リングの造形作業がひと段落してそのアウトラインを緑の中で眺めたひと時。
ハイビスカス、シダの葉、艶やかな色彩、
屋久島と静かに響き合うピンクゴールドに魅せられながら。
たしかに、こちらの暮らしでは赤系の花といえばやっぱりハイビスカスが身近だけど、
広い目で考えると土だったり石などの地形の色にも赤を感じる要素がある。
ピンクゴールドは金と銅を中心とした合金で、
本来なら黄色い純金に若干の銅を配合することにいよってピンク色やローズ色を帯びた金属が出来上がる。
あたたかみのある色合いで、肌馴染みも良い。
その優しさの中にキラリと感じられる華やかさもわたしのお気に入りだ。
洗練されたジュエリーに仕上げるとさまざまなシーンで活躍してくれるだろうし、人生の豊かさを引き立ててくれるように思う。
そう、海のブルーだってある。
海の広がりは限りない可能性を感じさせてくれる。
色彩の豊かさはわたしたちの心にいつも深い印象を残し、インスピレーションを呼び起こしてくれる。
毎日つける結婚指輪なので、ピンクゴールドの美しい色彩や海のリズムをいつも感じていられると嬉しい。
ジュエリーは装飾品であるとともに、わたしたちの心を豊かに彩ってくれるだろう。
小さなピンクゴールドのリングを手にしながら、そのような未来を思い描いている。
指輪作りはいよいよこれから大切な工程を迎えることになる。
オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547
制作編