屋久島サウスのアトリエです。イエローゴールドとシャンパンゴールド、お二人の結婚指輪は2種類のk18ゴールドを使って作っている。
似ているけれど違っているのか。あるいは、違っているようで、とても近しいのか。作業台の上に二つのリングが並んで、一つになり補い合っている。なんだかとても素敵なお揃い感。
海を越えて指輪作りの声をかけてくれたお二人とは、いつもzoomのモニター越しにお会いしていた。新しい暮らしが紡ぎ出される場面にご一緒できる結婚指輪作りはいつも楽しい。きらきらした幸せな心地になる。ご結婚の準備いろいろあるなか、デザイン作りにお付き合いいただきましてありがとう!
ゴールドは全体を24と数えることになっていて、純度100パーセントの純金をk24と記す。ジュエリーづくりで使われるk18は18/24が純金で、残りの6/24に別の金属を配合していることを表している。6/24の6のところ、ここに複数の金属を配合することによってゴールドに色の変化が生じ、ジュエリーづくりに彩りをもたらせてくれる。そして、金属は種類を多数混ぜ合わせるほどに強度を増すところも大きなポイントなのだと思う。
作業の前に遠くを眺めつつ。さて、今日もじっくりと。
左側が彼女のリング、k18イエローゴールド。右側が彼のリング、k18シャンパンゴールド。小さなリングだけど、手の中にゴールドの重みが確かに伝わってくる。この雅やかさ。わたしたちが暮らす大地そのものが奇跡のようだなと思う。
一生ずっとお使いいただくリングだからサイズはぴたりと合わせる。
冬が続くうちに冬の味わいを。
そして春の予感と。
季節が歩むスピードと作業のタッチはきっと同じくらいのような。作業机に向かっているこの瞬間が、島の冬と春の狭間に佇んでいる。
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