海まで続く小さな森を抜けて、大きな虹に出会った日。
今日から彼女のリング作りが始まった。
大阪から海を越えて、彼と彼女がしずくギャラリーに来てくれたのは秋も爽やかな11月のことでした。
そこにわたしもご一緒して始まったデザイン作り。
あの時屋久島で出会ったこと、感じたことをかたどるように、
お二人の結婚指輪を作っています。
これからいよいよ造形を始めるリングを昼間の太陽の下で眺めてみる。
彼女が選んでくれたイエローゴールド の質感、色合いが島の光と重なり合って、とっても楽しい。
ここ最近はホントに!っていうほど暖かな日が続く屋久島サウスであります。
そしてそして、
ここからは、コーヒーも淹れることなく、海にもいかず、携帯電話をチェックすることもなく、一気に作業を進めました笑
シンプルなラウンドシェイプ のデザインだから、
アウトラインに施した微妙なタッチやその時のフィーリングまでも映し出すように、リングの造形を進めたい。
彼女のリングを2.0mmと細身のボリュームにしたのは
この先作ることになっているもう一本のリングとの重ね合わせなどもイメージしたから。
すっきりと、軽やかに。
3人で抱いたリングの理想を地図のようにして、
鉄鋼ヤスリを持って、さらに紙やすりに持ち替えて、
作業は続くのでありました。
窓の向こうで冬の鳥たちが賑やかだった1日だった。
メンズリング編