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屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。シンプルなスタイルが好きだから。

屋久島サウスのアトリエです。彼のリングとは同じラウンドシェイプで、でも彼女の暮らしにフィットするようにと細部の採寸を微妙に変えながら仕上げてゆくお揃い感。

シンプルというのは実に奥深い。その向こう側にたくさんのエッセンスが凝縮されている。

彼女とは屋久島で出会い、そしてお二人とは自然を大切にする気持ちで繋がっている。きっとシンプルな造形が大好き仲間でもあるのだろう。それはもしかすると自然に対するフィーリングと関係性のあることなのだろうか。雨を眺め、そして作業机に向かう日々もまたシンプルだ。

屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。プラチナリングの柔らかさとシャープネスとは?

いつもすぐに忘れてしまうわたしの機能は、繰り返す季節やシンプルな日々の繰り返しをいつも新鮮に感じられたりすることに起因しているのだろうか、そんなことを最近よく考える。凸凹の果てにこそ見える景色も、もしかするとあるのかもしれない。

ときには自分自身をやれやれと思ってしまうこともあるけれど、それをささやかな多様性の一つとして受容してくれる屋久島に感謝しながら。

ずっと長くお使いいただくジュエリーといえば、間違いなく結婚指輪なのだと思う。繰り返す日々の暮らしの中で、いつも新鮮に感じることができる造形の姿が、なんとなくぼんやりと見え始めている。カタチを作り出すカタチの無いもの、という世界観。

今年もありがとう!大好きな小花。

雨の合間には作業をひと段落して散歩に出かける。

そしてまた激しく降り始めて急いでアトリエに戻るリズム。

グラジオラスも見かけるようになってきたし、プラチナリングも形作られてゆくし。少しずつではあるけれど、前に進んでいくムードがあるのはとても嬉しい。螺旋を描くように日々を過ごしてゆければいいと思う。明日の造形が今よりも少し美しくなっていると素敵だなと思う。

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。プラチナリングの柔らかさとシャープネスとは?

屋久島サウスのアトリエです。いつものお決まりではあるけれど、造形途中のリングは窓の向こうの緑や光を背景にアウトラインを眺めることにしている。

この日もまた雨が降っていたのだけど、深い緑の中でハイビスカスの赤とプラチナの輝きが浮き上がって、でもその情景に溶け込んでいるようでもあり、なんだかいいことありそうな指輪にまつわる未来の姿が思い描かれた。

お二人の結婚指輪はいよいよ本格的になってきた屋久島の雨とともに作っている。

屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。彼女のお名前にちなんだお花のモチーフ

雨がたくさん降ると、島の植物たちは一層元気である。朝目を覚まして庭先を眺めると、ハイビスカスが咲いてユリの蕾が大きくなっている、新しい世界が広がっている。いつものことのはずなのだけれど、その躍動にインスパイアされる。オレも1日1日、少しずつ、確かに歩んでいかなくっちゃな、と。

さて、今日も屋久島とお二人の結婚指輪作りの時間を。この感動をジュエリーで分かち合うことができれば何よりも嬉しい。

裏庭のハイビスカスは手のひらよりも大きい。

それにしても梅雨みたいによく降る雨だ。もっともっと!おいでおいで!

きっとお二人のリングが出来上がる頃は満開になっているだろう。もう少しで開花しそうな百合の蕾をワクワクしながら毎日眺めている。

1日の終わりに、彼のプラチナリングの表面に柔らかなラインが現れた。柔らかさだけでは甘くなってしまうので、その中にすっきりとしたシャープネスも必要。まるで羊羹の中に入れる塩ひとつまみのようでもあるな、と一人でその表現に頷きつつ。楽しい結婚指輪作りは続いてゆくのである。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。彼女のお名前にちなんだお花のモチーフ

屋久島サウスのアトリエです。今日もまた朝から雨音を聴きながら、お二人の結婚指輪を作っている。ざあざあ雨の日のジュエリー作りはなぜだろう、とても心穏やかだ。心のずっと奥の方と共鳴を繰り返す、炎と水と金属との時間。

福岡と屋久島と、お二人と一緒に作り上げたイメージがいよいよ形になりつつある。

屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。10年前の出会いと、プラチナリング

屋久島だったり、東京の妻個展出会ったり、思い返すと彼女とは何年かに一度お会いしている。気がつけば不意に流れてゆく世界ではあるけれど、そこには確かにかけがえのない時間が存在していて、その一瞬にこうして指輪作りでご一緒できることは何よりも幸せなことだと思う。大切な指輪作りの声をかけてくれてありがとう。

 

さて、今日はプラチナリンングのアウトラインを決める造形のところ。そのファーストタッチを。

プラチナのリングには薄くガイドラインを引いて、あとは心の中にある印象に従って手を動かしてゆく。普遍的なラウンドシェイプのリングではあるけれど、お二人の暮らしに寄り添うオーダーメイドのジュエリー作りはいつも新鮮。どんな個性が生まれるのだろうかなと、作家ながらにワクワクしている。

福岡から届いたお菓子。

リングとともにお届けしたい屋久島の春。

実は、菜の花は今回の指輪作りの大切なテーマになっている。生まれた時から当たり前のように、お花の名前とともにあるのってどんなフィーリングなのだろう。少し羨ましくも思いながら。

彼女のお名前になっている花をそっと咲かせるように、プラチナリングにはシンプルな造形を施してゆきたい。

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島の雨とお二人の結婚指輪作り。10年前の出会いと、プラチナリング

屋久島サウスのアトリエです。新しく始まったお二人の結婚指輪作り。その合図が聞こえたように、雨が降り始めた。長くて激しい、屋久島ならではの雨。

雨音に包まれながら作業机に向かって、雨が緩やかになると庭先に出るリズムが心地よい。

雨の日に眺める月。月見草。

暗いトーンの中で色彩が際立っていて、小さな月明かりのように感じている。なるほど。

 

さて、この雨も当分の間続くみたいだし、雨音を聴きながらの心静かで穏やかな制作となりそうだ。まずは最初の第一歩を。

お二人の結婚指輪はクラシカルなスタイルでお作りするので、経年いよる味わいだったり手作業の揺らぎもまたオリジナルの装飾になればいいなと思いつつ配合したプラチナ。いつもが新しいジュエリー作りである。

そういえば、彼女と初めてお会いしてからもう10年以上が経ったのか?卒業旅行の屋久島としずくギャラリーの建設中で作業着だったオレ??創作中の深い場所に漂っては遠ざかってゆく記憶を懐かしく眺めている。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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シダ模様、キラキラ模様、水平線の指輪 #yellowgold #platinum #屋久島でつくる結婚指輪

material: 18k yellow gold, platinum
size:2.5mm wide

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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お二人と屋久島の季節と、出会い繋がって、一つだけの結婚指輪が出来上がりました