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屋久島の花々を眺めながら花をモチーフにジュエリーを作る幸せ。ガーベラをかたどる婚約指輪。

 

屋久島の花々を眺めながら花をモチーフにジュエリーを作る幸せ。

ガーベラをかたどる婚約指輪。

ゴールドとダイヤモンドと、シンプルな組み合わせで完成まであと少し!

 

 

花をモチーフに作っているだけで元気になれる。

新しいモチーフへの挑戦と癒しの日々にありがとう!

手作業の温もりが好きだから。ゴールドとダイヤモンドでつくる、小さな花の婚約指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

それにしても春の色とりどりが美しかったなあ。

指輪作りにいつも寄り添っていてくれた島の季節を振り返りながら。

 

お二人の新しい日々。ダイヤモンドを抱くゴールドの花。

始まりのイメージに心躍らせている。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

手作業の温もりが好きだから。ゴールドとダイヤモンドでつくる、小さな花の婚約指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

4月になって、ずいぶん暖かくなってきて、屋久島サウスは南国味を帯びてきた。

散歩道に咲くランタナ。ゴールドで作った小さな花とリング、ダイヤモンドの煌めき。

 

 

屋久島よりもはるか南の島、タイに暮らすお二人にお届けする婚約指輪を作っています。

元気になる、花をモチーフに婚約指輪をつくる日々 #屋久島でつくる結婚指輪

 

案外知られてないのだけれど、屋久島は特に南部は亜熱帯の気候で、夏場はハイビスカスでいっぱいになるしプルメリアだって咲くのです。マンゴーも収穫できたりもする。

 

タイは今とても暑い季節のようで、ちょうど旧正月のお祭りで賑わっているという。

「気温も人も熱が凄そうですね!」と

お二人とはデザインやお花のことはもちろん、南国話で盛り上がることができるのも嬉しく思いながら。

今日も柔らかで優しいつながりの中で作っている。

 

 

ゴールドで作った細いリングとお花は、朴炭で作った小さな台の上に乗せて、そこでバーナーの炎に包んで互いをつなぎ合わせる作業をした。

花びらからは直径0.7mmの細い棒を伸ばしておいて、1.2mm幅のリングに開けた0.7mmの穴にキュッと嵌め込んで、ぴたりと動かないように固定しておいた。

こうして下準備をしておくと、真っ直ぐに、左右対称に、作りあげてゆくことが出来る。

 

それでも、どうしても微小な誤差が生まれて、またそれを調整しながら造形を整えてゆく。

船首が右に触れると舵を少しだけ左に切るように。

昔ながらのゆっくりとした時間の流れではあるけれど、そんな工程を経て一つだけの佇まいが生まれてくるのだろう。

手作業から生まれる揺らぎにどうしようもなく惹きつけられてしまうのは何故だろう。

静かで安らかな気持ちになれる。

 

 

自然の中に眺める植物たちにはいつもどこか欠けているように見える部分があって、でもそれらは互いに補っていて、一つになっている。

あるいは、できないことは出来ることなのかもしれないな。ふと思う。

自分が抱える揺らぎもまた、もしかすると誰かを救うことが出来るかのもしれない、そう思えると希望のイメージが湧いてきた。

 

 

雨上がり、庭先に出て新鮮な空気を吸って作業を一休みした。ふと足元に目をやると小さな赤いドットがたくさん!

ああ、今年もまたこの季節なのかあ、毎年のように忘れてしまうけれど、それがまた嬉しい。

何気ない出会いに幸せだったワンシーン。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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元気になる、花をモチーフに婚約指輪をつくる日々 #屋久島でつくる結婚指輪

 

花をモチーフに婚約指輪をつくる日々。

手のひらを広げたようにパッと開いた印象が好きなのは、きっと彼女と通じるところなのだろう。

 

作っているだけでも元気になれる、花のモチーフにはそんな魅力があるように思う。

 

 

ガーベラの花をモチーフにしてお作りすることになったのは、同じようにパッと開く

ツワブキの花をかたどったリングを見てくれたのが始まりだった。確かに。

屋久島ーバンコク, ガーベラの花をかたどって婚約指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪 #ガーベラの指輪

 

これは花びらがむっちゃ多いな!というのがガーベラの第一印象だったけれど、

なるほど細工が大変なだけに、そこが一番の魅力となるところでもある。

 

0.1mmほどの薄さで重なう合う花びらは本当によくできていると思う。精巧でしなやかで、そして力強い。

どうすれば植物たちの、その完全性に近づくことができるのだろうか。

ジュエリー作りを始めてからずっと、自然の中にある造形に夢中になっている。

 

さて、今日も作っている。

 

ゴールドの花びらは最大限に細かく糸鋸でかたどって、さらにそれを二つ重ね合わせることにした。

手の中にあの細やかさを感じていただけるように表現したい。

華やかさの中にある繊細さがガーベラの魅力であるように感じるからだ。

 

それでも長くお使いいただく婚約指輪なので、しっかりとした強度は持たせていたい。

小さなリングなのでなおさら、と思うとゴールドにはある程度の厚みを持たせる必要が生まれてくる。

矛盾を含むアプローチはいつもお決まりのチヤレンジでもある。

 

けれどもそうやって必要から生まれてくるデザインをわたしはとても気に入っている。

あるいはそれをスタイルと言うのかもしれない。

これまでご一緒したたくさんのオーダーメイドの時間に作風は育まれてきた。

 

作業机ではルーペとピンセットが友達みたいになっている。

 

上から眺める佇まいはなかなかに好ましい。

大きさは1cmほどの細工ではあるけれど、ゴールドには印象深さを感じることができる存在感があると思う。

 

小さくて繊細で煌びやかなものにどうしようもなく惹かれるのも、彼女と共感するところなのかも。

遠く離れて入るけれど、不思議、繋がりを感じるとこができて嬉しくなる。

ありがとう。

なんだか仲間に支えてもらっているような、

そんな温かな心地でタッチを積み重ねている。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島ーバンコク, ガーベラの花をかたどって婚約指輪を作っています #屋久島でつくる結婚指輪 #ガーベラの指輪

作品展示をして発表したり、精度の高い職人仕事だったり、ジュエリー作りにもさまざまなスタイルがあるけれど、オーダーメイドの作業は特別に好きだ。

新鮮なインスピレーションを交わしながら歩むデザインづくりはいつも楽しい。

 

そう考えると、花々や海のように、屋久島の季節と似ているのかもしれないな、とも思う。

想像の枠を遥かに越えるひらめきは、案外とても近くにあるものなのかもしれない。

 

バンコクに暮らす彼女からはガーベラをモチーフにリングを作ってほしいとリクエストをいただいた。

新しい花。ガーベラの指輪。

メールを開いて一瞬で出来上がりのイメージが広がった。素敵な予感でいっぱいになったのをよく覚えている。

 

ゴールドとダイヤモンドを組み合わせた、繊細なエンゲージリング作りだ。

喜びを分かち合える。静かに心が躍る。

海のずっと向こうに想いを馳せながらながら作業机に向かっている。

 

 

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芝生もそろそろ色づき始めたね、と話して裕子さんと一緒に庭先で記念撮影 #屋久島

アトリエの庭先では緑が色濃くなってきました。

白く塗った壁とも青空とも、気持ちの良い組み合わせ。

芝生もそろそろ色づき始めたね、と話して裕子さんと一緒に記念撮影をしました。

もう二年ほどかけているゆっくりとしたリノベーションではあるけれど、

これからいよいよ壁に漆喰を塗って展示スペースを作っていこうと思います!