雨上がりの屋久島サウスです。つい先日は大きな虹に出会って、高台まで走って見上げた瞬間にすっーと消えていったこがありました。
残念とかではなくて、儚さをキュッと受け取ることできたようなフィーリングなのでした。夏の朝もそのような感じに似ているように思います。
朝のしずくを纏ったシダやツワブキの葉っぱたち。鮮やかに映える夏のコンストラスト。この夏を大切に眺めていたいと思っています。
アトリエでは新しいジュエリー作りが始まることになり、庭先で素材となるシャンパンゴールドを準備していました。
シャンパンゴールドは金なのだけど、なんとも優しげで有機的な輝きを放つ金属なのです。ハイビスカスの生垣の下で眺めていると、島の情景に溶け込んでいってしまうような気がしました。
鮮やかな黄金色というよりかは夕暮れ時の黄昏色。シルバーのような柔らかさもあって、肌に同化してくれるので男性にもオススメの素材なのです。
お二人が結婚指輪に選んでくれたのはすっきりと細身のデザイン。柔らかにラウンドしたアウトラインで、緩やかなカーブがあって、サイズ以外はお揃いでなんとも優しげな雰囲気となりました。
お二人はわたしと同じく九州の自然豊かな場所に移り住まれて農作業を営んでいると伝えてくれました。シャンパンゴールドは自然の中の暮らしにとても馴染んでくれるだろうなと、今からもうワクワクしています。
お二人の大切なことや暮らしのことをお伺いしながらオーダーメイドして出来上がる結婚指輪はなんとなくお二人に似ているような気がします。
シンプルで柔らかで、でもしっかりと揺るがない感じ。自然や大地から生まれた素材を大切にするフィーリングが伝わってくる。
繊細なデザインではあるけれど、手作業の多い日々の暮らしで、ずっと長くお使いいただけるように、しっかり丈夫に作り上げたいと思っています。
ご家族はどんな夏を過ごしているのだろう。海の向こうを愛おしく思いながら。
屋久島でつくる結婚指輪
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