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屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。ぴたりお揃いが素敵なプラチナリング。

雨脚が弱くなったのでプラチナリング片手に庭先に出てみると雫に包まれたシロツメクサのキャンバス。宝石箱みたいにきらりきらり。

お二人の結婚指輪はその造形作業をひと段落して、ほっと一息。表面のラインがとてもスムーズに出来上がったと思う。柔らかな癒しが指先に伝わってくる。小さなリングではあるけれど、プラチナの確かな重みがある。重ね合わせると、こんなにサイズが違っていてなんだか胸にグッときた。出会うことってとても素敵だな、と。

深い緑と響き合う。

最近思うのは、結婚指輪のデザイン選びは日々自由になりつつあるような気がする。ぴたりお揃い幅なのもなんだか微笑ましいし、男女の垣根がなくなってきているのも素敵だなと思う。

こうしてリングを眺めていると、なんとなくお二人のことを想像してしまうのも、オーダーメイドのジュエリーづくりならではだよなと心あたたかになる。お二人とは海を隔ててメールでのやり取りだったけれど、いつかお会いできると嬉しい。

ぽつり、また降ってきた。今夜はきっと激しい雨になるに違いない。ほんと、深い雨とともに歩んだ日々だったなあと、前半の結婚指輪づくりを振り返りつつ。ここからのステップはお二人の“好き”をリングに映し出す大切な工程になるので、想像性豊かにタッチを進めていきたいところだ。あと少し続くだろうこの雨も集中の助けになってくれるだろう。とても楽しみな時間だ。

新しい一週間がはじまりました。そちらの梅雨はいかがでしょうか?島ではパッションフルーツの収穫も始まっているようなので、夏は日本列島のずっと左側で待機をしているのかもしれませんね。

スイカにトマト、冷奴も気になる季節ではあるけれど、まだ雨を眺めながら熱いコーヒーを楽しんでいたいような 笑

もう少しこの湿度は続きそうなので、まあ、スパイスの効いたカレーでも食べて、ゆっくりと参りましょう。どうぞ素敵な日々を。今日もありがとう。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

制作編

屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。出会い繋がり生まれるデザイン。

屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。出会い繋がり生まれるデザイン。

屋久島サウスのアトリエです。お二人の結婚指輪が出来上がるのと、この梅雨が明けるのはどちらが先になるのだろう。雲の合間からときおり姿を現す山々を窓の向こうに眺めながら作業のタッチを進める日々だ。

シンプルに、つけ心地柔らかに。ラウンドシェイプのプラチナリングをお二人は選んでくれた。

屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。癒される、大好きな植物とジュエリー。

お二人の結婚指輪のモチーフが島の植物だったのも良かった。この雨の季節にはグリーンがいっそう色濃く、美しくなるからだ。出会いがあって大好きな何かを分かち合い共感し合えることは何事にも変え難い幸せだと思う。遠く離れてはいるけれど、わたしもお二人の幸せな時間にご一緒させていただきつつ。

いよいよ折り返し地点を過ぎた結婚指輪作りの工程を、この季節を大切にしながら進んでゆこう。

紙やすりで造形する時間が好きだ。プラチナリングの響きがダイレクトに伝わってくる。

金属の呼吸。永遠のリズム。大地の果てしない時間軸を感じながら。

また降り始めてきた。いや、ずっと降っていたのだろうか。感覚もふわりとしてくるほどに長い雨だ。傘を片手に庭先を歩きながらティーツリーに宿るしずくを眺める。ティーツリーの葉はなんとなく杉の若葉にも似ているように思う。ああ、この雨が途切れたら森歩きにでも行こうか。あのしんと張り詰めた空気感が一瞬イメージの中に蘇ってきた。優しいけれど、とても力強い癒しのフィーリングだなあ。そして、もう少しで出来上がるお二人の結婚指輪に大好きな森の印象を重ね合わせている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。癒される、大好きな植物とジュエリー。

深い緑に囲まれる2022年の梅雨。雨の合間には散歩に出かけるのだけれど、とても綺麗だったのがエメラルド色をしたシダの葉だった。

昨日のクワズイモも良かった。実に多様な屋久島の緑を眺めながら、お二人の結婚指輪を作っている。

屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。大好き!緑の植物をモチーフに。

屋久島に暮らし初めて、身近な植物をモチーフに取り始めたのはとても自然なことだったように思う。いつどこにいても、ふとしたタイミングにこの癒しを感じることができれば素敵だなと。あるいは、これは簡単に体験できるフィーリングではないのかもしれない。だからこそジュエリーに変えて身につけておくことだできればと思いついた。

自然の息吹を刻み込む、そのベースとなるプラチナリングはとてもシンプルなスタイルでつくる。つけ心地むっちゃ優しいラウンドシェイプのデザインだ。作業の工程もここまでやってくると、出来上がりをリアルに想像できてワクワクする。お二人の結婚指輪が出来上がる頃は、島もキラキラと夏めいているだろうか。

島では雨とともに花がたくさん咲き始めるし、葉っぱはお茶になったりもする。癒しの植物。

夏をすぐ近くに感じつつ、でももう少しだけこの潤いの季節を味わっていようと思う。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。大好き!緑の植物をモチーフに。

屋久島ノースの海岸には夜明け前にやってきて、1日をここからスタートすることにした。お気に入りのサンゴ礁の海だ。この季節は陸に暮らしていても水の中のように湿度を感じるし、でもやっぱり水の中に入ってしまうとホッとしたような心地よさに包まれる。海を囲む緑も深く、しずくを装って喜んでいるようにも見えた。

なんだか島の一部になれたような気がした1日の始まり。屋久島 日々の暮らしとお二人の結婚指輪づくりと。

雨の合間には窓際でアウトラインをチェックしておく。

プラチナリングは丸く柔らかに。おそらく世界中で最も愛されているフォルムだろう、普遍的なラウンドシェイプのリングだからこそ、作り手のフィーリングだったりタッチがわかりやすく映し出される。白いシャツとかチーズケーキみたいな感じだろうか。その作り手の“顔”みたいな作品なのである。私の場合はお二人と一緒にオーダーメイドする結婚指輪なので、私たちの“顔”ということにもなるのかも。お二人とはここまで数ヶ月かけてメールやサンプルリングを交わしながらデザイン作りを重ねてきた。o.1mm単位のなかなかなれない作業にお付き合いいただきましてありがとう!!

天気雨の空を見上げて抜けるクワズイモのトンネル、最高に気持ちいい。多様な緑に囲まれた島の暮らし。お二人の結婚指輪もまた島の植物がテーマになっている。

窓際で彼女のリングと並べて比べてみると、こんなにも雰囲気が変わっていた!同じ素材のプラチナなのに、手作業を重ねてゆくと、息吹が吹き込まれて、手触り感ももちろん有機的だった。

リングは光沢を帯びて仕上げる予定なので、その佇まいも想像することが出来てうっとりとしてしまった。

この先何十年もずっとお二人の暮らしに寄り添ってゆくのだろうな、と少し先の未来を思った。

なかなか素敵なフィーリングだった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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制作編

屋久島の暮らしと雨、お二人の結婚指輪作り。大切な何かで繋がりジュエリーを作ること