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心に響くオーダーメイドを楽しむ, ピンクゴールド×槌目模様の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

ピンクゴールドの煌めきも、シダ模様も天然石も、

秋の訪れを告げる虫の音と重なり合い心に響きました。

 

屋久島からおめでとう。ありがとう。

海の向こうにお届けする結婚指輪はアトリエの庭先に差し込む光の中で眺めて。

 

 

ピンクゴールドと鎚目模様と。憧れはいつも自然の中にありました。

指輪作りに寄り添っていてくれた屋久島の季節にありがとう。

ピンクゴールド×鎚目模様 結婚指輪にとても素敵な出会いでした #屋久島でつくる結婚指輪

 

これはいつも感動することなのですが、

オーダーメイドで結婚指輪をお届けしていると、これまでにはなかったデザインに出会うことができるように思います。

 

お二人と、私と、そして屋久島の季節が出会った時に、

自分が思っていたよりもずっと遠い場所にたどり着いていることに気がつくのです。

 

大切な結婚指輪作りをお任せいただきましてありがとうございました!

 

まるで宝探しのような時間を過ごすことができたお二人との結婚指輪作りを振り返りながら。

 

「大好きなピンクゴールドを使いたい!」

お二人との結婚指輪作りで私たちが手にした地図のような言葉だったように今となっては思うのです。

 

ピンクゴールドリングには今まで表面に叩き模様を施したことがなかったのだけれど、

挑戦してみると、これがむっちゃ素敵でした!!

 

彼の2.5mm幅。彼女の2.3mm幅。

お揃いのスクエアシェイプです。

 

ぴたりとお揃い、とはいうものの、

リングの厚みだったり、サイズのフィット具合をお二人それぞれに合わせてアレンジしてあるのはここだけのお話。

 

長くお使いいただく結婚指輪ですので、

目には見えないけれど、心と体に響く大切なところだと思うのです。

 

 

朝の陽光を受けて世界が煌めいている。

 

お二人に選びいただいたシダのモチーフは島の暮らしでも馴染み深く、屋久島で感じる癒しの象徴的な存在でもあります。

いつもの散歩道でシダの葉を摘んで遊ぶように、朗らかな心地に包まれるお二人の結婚指輪を作りたかった!

 

そしてそして、シダ模様のちょうど向かい側にセットした濃淡ブルーの天然石。

彼は夜空の濃紺を思わせるサファイアを選んでくれました。彼女のブルーダイヤモンドは透き通る海の青でしょうか。

 

シダ模様も、イニシャルも天然石も、外には見えないところかもしれないけれど、確かにここにある。

それはまるでお二人の約束のように見えたのでした。

 

心に伝わる響きを大切にして生まれたお二人の結婚指輪がわたしも大好きです。

お二人の暮らしにずっと寄り添ってくれますように。

 

さあ、いよいよ始まりの時です。

庭先に咲いたピンク色の小花をお二人に。

 

いつか島にもいらしてくださいね。

楽しい指輪作りをありがとうございました!

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

秋の屋久島にピンクゴールドの煌めきを眺めて #屋久島でつくる結婚指輪

ピンクゴールドの煌めきも、お二人の約束のようなシダ模様も天然石も、秋の訪れを告げる虫の音と重なり合い心に響いてきました。

庭先に差し込む光の中でお二人の結婚指輪を眺めて。

屋久島でつくる結婚指輪

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ミカンの花の婚約指輪 ありがとう、ここまでご一緒してきたオーダーメイドのいろいろを思いしながら #屋久島でつくる結婚指輪

作業を始める前に庭先でイエローゴールドを眺めていたのだけれど、

ふと山茶花の生垣に目をやると、蕾をたくさんつけていることに気がついた。

 

一度気がついてしまうと、ここにもあそこにも!

山茶花の開花が近づくと、ああ、今年もまた色鮮やかな島の冬がやってくるのだな、と思う。

 

 

指輪作りが始まるのとタイミングを合わせるように、島ではサキシマフヨウの花が咲き始めました。

お二人がが訪れた屋久島に咲く花にまつわる婚約指輪作り。

一つだけの美しさを届けたい、花をかたどる婚約指輪作りのお話 #屋久島でつくる結婚指輪

 

ダイヤモンド抱くのがお花なら、リングはそれを支える小枝ということになるだろう。

ふくよかで豊かな印象のある花とバランスを保つように、小枝のリングは細くて力強いものでなくてはならない。

 

いつもヒントは自然の中にある。

庭先に、散歩道にインスピレーションに出会うことができる島での暮らしは何事にも変え難いものだなと、最近はつくづく思う。

 

さて、作業もいよいよ終盤に。

今日も島の季節とともに。

イエローゴールドでつくるリングはその側面を、そして表面とを金槌で叩く。

コツコツと細やかに圧力をかけてゆく。

それを何周も繰り返すと、指輪の中に太いところと細いところを与えることができた。

 

お花周りは細くて繊細になっている。

そして指のお腹あたりにかけてリングの横幅が徐々に広がるようにする。

 

ずっと長くお使いいただく婚約指輪だ。

こうしておくと、繊細なスタイルの中にとこしえの安定感を約束してくれるだろう。

 

左手に花を、右手にリングを。

これまで積み重ねてきた細やかな所作が集約され実を結ぶ瞬間がある。

 

ぴたり。

ここまで彼とご一緒してきた、オーダーメイドのいろいろを思い出す。

デザイン作りから素材選びまで、長くお付き合いいただいてありがとう。

本当に結実するのはリングを手渡す時かもしれませんね!

 

イエローゴールドのリングとプラチナのお花をぴたりと組み合わせた後には、集中を切らさないように、すかさずそれを炎の中に包んで溶接の加工進めていくことにした。

いよいよ作業のクライマックスである。

 

島では月桃が色づき始めました。

もう、ほんとに秋がやってきたのですね。

 

指輪作りは出来上がりが見え始めたとこではあるけれど、それはもう少し先のお楽しみに。

優しくて、そして煌びやかなリングになると思います。

これまでにはなかったデザインが生まれてくる、お二人と指輪の物語はまた別のお話で。

 

どうぞ素敵な秋の日々を。

山茶花の咲く頃にまたここで、お会いしましょう。

 

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台風14号とルーペとピンセットを持たずに過ごす日 #屋久島でつくる結婚指輪

島のはるか南海上を台風が通り抜けています。

今はフィリピン付近に接近しているので、屋久島まではおよそ2000kmほどはあるでしょうか。

それでも浜に打ち寄せるうねりの力はとても強い。

空気も澄み渡り、台風特有のゾッとするような美しい空を見ることができます。

 

天候だったり月や潮のリズムが近しく感じられる島の暮らしではありますが、

それでもやはり現代の社会であります。

少し離れてしまったかな、と思うことだってあるかもしれません。

 

そんな時には、

今日はルーペとピンセットを持たずに過ごしてみようかな、

アイロンがけや料理でもして静かに過ごそうかな、

と考えてみるのです。

 

夕暮れ時にはまた海に出掛けてみよう。

晩御飯にはカボチャで煮物を作ってみるのも悪くないかもしれない。

 

季節と仲良くなることは、自分自身と仲良くなることでもあるように思うこの頃です。

風の声をしっかりと聴いていたいな、と。

 

一つだけの美しさを届けたい、花をかたどる婚約指輪作りのお話 #屋久島でつくる結婚指輪

10月を迎えた屋久島ではサキシマフヨウの花を見るようになりました。

気温の低い島の北部から徐々に咲き始め、10月いっぱいをかけて少しずつ南下するのがいつものリズムであります。

 

サキシマフヨウの花は開く前もかわいい。

 

朝に開花して夕方にはしぼんでしまう佇まいを眺めていると、今この瞬間という時間を眺めているような感動を覚えます。

どれもが違っていて、どれもよりも美しい。

オーダーメイドでお届けするジュエリーもまた、花のようだなと思うのです。

 

 

島に咲く花々に憧れて、お二人にお届けする婚約指輪を作っています。

婚約指輪の奇跡。プラチナ、ゴールド、ダイヤモンドの素敵なところ #屋久島でつくる結婚指輪

 

さて、アトリエです。

プラチナでかたどった花びらには花弁を模して造形したゴールドの石枠を組み合わせる作業に取り掛かかりました。

二つの小さな金属はそっと重ね合わせ、熱の巡りが良くなるように朴炭の上に置いてその周りからバーナーの炎を回しかけます。

先に朴炭が真っ赤に熱を帯び、徐々にプラチナとゴールドの温度が上昇していくのがわかります。

 

無事に繋ぎ合わすことができた。

新しい姿となったプラチナとゴールドの花を薬液の中に投入して、ほっと一息の場面。

 

何度繰り返してきたでしょうか、それでもぴたりとうまくできると作り手として純粋に嬉しいものです。

 

少しずつバランスを整えながら工程を進めていこう。

積み重ねるタッチはまだまだたくさんある。

 

そして手を加えるたびに新しくなる。

開花の季節迎え蕾が大きく膨らむように、美しい個性が生まれつつある。

 

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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