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いつもの雨の朝に

夜明け前、ベットの中で、しとしと雨音を聴くと少しワクワクしてしまうのはなぜだろう。屋久島サウスのアトリエより、みなさま素敵な日曜日を。

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。ピンクゴールドと5月の海の印象と。

海で過ごす時間好きだ。眺めるというよりかは体全体にバイブレーションを受け入れるフィーリングがある。カタチの向こう側にあるカタチのない世界をキャッチして、夕暮れ時の浜辺を歩いて。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。オーダーメイドならではの細やかさとは。

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。オーダーメイドならではの細やかさとは。

屋久島サウスのアトリエです。奥が彼のリングで手前が彼女のリング。お揃いの造形を目指してタッチを重ねてゆく。

お二人の結婚指輪は同じ素材を使って、同じデザインに仕上がるように作り進めている。矛盾しているようだけれど、それぞれのリングは細やかな寸法だったりディティールは少しずつ違ってデザインされている。男女だったり、サイズ具合だったり、リングの外の要因も含めて一つのリングと考えるからだ。つけた時のフィーリングが同じになるようなリングと言えるだろうか。お二人と会話しながら進めるオーダーメイドならではの細やかさだと思う。

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。お二人と一緒に作った結婚指輪のデザイン。

それにしても、暑さと湿度が一気に盛り上がってきているな。この圧倒的なモワモワ感。屋久島に暮らしていたことのあるお二人は知っているだろうなあと、海の向こうに思いを馳せながら今日も作業机に向かっている。

シンプルなラインが重なり合って新しいラインが生まれることに気が付いたり。重なり合う波のリズムが、確かにここにある。

作業の合間には深い緑を眺めておく。

ツユクサに出会うと、なんだかいいことありそうな気がするのはなぜだろう。

緑色のwave. 重なり合うリズム, 柔らかさと端正さと

さて、鉄鋼ヤスリをより精密なものに持ち替えた。ふと、周りが静かになり心がスーッと平になる。リングの表面に広がる波のラインをさらにクリアなものに仕上げよう。いよいよ目的地は近い。今度晴れた時には久しぶりに海にでも出かけてみようかと思う。

 

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屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。お二人と一緒に作った結婚指輪のデザイン。

鉄鋼ヤスリを片手に一日じっくりと造形でした。

春の間お二人とサンプルリングをお送りしたり、メッセージをたくさん交わしたりしながら、一緒に作ってきたデザイン。

なぜオーダーメイドなのかと言われると、手触りを感じる距離感そのものだったり、その形の無いところ、つまり空気感や心から生まれる形のあるものに興味があるからなのかもしれない。

ジュエリー作りを介して大切な何かを共有することができれば、より柔らかな時間を過ごすことができるのでは、とも思う。多様化が進む今だからこそ、そうやってつながることができると嬉しい。

リングの表面に重なり合う波のリズムを刻み込む。そして紙やすりに持ち替えて、柔らかに仕上げてゆく。

 

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屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。お二人だけ、一つだけの造形が生まれるとき。

 

 

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。お二人だけ、一つだけの造形が生まれるとき。

緑。咲き始めたハイビスカス。くるりとリングになったピンクゴールド。雨の季節、そして夏の予感。島のリズムとお二人の結婚指輪作りと。

屋久島サウスのアトリエです。雨の季節が好き、と言うと驚かれることがよくあって、それに驚いてしまうこともあるのだけれど、島の雨はもしかすると特別心地よいものなのかもしれないな、とも思う。もちろん、一日中部屋に篭っていられる職業柄もあるのだが。

2年ほど前に島に暮らしていた彼女はどうだっただろう。日に日に色濃くなる緑にワクワクしながら作業机に向かっている。

屋久島のリズムを届ける結婚指輪づくり。お二人と作ったイメージが少しずつ形になってゆく時間。

 

アトリエの庭先にたくさん咲き始めてきたハイビスカスを眺めつつ。今日もまた指輪作りのお話を。

お二人から春先にメールをいただいて、気になるリングの画像を送ってもらったり、サンプルリングやサイズゲージをお送りしたりして、それでも一生に一度だからと悩みに悩んだりしながら、少しずつ一緒に作ったデザインを一旦サンプルリングにしてみると、今までにはなかった造形が出来上がっていた。お二人の“大切”だったり“好き”にこだわったのがよかった。

そして実際にイメージがカタチになる瞬間に立ち会えることは、作家ならではの幸せだと思う。

リングのアウトラインに緩やかなカーブを与える工程はとても感覚的なタッチで進めていく。ハンドメイドにあってマスプロダクトにない何かは一体なんなのだろう、と先日友人が言っていたけれど、それはきっと揺らぎなのだろうと思う。一つ一つのタッチから生じる細やかな揺らぎが積み重なり生まれる奇跡のような造形があって、その一つだけ感に私たちはどうしようもなく惹きつけられるのだ。

有機的な柔らかさがすでに漂いつつある。やはり手作業はいいなと、しみじみと思う。

 

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