屋久島サウスのアトリエです。お二人の結婚指輪が形になりつつあるので、早い時間から作業机に向かい続けています。
そういえば、ミモザにも蕾が出来てきたことだし、秋にお会いしたお二人のリングは、このひと冬を全部使って出来上がる感がある。リングの内側にはお二人の記念日を数字でシンプルに刻印する。ちょうどその数日前にこのリングをお届けしたいと思っている。
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hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
制作編
屋久島サウスのアトリエです。お二人の結婚指輪が形になりつつあるので、早い時間から作業机に向かい続けています。
そういえば、ミモザにも蕾が出来てきたことだし、秋にお会いしたお二人のリングは、このひと冬を全部使って出来上がる感がある。リングの内側にはお二人の記念日を数字でシンプルに刻印する。ちょうどその数日前にこのリングをお届けしたいと思っている。
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制作編
1日がぐるりと巡り、新しい朝がやってきた。クリアに澄み切った屋久島サウスです。冬の空気を心地よく感じるのも巡る思想感ではあるけれど、その中に今までとはまた違った何かを発見できるように心を育んでいたいと思う。
お二人の結婚指輪は途切れることなく、ぐるりと繋がるデザインで作っている。巡るけれど、螺旋を描くように常に登り続けるイメージのお話。
屋久島に暮らすようになって、ジュエリーのアイデアやモチーフはいつも暮らしのすぐ近くにあるようになった。星を眺めながら神話を描くように、自然がすべての始まりで全てのイメージの源になっている。
お二人とは、そこから生まれた感動だったり、そこに少しでも近づこうとする気持ちでつながっているような気がする。屋久島でお会いして交わしたのは抽象的な言葉ばっかりだったけれど、デザイン作りはとてもスムーズに進んでいったのをよく覚えている。
その言葉たちが形になりつつある瞬間を前にできるのは作家ならではの幸せだと思う。
作業机ではリングとなったプラチナの洗浄を終えて、これからさらなる造形を加えてゆく。つけ心地やビジュアルを決定する大切なところ。
紙やすり一枚を挟んで手の感覚を伝えてゆく。ずっと変わらない、でも今だけしか無い作業がここにある。
雨が上がった。おやおや、ツワブキの新芽がもう!
夕暮れ時、浮かび上がったアウトラインをチェックして、ほっといと息。今日も一日ありがとう。
作業もいよいよ折り返し地点を通り過ぎた頃だろうか。シャープなライン感と、そしてソフトなつけ心地とが一つとなるように。お二人が選んでくれたシンプルなスタイルを、一つだけのものに仕上げていきたいと思う。
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屋久島サウスのアトリエです。お二人の結婚指輪作りの間はいつも虹が現れる。にわか雨が降ると作業の手を止めて空を眺めて、ふわり、そしてまた作業に戻る。そんなリズムで。
雨が降って虹に。水が巡る冒険について思いを馳せている。お二人とは循環だったり流れだったり、分かち合ったテーマを道しるべにして、一緒に歩んでいる指輪作りの道のりもまた楽しい。
そしてお二人との出会いもまた大きな巡りの中にある。広がり続けるこの世界でキャッチした、確かな手触りを感じながら。
さて、アトリエです。今日も作っている。
お二人との指輪作りで初めて作ることになったアプローチ!出会いだったり、必要だったり、必然から生まれるデザインが好きだ。
2.5mm幅、しっかりとプラチナの質量を感じられるように。
巡り。流れと重なり。限りないシンプルさと。
作業の温度が1000度以上と高いのもプラチナのジュエリーが歴史に長く存在し続ける理由だと思う。これから始まるお二人の暮らしにずっとずっと寄り添ってくれるだろう。
金属の時間に身を委ねつつ、じっくりとお二人のリングを作り上げてゆこう。
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新しいジュエリー作りが始まりました。去年の秋に森の公園でお会いしたお二人の物語がこれから形になってゆく。水と廻りにまつわる結婚指輪作りです。
お二人とご一緒した森の相談会は、爽やかでとても素敵な時間だった。
滞在中はサウスのポンタン館の前で待ち合わせたり、ノースのカフェでサンプルを囲んで話したり、インスピレーションを共有しあった日々が懐かしい。海を渡って会いにきてくれて本当にありがとう!!
朝に雨が降ったのも素敵なタイミングだった。水がテーマのお二人の結婚指輪作りを屋久島も祝福してくれているようで。
始まりのひとしずく。
雫については私も思いが強くて、実はお二人とは雫つながりで巡り合っている。この多様性の中で大切な想いを共感できることはとても心強い。遠く離れているけれど、そこに確かなつながりを感じながら。
季節も廻るし、咲かないスミレはない。循環について考えている。いつもの何気ない日々に小さな喜びがある。永遠とはこのようなことの繰り返しなのかもしれない。
さあ、楽しいジュエリー作りの始まりだ。お揃いデザインをお揃いらしく仕上げる制作では、案外、微妙な揺らぎやズレが有機的なつながりを生み出してくれる。手触り感を大切に作業を進めていきたいと思っている。
雨が降って川になって海に流れ気流を昇りまた雨になる。人だったり、万物に関する繋がりと迴りに想いを馳せている。
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屋久島サウスのビーチで仲間と一緒に波に乗る、いつもの冬の夕暮れ時。それにしてもみんな元気すぎ!明日からまた新しいジュエリー作りを始めよう。