Blog

お揃いのピンクゴールド, お二人が屋久島を旅して生まれたデザインで結婚指輪をオーダーメイドしています

 

屋久島サウスのアトリエです。

雨脚の激しさが一日のピークを迎えた時、その雨音に耳を傾けがらピンクゴールドをバーナーの炎に包み込んでいた。

雨の音は分厚い膜のようにアトリエを包み込んでいる。

炎と雨、ピンクゴールド。

それでも静寂を感じられて心安らかになるのはなぜだろう。

 

 

春のアトリエに来てくれたお二人にお作りする結婚指輪作りです。

島をゆっくりと旅する時間の中でお二人のデザインは生まれてきました。

それはとてもスムーズに、自然な流れの中にキャッチすることができたように覚えています。

ゆっくり屋久島旅の中で生まれたデザイン。お二人との結婚指輪作り、最初の第一歩。#屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人とは作業の直前まで細部の打ち合わせをしてきたので、一緒に作っているムードがすごく感じられて良い。

いつもあたたかな交流をありがとう!

遠く離れてはいるけれど、確かな手触りを感じることができる指輪作りだと思う。

ピンクゴールドが屋久島の緑の中でむっちゃ綺麗でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドの結婚指輪作りでは作業が始まるまでの準備段階というか、デザイン作りの段階にしっかりと時間をかけることを大切にしているのだけれど、作業の始まりでもまた下準備にしっかりとした手間をかけないとならない。

 

そのように最初に小さな息吹を与えておくと、リングは自然な流れで然るべき造形を成していく。

まるで自ら意志を持って育っていくように。

 

作業自体はなかなかシックではあるけれど、とても大切なところを。

 

 

炎に包んで柔らかく、緊張を解いたピンクゴールドはハンマーで叩いて太いところ、細いところ、微妙な抑揚を与えていった。

昔ながらの手作業で、こんこん。

 

 

その後に鉄鋼ヤスリを使って表面を思い切りよく削り落としてゆく。

 

ぴたりとお揃いのリズム感、そして繊細さも。

ほんのりとお二人のリングの姿を感じられるようになってきた。

 

それにしても、寸法を気にかけながらのなかなかにデリケートな作業だった。

けれどもそのおかげもあって、然るべき場所にたどり着くことが出来たように思う。

 

ようやくぽつりと灯された明かりのようなものを、

ここからまだまだ育ててゆく必要はある気がするけれど、今日はここまでだ。

 

 

夕暮れ時には海に出かけた。

いつものビーチではやっぱり雨も降っていたけれど、広い空も冷たい水も気持ちよくて癒された。

 

今日も屋久島にありがとう。

 

自然に包まれるフィーリングが大好きなところが、お二人との繋がりでもあるのだろうなあ、と思ってなんだか嬉しくなった。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

ピンクゴールドが屋久島の緑の中でむっちゃ綺麗でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

梅雨本番なだけあって、流石に!庭先ではツユクサがむっちゃ元気である。

ここのところは雨が続いていてなかなか外にも出かけることが出来ないでいる。

それでも、屋久島が屋久島らしい季節であるのかなと思う。

 

 

色濃い緑に包まれる時間が好きだ。

 

 

さて、

今日から気持ちをフレッシュに、春のアトリエにお越しいただいたお二人の結婚指輪を作り始めている。

作業の前に庭先に出てお二人が選んでくれたピンクゴールドを眺めたら、緑の中でむっちゃ綺麗だった。

 

自然の中で過ごすことが大好きなお二人だ。

今日もメールで「梅雨に入る前にキャンプを楽しんできました!」と近況を伺ったばかりだ。

 

ピンクゴールドでお作りする結婚指輪は、お二人の大好きな風景ときっと素敵な出会いになるだろう。

少し先の未来が見えたような気がして嬉しくなった。

 

春のアトリエでお会いしてからはサンプルリングをお作りしたり、サイズの調整も細やかにコミュニケーションを取り合って、ここまでやってきた。

 

 

お二人と一緒にイメージした結婚指輪がいよいよ形になる時です。

楽しい指輪作りの時間を共に歩んでいきましょう。

きっと屋久島の季節も優しく寄り添ってくれると思います。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

2.0mm and 2.0mm wave ring in platinum #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum
size: 2.0mm wide 

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

感動する、素敵な出会い、屋久島で生まれたお二人の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

感動する、素敵な出会い、屋久島で生まれたお二人の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

雨上がりに眺めたお二人の結婚指輪。

すっきりと細身のプラチナリング。 彼女のリングに一粒のダイヤモンドをセットして出来上がりました。

プラチナの輝きも、ダイヤモンドの輝きも、紫陽花が大切そうに抱いていた雫の輝きも、全てが一つのようだった屋久島の情景に癒されました。

 

 

お二人の結婚指輪を作り始めたのは5月の初めのことでした。

屋久島では春の雨が降って、百合もツユクサも咲き始めた、

生き生きとした島の季節をご一緒できて幸せな指輪作りの日々でした。

島リズムのスローな時間ではあったけれど、いつも共に歩んでくれてありがとう。

紫陽花とともに眺めたプラチナリングの印象 #屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかに、デザインが出来上がるまでにはお互いの時間を差し出し合う必要のあるオーダーメイドかもしれません。

そして指輪を作っている期間はいつもインスタグラムのストーリーズでその作業の色々を共有していました。

 

そのようにして、少しずつ、お二人の結婚指輪が出来上がっていくまでの日々もまた一つの物語であったように思うのです。

約3ヶ月ほどの短い期間ではあったけれど、思い返すとお二人と共に歩んだ旅路のようだったなあ。

 

そしてお二人とわたしにも、それぞれの船に乗ってそれぞれのオールを片手にいよいよ次の旅に出る時がやってきた!

 

そんなお互いの門出を晴々しく感じながら。

紫陽花ポコポコのアトリエの庭先で指輪を眺めていました。

 

リングをそっと手に取ってみると、

仲良く寄り添っているように見えたプラチナリング。

繊細で軽やかでした。

 

どこか親密で友好的な肌触りを感じるテクスチャーはわたしもお気に入りのマット仕上げなのです。

その中にきらり、ダイヤモンドの輝きが一際際立ちます。

 

そして、

リングを一周巡るように施した切り込み模様が見えるでしょうか。

雨上がりの雲のフィルターを通り抜けた太陽の光がラインを境に柔らかな陰影を作り出していて!

しっかりとした重みのあるプラチナのはずなのに水流のような動きを感じることができました。

 

繰り返す波のリズム。季節の巡り。時の流れ。

 

 

「彼はすっきりシャープな印象が好きで、わたしは丸く柔らかな質感が好きなのです」

デザイン作りの時に彼女が伝えてくれました。

 

この部分の表現がわたしにとって超えなければならないハードルだったように、今となっては感じています。

その職人的な挑戦が、どこか今までのわたしを超えた(大袈裟な言い方をすると)タッチを与えてくれたようにも思うのです。

 

リングを加工する際は、まずは2本のリングに同じようなシャープな平面を与え、すっきりとシャープな印象に仕上げておきました。

その後で精密ヤスリを何本かと数種類の荒さの紙やすりを使って彼女のリングに丸みを与えてきます。手の中で大切に育てるようにゆっくりと。

そうするとやがて、少しずつ違っている2本のリングのシルエットが浮かび上がって来るのがわかりました。

そしてその2本のリングをじっくり眺めていると、表層よりもずっと奥の方に同じものの存在を確かに感じ取ることができたのです。

どこか運命的な繋がりを感じるようなお揃い感というのでしょうか。

まるで深い森を抜けて暖かな光の差し込む草原にたどり着くことができたような、爽やかな到達感を得ることができて嬉くて仕方なかった!

 

わたしがお届けする結婚指輪ではあるけれど、オーダーメイドのジュエリー作りではお二人から手渡される贈り物のようなものがたくさんあるように思います。

 

 

ご結婚おめでとう、屋久島で生まれた結婚指輪がお二人の暮らしに長く寄り添ってくれますように。

 

 

それにしても、本当にたくさんのインスピレーションに恵まれたお二人の結婚指輪作りだったな。

いつもわたしたちに寄り添っていてくれた屋久島の季節にありがとう。

 

あるいは、この巡り合いもまた自然の中にある一つの出来事だったのかもしれないな、と思うのです。

お二人との素敵な出会いにありがとう。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

 

 

実は、お話には続きがありました。

お二人が指っを受け取るために屋久島に来てくれたのです。

 

アトリエ、出会い編に続きます!

屋久島で結婚指輪をお届けした日. ありがとう, お二人と旅をしているようなオーダーメイドでした

お二人の約束のように。繋がる、コンビネーションの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島の緑と雨。

今日からいよいよ梅雨入りだね!と思っていたら、5月の末にもう宣言されていたようで驚いた。

ともあれ、2023年の梅雨にこんにちは。

 

優しくなる。シンプルなラウンドシェイプで作っています。#屋久島でつくる結婚指輪

 

梅雨に入ると島では激しい雨が何日も降り続くことになる。時には外に出ることができないほどに激しく。

森や海に出かけることは全くできそうにはない期間は続くのだけれど、そんな屋久島の時間が案外と気に入っている。

アトリエに篭ってざあざあ雨音に包まれているとジュエリー作りも深く集中できるのでありがたい。

 

さて、指輪作りもいよいよ終盤に。

 

 

リング本体の造形は紙やすりでの磨き仕上げ作業を経て、ひと段落を迎える段階となった。

紙やすりは12番から初めて240番、400番、そして600番まで、

少しずつ荒さを細かくしながら、同じ手順で、同じタッチをリングに与えていく。

 

そうするとやがてリング全体を柔らかな光沢が包み込むのを見てとることができた。

フォルムも一層の均整を帯びてきたように思う。

 

マットな質感の中につるりとした潤いを感じられる、その有機的な表情を生み出すためには手作業で時間をかけて磨き作業を行わなくてはならない。

昔からずっと変わらないタッチや道具ばかりを、わたしは特に気に入って使ってきたように思う。

 

リングにはこれからさらに装飾を加えて完成となる予定なのだけれど、

ここにきてその近い未来をイメージすることができて喜びが込み上げてきた。

 

18k pink gold and platinum

 

つかの間の雨上がりにはリングを庭先に持ち出してじっくりと眺めることができた。

デザイン性の高いスタイルではあるけれど、お二人リングにはいつも優しげな雰囲気があるように思う。

 

 

こうして眺めると、シンプルなラウンドシェイプのリングです。

彼のプラチナは2.3mm幅。彼女のピンクゴールドは2.0mm幅。

午後の曇り空のフィルターを通り抜けた光を受けて柔らかな光沢を纏っていた。

 

 

お互いのリングから金属の一部分を交換するのは集めている宝物を交換するようで、なんだかお二人だけの約束みたいでもある。むっちゃ素敵。

 

ここから最後の仕上げ作業となるわけだけど、出来上がりはもう少し先のお話に。

お二人の結婚指輪はこれまでにはなかった繋がり感を纏って出来上がる予定ですので、オーダーメイドで生まれた一つだけのデザインをどうぞお楽しみにしていてください。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547