて、側面にシャープな平面を持たせつつスッキリと仕上げてゆく。
こうすると柔らかくありつつも、確かな質量を感じていただける。
内側にも若干の曲面を設けてつけ心地柔らかにしたい。
久しぶりにしっかりとした幅広スタイルのデザインだ。
屋久島サウスの春に癒されながら、伸びやかなタッチを重ねていきたい。
冷たい金属ではあるけれど、その中にある温度を感じられるような、
そんなお二人のリングを思い描きながら。
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制作編