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屋久島-大阪-インドネシア、お二人とオーダーメイドした結婚指輪の物語 #屋久島でつくる結婚指輪

色鮮やかな秋に包まれた屋久島サウスのアトリエです。お二人にお届けする結婚指輪が出来上がったので、最後はゆっくりと眺めていたく、庭先でリングを手にとっていた雨上がりの朝。

お二人と歩んだデザイン作りの日々と、そして移ろいを続けていた屋久島の季節と。ここから小さな一組のリングが生まれる。大阪-屋久島でほんと何度もメッセージを交わし続けていた、満ち足りた結婚指輪作りだったなあ。

屋久島の秋から冬へ、季節の移ろいに心を傾けながら、お二人の結婚指輪を作っている #屋久島でつくる結婚指輪

ご結婚を控えるお二人とご一緒するジュエリー作りはいつも楽しい。お二人から初めてメッセージが届いたのはハイビスカス咲く夏真っ盛りの頃だったけど、大阪ということもあってか親近感もあって、今となってはお二人と近しくなれたような気がする。

ゴールドとプラチナを組み合わせたリングの内側には、彼女のトキメキでシダの模様を彫刻した。

お二人だけの結婚指輪が出来上がったと思う。

雨上がりの光が落ち葉を通り抜けてリングを柔らかに照らしている。ゴールドとプラチナが共鳴して一つになったように見える。小さなリングだけど、手の中には確かな質量を感じられるのはゴールドとプラチナの素敵なところだろう。彼女のリングには大きなシダを、彼のリングには小さなシダを。屋久島の情景を思い浮かべるとき、いつも色とりどりの緑がそこにある。

雨もすっかり上がったようだし。さあ、そろそろお二人の元に指輪をお届けするタイミングだ。

リング全体を柔らかな光が包み込むように、手作業でじっくりと磨きあげて仕上げました。

ふとした瞬間に、自分の指元を眺めてみたり、お互いのリングが目に入ったりして、なんだかふわりと和らいだり、ちょっと昔を思い出してみたり、今日も頑張ろうってなったりして、これから始まるお二人の暮らしの中にこのリングが寄り添ってくれると幸せです。

そして、屋久島から大阪に届いた結婚指輪はお二人と一緒にインドネシアに渡るというロマン。ビザと出発とお届けの調整は海外ならではのスリルがありましたね!アトリエにいながら旅をしているような、楽しい指輪作りにありがとう。

ご結婚おめでとうございます。

素敵なお二人の旅を!

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島でつくる結婚指輪、秋の結婚指輪相談会

秋になって涼しくなってきたので、結婚指輪の相談会は温かいコーヒーを飲みながら。遠くからアトリエを訪ねてくれてありがとう!

海の前で待ち合わせたお二人は相談会が終わってすぐに山に入って数泊する予定だと伝えてくれた。幸せなお二人とご一緒する指輪作りはいつも楽しい。

どんな結婚指輪が出来上がるんだろう。今からもうワクワクした気持ちに包まれている。

屋久島でつくる結婚指輪

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大好きな植物をいつも身近に感じたいから。屋久島と、お二人と一緒に歩む結婚指輪作りのお話。

屋久島サウスのアトリエです。雨上がりの朝がキラキラで、しばらく庭先に座り込んでしまった。朝露と小さな緑たち。心穏やかになる。

大好きな植物をいつも身近に感じられるように。素敵なテーマを抱きながら、お二人と一緒に結婚指輪作りを進めている。大きな木を見上げるような、柔らかな木漏れ日を浴びるような、おおらかなフィーリングとは。

屋久島の秋、シャンパンゴールドとプラチナと #屋久島でつくる結婚指輪

ラウンドシェイプの造形が好きだ。お二人の結婚指輪もシンプルなスタイルがベースとなっているので、ここでは最高の造形を表現していきたい。きっとそれはお二人の時間に溶け込むようなリングなのかもしれない。

これから始まるお二人の暮らしを想いながら、今日も作業机に向かおう。

手を動かす前に緑をたくさん眺めておく。

紙やすりの作業ではフィーリングを指先でダイレクトにキャッチできる。細やかなタッチを繰り返しながら、柔らかさとシャープネスの出会う場所を求めている。

いつも思うことだけど、完成や工程の終了を決めるのは難しい。足りなくてもいけないし、行き過ぎても困る。そのぶん、ピタリと決まった時はお二人に伝えたくなるほど充足感に満たされる。お二人と指輪作りの道のりを走り続けてきて、うまく着地ができたような気分がある。

さて、ここからが次のステージとなるところ。リング表面にオリジナルの模様を彫刻する画竜点睛的な工程にワクワクしつつ、この続きはもう少し先のお話で。

新しくもあり、普遍的なデザインが生まれますので、ぜひお楽しみに!

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の秋、シャンパンゴールドとプラチナと #屋久島でつくる結婚指輪

パン屋さんからの帰り道、海まで続く坂道でついつい空に魅せられて佇んでしまった。いつも新しい屋久島、ありがとう。シャンパンゴールドは夕暮れ時の黄昏色にも似ていて、うっとりです。

彼女のリングもあと少しで造形がひと段落。なんだか名残惜しいような気もしつつ、続きはまた明日に!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

彼のプラチナと彼女のシャンパンゴールド。シンプルに、つけ心地柔らかに、ラウンドシェイプの結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

彼のプラチナと彼女のシャンパンゴールド。シンプルに、つけ心地柔らかに、ラウンドシェイプの結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。ラウンドシェイプの結婚指輪作はこれまでもずっと、きっとこれからもずっと世界に愛されるデザインだと思う。普遍的でシンプルなデザインの造形は実のところとても奥が深い。形とは考え方であることがよくわかる。

彼のプラチナと彼女のシャンパンゴールド。お二人の結婚指輪はラウンドシェイプのデザインで作っている。表面に施すお揃い模様の彫刻が印象的になるように、リングはシンプルに、そしてつけ心地快適に。

大好きな植物とジュエリーと。大切な繋がりの中で結婚指輪をオーダーメイドすること。#屋久島でつくる結婚指輪

きっとヤスリを手放す時が来るまで最高を探し続けているに違いない。暮らしに馴染むつけ心地だったり、ふわりとした快適なフィーリングだったり、形のずっと奥に響くところを大切にしていたい。形を作る形のないもの。

 

さて、アトリエです。今日も作っている。

プラチナリングと鉄鋼ヤスリ、そしてお二人と一緒に作ったイメージと。素敵なものはいつもほんの少しのひらめきから生まれてくるように思う。日々の暮らしの中にあるささやかな出来事を大切にしていたい。

今年の山茶花レポート。花は2分咲きで、蕾はまだまだたくさんつけている。この調子でポコポコ咲き続けていただきたい。

しばしの間、庭先で癒されつつの、アトリエに。

夢中になってここまでやってきた。ラウンドシェイプ 3.0mm幅。表面は柔らかな弧を描き、側面にほんの少しだけ平面を残してある。こうすると優しさとシャープな印象が、チョコレートケーキのフランボワーズみたいにお互いを際立たせてくれる。

それにしても、たくさんのプラチナ片ができるものだ。プラチナの破片は集められて、リサイクルして次の素材となるわけだけど、そんな繋がりも面白い。今この瞬間が、いつかまた誰かのジュエリーになるであろうロマンの中で作業は続いてゆく。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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