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屋久島から長野のお二人へ。自然のリズムを分かち合う、オーダーメイドの結婚指輪。#制作編

今日から彼女のリングの造形を始める。去年の12月から続いてきたお二人の婚約指輪と結婚指輪作りももう後半なのだなあとグッとくる。デザインの打ち合わせで交換したメールをチェックしていたら、デザイン画だったり、動画だったり、簡単なメッセージとか、30通以上もあった。

お二人が大切にしている水と植物にまつわるリングを雨に包まれた屋久島のアトリエで作っている。雨が降ると作業机に向かって、雨が止んだら散歩に出かけるリズム。

オーダーメイド、プラチナリングの柔らかさと確かさ #屋久島でつくる結婚指輪

海や山々を眺めながらジュエリーを作りたくてこの島に暮らすようになったのだけど、同じように自然のリズムを感じて暮らしている方々と、それも海を越えて、ジュエリーで繋がることができることは何よりも幸せなこと。仲間と大切なフィーリングを分かち合いながら進める指輪作りは楽しい。

さて、彼女のリングはお揃いデザインに仕上げたくて、その隣に彼のリングを置いて眺めながら作っている。

2.1mm ,ラウンドシェイプ ,   シンプルなプラチナリング

均一なかたちとするために、ここは休まず一気に手を進める。

気がついたらもう暗くなっていた。窓の向こうに雨の様子を眺めている。

柔らかなカーブに包まれたプラチナリングと紫陽花と。

よく考えるとまだ5月なんだ。梅雨の終わりはもしかしていつもと同じなのかな?って今日も海で話してたけど、屋久島らしい色彩がまだ当分続くならそれは一興なのかもしれない。長野はどんな梅雨景色なのだろう。海の向こうのお二人のことを思いながら。

軽やかに、すっきりと。このリングのようにシンプルでありたいものです。彫刻模様を施すと装飾が際立つと思うし、歳を重ねるうちに味わい増すリングになるだろう。指先に収まるほどの小さなプラチナリングが長い時間軸をまとい始めている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

オーダーメイド、プラチナリングの柔らかさと確かさ #屋久島でつくる結婚指輪

 

雨音に包まれながら一日作業を続けて、少しずつ息吹を帯びてきたプラチナリングの柔らかさと確かさ。

角ばったリングを鉄鋼ヤスリで少しずつ丸く造形。プラチナのきらめきが綺麗。

百合の余韻を楽しみながら

夏の兆しを感じている。

一滴の雫から始まって、波紋が広がってゆくイメージ。

柔らかな曲線が現れたプラチナリング。次の工程を始める前に庭先で眺めて。

毎日お揃いのものを纏うのって結婚指輪くらいなのかも。左手の薬指は一番弱いところでもあると聞いている。補うように。繋がるように。

見えないけれど感じる部分を美しく造形していたい。

優しさと洗練の出会う場所を目指して歩み続けている。

 

おまけ

さっと湯がいたスナップエンドウは、炒めておいた玉ねぎとベーコンと一緒にさっと炒めて塩胡椒。シンプルに、そして大盛りでいただきました。家にいることが多くなる雨の季節はお料理にもってこいですね。みなさまも美味しい日々を。素敵なジュエリーライフを。

 

 

制作編

結婚指輪はつけ心地優しく。シンプルなラウンドシェイプ のプラチナリングをつくる。#屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド

屋久島でつくる結婚指輪

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結婚指輪はつけ心地優しく。シンプルなラウンドシェイプ のプラチナリングをつくる。#屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド

屋久島サウスのアトリエです。梅雨の入り口はアトリエの窓越しに深まる緑を眺めながら、お二人の結婚指輪を作っている。雨のリズム、プラチナと静けさと。

婚約指輪から結婚指輪へと、デザインのベースになっているのは水と植物にまつわる物語。屋久島の雨もいい感じにムードを盛り上げてくれている。激しい雨音に包まれると心が平らになってゆく。

お二人の物語をデザインに、屋久島の雨と共に結婚指輪作りが始まる日。

結婚指輪作りで大切なのはやはりサイズ感だったり、ボリューム具合だったり、日々のフィーリングに関わるところだと思う。お二人とはサンプルリングをお作りしたり、動画を送ってもらったりしてデザインに微調整を加えてきた。指輪をつけて外す動画とかってあまり撮らないですよね。ここまでずっと長くお付き合いいただいてありがとう。

今日はそんな細部のイメージをプラチナリングに施してゆくところを。

彼のサイズは15号。14.8号から造形をスタートしてつけ心地柔らかく、そして目的地点に着地する。

揃った2本のリングは山々を背景にしてアウトラインをチェックする。長野に暮らすお二人も、こうしていつも山々を眺めているのかなあ。まだお会いしたことはないけれど、いつかきっとお会いできそうなお二人との繋がりを思いながら。

紫陽花が日に日にたくさんになってきていて少し慌てる。毎日毎日、少しずつ、進み続ける。

シンプルなラウンドシェイプ のプラチナリング、2.5mm幅。つけ心地フレンドリーなバランスだ。普遍的なデザインではあるけれど、シンプルが故にスタイルの表れやすい造形作業はいつもチェレンジに満ちている。お二人と、屋久島と、わたしと、今を写すようにタッチを重ねてゆこうと思っている。物語の数だけ指輪が生まれるのだと思う。

 

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お二人の物語をデザインに、屋久島の雨と共に結婚指輪作りが始まる日。

屋久島サウスのアトリエです。庭先に咲き始めた紫陽花がきれいで、雨が上がるタイミングにうっとり眺めている。そして、てんとう虫にも出会う。今日はお二人の結婚指輪作りが始まる日。

アトリエにこもって作業を続けていると、雨が激しく降って止んで、また柔らかに降って、そこには一定の周期があって、そのリズムが自然を育んでいることがよくわかる。お二人とデザイン作りで分かち合ってきたのも、巡る水のイメージだ。

婚約指輪は一滴のしずくをイメージして作った。

雨上がりの屋久島、しずくとプラチナリング、一粒のダイヤモンド。お二人にお作りした婚約指輪は水のイメージで。

一滴しずくから始まって、そして大きく育ってゆく、お二人が大切に抱いているストーリーがここにある。いよいよ結婚指輪作りが始まる。

プラチナに反射して煌めくオレンジ色の光

一番硬い配合を選んで精製したプラチナはしっかりと力をかけて形成する。むっちゃ硬い!でも自然の中で活動することの多いお二人の暮らしにフィットしてくれると思う。

くるりとリング状になったところで、今日の作業はここまで。外ではまた雨が降り始めたようだ。リングはとてもシンプルな造形なので、細やかなタッチの一つ一つが大切になってくる。一歩ずつ、少しずつ、作り進めていこうと思う。

屋久島でつくる結婚指輪

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