Blog

屋久島で出会ったこと、感じたこと。イエローゴールドで作るシンプル細身の結婚指輪 #制作編#屋久島でつくる結婚指輪

 

海まで続く小さな森を抜けて、大きな虹に出会った日。

今日から彼女のリング作りが始まった。

 

大阪から海を越えて、彼と彼女がしずくギャラリーに来てくれたのは秋も爽やかな11月のことでした。

そこにわたしもご一緒して始まったデザイン作り。

あの時屋久島で出会ったこと、感じたことをかたどるように、

お二人の結婚指輪を作っています。

 

これからいよいよ造形を始めるリングを昼間の太陽の下で眺めてみる。

彼女が選んでくれたイエローゴールド の質感、色合いが島の光と重なり合って、とっても楽しい。

ここ最近はホントに!っていうほど暖かな日が続く屋久島サウスであります。

 

そしてそして、

ここからは、コーヒーも淹れることなく、海にもいかず、携帯電話をチェックすることもなく、一気に作業を進めました笑

シンプルなラウンドシェイプ のデザインだから、

アウトラインに施した微妙なタッチやその時のフィーリングまでも映し出すように、リングの造形を進めたい。

 

彼女のリングを2.0mmと細身のボリュームにしたのは

この先作ることになっているもう一本のリングとの重ね合わせなどもイメージしたから。

 

すっきりと、軽やかに。

3人で抱いたリングの理想を地図のようにして、

鉄鋼ヤスリを持って、さらに紙やすりに持ち替えて、

作業は続くのでありました。

窓の向こうで冬の鳥たちが賑やかだった1日だった。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

メンズリング編

k18シャンパンゴールド、ラウンドシェイプ結婚指輪のインプレッション! #屋久島でつくる結婚指輪

k18シャンパンゴールド、ラウンドシェイプ結婚指輪のインプレッション! #屋久島でつくる結婚指輪

今日の山サイド。

今日の海サイド。

2.6mm round in champagne gold

 

 

彼が選んでくれた2.6mmのリング幅。サイズは18.0号。

シンプルなラウンドシェイプ のデザインです。

 

最初はプラチナかなと思っていたけれど、

しずくギャラリーで金属素材各種色々を試してみたところ、

あるゴールドにピタリと波長が合ってしまったのです。

 

18kシャンパンゴールド

 

シャンパンゴールドは、よく名前を聞くイエローゴールド やピンクゴールドと同じ18金という配合のもと作られた金属でありまして、

24分の18がピュアゴールド、残りの24分の6を独自の配合としています。

24分の6を週種類の金属を混ぜることによって、金属は強度をグン!と増して、さらに他とは違うオリジナルの色感を表現することが可能になった。

 

シャンパンゴールドの色調は柔らかな褐色で、

どこか木肌の質感にも似ているように思う。

シャンパンゴールドは肌の色にもすっと溶け込んでくれる。

有機的なキャラクターがお気に入りで、これまで何度もシャンパンゴールドの結婚指輪を作ってきた。

屋久島の空気感にぴったりとフィットしているところがお気に入りなのです。

 

そして、その質感をいっぱいに感じるには、

シンプルなアウトラインの指輪がいい。

 

「丸くて着け心地柔らかに。そして、すっきりとスタイルを感じる印象に。」

シャンパンゴールドの指輪作りで抱いたのはそんなイメージ。

18号と大きな手をした彼のリングは

リング中央部にしっかりとボリュームを持たせて、頑丈に仕上げました。

 

出来上がったリングを早速手にしてみる。

時間は午後の1時くらい。

窓から差し込む12月の明るい光をいっぱい浴びて、

リングが力強く輝いていた。

 

キラリと、そして優しく変化する色調が面白くて、

ついつい手の中で遊んでしまう。

 

小さくて繊細なリングだけど、

手の中にしっかりと確かな重みを感じることができて、

やっぱり指輪って好きだな、って。

幸せな気持ちでいっぱいになった昼下がり。

シャンパンゴールドのリングの揺らめきキラメキを、

短い動画にも収めてみた。

今日も15秒です!

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

雨の屋久島とシャンパンゴールド。緩やかに進む、手作業の結婚指輪作り。 

出会い編

屋久島 しずくギャラリーで素敵な出会い。シダ模様の結婚指輪。プラチナリング 、海のリズム。

雨の屋久島とシャンパンゴールド。緩やかに進む、手作業の結婚指輪作り。 

彼のリングをラウンドシェイプ のデザインに造形する日がやってきた。

用意したのはシャンパンゴールドのリングと

その奥に見えるの今日の道具たち。

リングの表面に目印となるラインを描いて、

そのラインに沿って鉄鋼ヤスリでガリガリと削り落とし始める。

 

窓の向こうはざあざあ雨降り。

そんな日は作業にも深く深く入り込んでいく。

そして、雨脚が弱くなったところ。

ツワブキのところまで駆けていくと、

やっぱり!

黄色い花びらから雫が溢れて、ポツリポツリとこぼれ落ちていた。

 

初めてここにきた時から、屋久島の雨が大好きで、

雨の雫チェックを何度繰り返してきたことか笑

ダイヤモンドみたいだった雫をいっぱい纏ったツワブキの花、花。

圧倒的だった自然の美しさを前にすると感動がいっぱいになって、

無性にまた手を動かしたくなってきた。

アトリエに戻ってさらに細かくヤスリを入れて

夢中になっていて、何時間経ったのだろう。

造形がひと段落する頃、雨が上がっているのに気がついた。

雨上がり、夕暮れ時の緑に溶けていきそうだったシャンパンゴールドのリング。

 

明日もまた少しずつ、少しずつ進んでいこう。

雨のリズムのせいか

時を細かく刻むように緩やかに進むジュエリー作りがとても心地よく感じられた。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

制作編

 屋久島から北海道に!サンプルリングのラインナップ。 旅の途中、しずくギャラリーで結婚指輪を作ること。シャンパンゴールド結婚指輪のフィーリング。

 屋久島から北海道に!サンプルリングのラインナップ。 旅の途中、しずくギャラリーで結婚指輪を作ること。シャンパンゴールド結婚指輪のフィーリング。

爽やかな朝だった。

アトリエに山茶花の生垣。柔らかな光。

冬が始まって、一日の始まりは山茶花チェックが日課になってます。

この日はサンプルリングを海の向こうに送り出しました。

屋久島から北海道へ!

北海道は今は雪景色で、真っ白な世界も素敵だろうなあ。

 

お二人とはFBでメッセージをかわしながらデザイン作りを続けてきて、

出来上がったイメージを実際のリングとしたのが上の2本。

 

下の2本はそこから広がるデザインをご提案したくて、追加して揃えてみた。

左側が粒々細工のデザインで、右側が切り込み模様のデザイン。

 

わたしがサンプルを作って、お二人のひらめきや感触があって、そこにまたわたしが新しいデザインを加えて、、、

キャッチボールのような結婚指輪作りです。

さてさて、こんなにお天気の良い日はお昼ご飯も爽やかメニューにしたくなりますね。

爽やかメニューだけど、しっかりお腹いっぱい食べたい!

そんなときは

山盛りの白菜サラダ、なんてのはいかがでしょうか。

作り方むっちゃ簡単で5分ほどで出来上がるんです。

 

白菜と人参は細かく切って、

塩をしてしんなりとしたらハムも少々。

そこに胡椒、醤油、亜麻仁オイル、

そしてたっぷりレモンを絞って。

本当に!っていうくらいいっぱいレモンを絞って、出来上がり。

 

オレは白菜は1/4ほどペロリと食べてしまいました笑

 

18k champagne gold for wedding ring

 

アトリエです。

大阪から屋久島へ、そしてしずくギャラリーに。

旅の途中にお会いしたお二人に、結婚指輪を作り始めました。

 

お二人は土曜日のしずくギャラリーに来てくれて、

彼女のお気に入りだったシダの指輪をつけているうちに

 

「では、シダの指輪と結婚指輪、セットになるようなデザイン作りをいたしましょう」

と結婚指輪のイメージも広がっていったのがとても印象的だった。

 

伺うと、お二人は大阪の路面電車のあるクラシックな街並みに暮らしていて、

わたしもむっちゃ馴染み深い風景だったり!

 

それがとっても自然な時間の流れで、

お二人と近しくなったような気がして嬉しかった。

まずはシャンパンゴールドに火を当てて、柔らかくするところから。

 

ここからリングの土台が出来上がるまでのいろいろを、

今回は動画にまとめてみました。

火を当てて、叩いて丸くして、また火を当てる。昔ながらの指輪作り。

15秒です。

 

彼が選んでくれたシャンパンゴールド。

リング幅は2.6mmで

ここから丸く柔らかに造形を進めてまいります。

 

シャンパンゴールドは静かな金属だなあと思う。

出来上がったリングのベースを作業台の上に置いて眺めていると、

木肌のような有機的な色合いから

穏やかで、その奥にある力強いフィーリングが伝わってきた。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

始まり編

屋久島 光いっぱいの冬 ゴールドでつくる結婚指輪“始まり編”

 

屋久島 光いっぱいの冬 ゴールドでつくる結婚指輪“始まり編”

少しずつ肌寒くなってきたけれど、

朝の光いっぱい浴びると、爽やかな風が心を通り抜けます。

新しいジュエリー作りが始まりまる日。

アトリエ裏の小さな森の中で、

お二人の結婚指輪の素材となるゴールドを手に。

 

屋久島 しずくギャラリーで素敵な出会い。シダ模様の結婚指輪。プラチナリング 、海のリズム。

 

屋久島でつくる結婚指輪

platinum, yellow gold and diamond. flower ring for 10th wedding anniversary #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum, 18k yellow gold, diamond
size: ring 1.2mm, flower 8mm 

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind .

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約1ヶ月。

お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

結婚10周年にジュエリーを。屋久島の森に咲く白い小花をかたどってダイヤモンドリングを作りました。

結婚10周年にジュエリーを。屋久島の森に咲く白い小花をかたどってダイヤモンドリングを作りました。

屋久島は雪解けの森。

苔の上にポツリポツリと咲く白い小花があります。

 

大きさは1cmmもないくらいでしょうか。

まだまだ寒い巨木の森を歩きながら、足元にこの花を見つけると、

なんだかとても元気になるんです。

一つ目に入ると、周りにもたくさん咲いていることに気が付いたり!

 

わたしも大好きな花。屋久島の森に春の訪れを告げる花。

オオゴカヨウオウレンをかたどって指輪をつくりました。

プラチナのお花にゴールドの装飾と細いリング。ダイヤモンド。

ご結婚10周年の記念に選んでいただいたジュエリーです。

 

リングが出来上がって、窓際の光にリングをかざすと、

ホントに開花したようで!

アトリエがぱっと明るくなったように感じられました。

リング側面から裏側を見上げた場面。

 

1.2mmと細いゴールドのリングは茎のようで、繊細な印象ではありますが、

しっかりとした金属の丈夫さや貴重さを感じられます。

プラチナで作ったお花の大きさは実物の花と同じくらいなのですよ!

 

「毎日ずっとつけていたいから!」と彼女が言ってくれたから、

お花の裏側は着け心地よく、角を落として柔らかに仕上げました。

 

彼と彼女は秋の屋久島を旅して、山々を歩き、

しずくギャラリーでお会いして、

島時間の中で素材やデザインのお話をいたしました。

 

そして、その数週間後、

裕子さんの東京個展にも来てくれて、

再会を果たすことになるとは!

 

この時は全くイメージできなかったけど、

一つのジュエリーがきっかけになって、

一つのつながりが生まれることって何て素晴らしいことだろう。

 

指輪という小さなオブジェクトの、

その向こうに大きな広がりを感じることができて嬉しかった。

雨上がりの屋久島サウス。

オオゴカヨウオウレンの指輪 platinum, yellow gold, diamond

 

この指輪を作ってる時は

山茶花にツワブキに、

とにかく屋久島は花爛漫で、

道すがら、花々を眺めては

癒されて、時には励まされ、胸が静かに高揚して、穏やかな気持ちに包まれて、

大好きなフィーリングに包まれながら

作業机に向かったのをよく覚えてる。

 

赤に黄色に緑に。

クリスマス感も相まって幸せに包まれます。

 

屋久島から山梨へ。

ご結婚10周年おめでとうございます。

素敵なジュエリー作りをありがとうございました。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

オオゴカヨウオウレンのネックレス

ツワブキの指輪

 

 

出会い編

土曜日、しずくギャラリーの思い出。エタニティーリング コレクション。屋久島旅でジュエリーに出会うこと。

再会編

屋久島でつくる結婚指輪 東京番外編 高田裕子絵画展2019 day3

 

制作編

ジュエリー×お花好き! 屋久島の森に咲く白い花をかたどる指輪作り。

ジュエリー×お花好き! 屋久島の森に咲く白い花をかたどる指輪作り。

2019年最後の満月。

みなさま、そちらの夜はいかがでしたか?

 

こちら屋久島サウスではそれは澄み切った空が広がって、

日中は大きく動く潮に任せて波に乗り、

夜は月が低く大きく見える時間から仲間と話し始めた。

夢中になって、気がつけば月もはるか上空に。

ずっとずっと小さくなっていた。

変わらない波も仲間も、いつもフレッシュに感じる。

6時間ほど話し込んだのも、山盛りフライドポテトを2回おかわりしたのも満月のせいだったのか。

満月のようだった、朝の目玉焼き。

卵と一緒の横には8割ほど茹でて火を通したサツマイモとジャガイモを添えて焼きました。

アトリエです。

この日はラストスパートの日。

プラチナで作ったお花部分とゴールドのリング部分をつなげています。

 

シンプルなスタイルのリングでも、細部をしっかりと丈夫に作り込むと、

ずっと長く使うことのできるジュエリーになると思う。

「ずっと毎日つけていたいのです!」と彼女が言ってくれた時、すごく嬉しかった。

 

くるくると、ゆっくりまわし入れると、ピタリ。

 

それにしても、オレもこんなにも花が好きになるなんて!

屋久島に暮らすようになってから、季節を飾る色とりどりが楽しすぎて。

花を見るとジュエリーのイメージを浮かべては、それに似合う石を考えるようになってたり。笑

 

森の中に白くて素敵な花が咲きますと聞いて仲間とルーペを片手に雪解けの森を歩いて、巨木の根っこあたり、苔の上に咲くオウレンを見たときは衝撃だったなあ。

こちらは今年3月のオウレン。

オウレンを初めて見たとき、この花はダイヤモンドだな!と思ったのは一瞬のことでした。

指輪だと、こうして自分で見ることができるのも嬉しいところですよね。

 

うん。

ここから火をかけて、くっつけて、磨き仕上げをすれば完成です!

 

制作編

結婚10周年にダイヤモンドを贈ること。屋久島で作る、ダイヤモンド×お花の指輪

結婚10周年にダイヤモンドを贈ること。屋久島で作る、ダイヤモンド×お花の指輪

コンコン。コンコン。

屋久島サウスのアトリエです。

今日はお花をかたどったプラチナ素材を木槌とあて木を使って叩く作業から始めました。

柔らかなカーブを与えるように。

少しずつ少しずつ、タッチを加えるごとに、

金属にあたたかな息吹が宿るのが感じられた。

 

ご結婚10周年の大切な記念にと、

声をかけていただいて始まったジュエリー作り。

 

「お花の指輪をずっと気になっていて!」

と山梨からお電話をいただいていて、

夏のある日。ついにお二人と屋久島でお会いすることができました。

 

土曜日、しずくギャラリーの思い出。エタニティーリング コレクション。屋久島旅でジュエリーに出会うこと。

オウレンの花にしようかな?

ヒマワリもいいし、ツワブキはどうかな?

 

しずくギャラリーではジュエリーを手にとっていただいて、

素材のことやサイズのことをお話しして、

オウレンの花をモチーフに指輪をお作りすることに決めました。

一つだけのジュエリー作りの始まりでした。

実は、わたくしも去年そうだったのだけど、

結婚10周年にはやっぱりダイヤモンドがよく似合います。

 

プラチナでかたどったお花の中央にセットするダイヤモンドは

輝きが力強く、透明度の高いものを選びました。

 

作業台のライトの下、ピンセットで挟んで角度を変えると、

ブルーやオレンジ、黄色、、、、

輝く色いっぱいが万華鏡のようで!

 

ダイヤモンドは眺めているだけで時間を忘れてしまうものですね。

 

ついついお昼を大きく過ぎてしまっていたので、

昼食は簡単に済ませることにしました。

カブとごぼう、鶏肉を昆布だしでさっと煮込んで

生姜、醤油、塩で味付けして出来上がり。

10分で美味しい、あったか雑炊であります。

 

食事を終えた時点で3時過ぎ。

これは早くしなくっちゃとばかり、

海へと向かいうことに。

最近は日もずいぶんと早く沈むようになりました。

 

そうこうするうちに、今年もあと20日となりましたね。

今年買ったヒット家電のことなんかも話題になる頃でしょうか。

アトリエでは表面がパリッと中がフワッと焼けるトースターを購入して、、、

話は尽きなくなってしまいますので、この続きはまた。

皆さま、どうぞ素敵な冬の日を!

ツワブキ満開の森を抜けて

車から降りてさらに歩くと、形の良い波がブレイクしているのが見えた。

 

 

 

制作編

結婚 10周年の大切な記念に、屋久島に咲く小さなお花の指輪作り。

結婚 10周年の大切な記念に、屋久島に咲く小さなお花の指輪作り。

新しいジュエリー作りが始まる朝。

アトリエのすぐ裏にある小さな森を歩いた。

 

ポコリポコリ

ツワブキの花がいっぱいで、むっちゃ癒されます。

なぜだろう、テンションもじわじわと上昇してゆきます笑

 

屋久島の暮らしの中では、いつものシーンではあるけれど、

いつまでたっても新鮮なもので、

このフィーリングを皆んなと分かち合いたい!

そんな思いがわたしのジュエリー作りのきっかけになったのをよく覚えてます。

 

海を越えて、どんな時でも、手の中にお花が咲いていると、どんなに素敵なことんだろう!

 

冬の花ではツワブキ、椿などをモチーフに、ネックレスや指輪を作ってきました。

そしてもう一つ、お気に入りがありまして、

冬の終わり、春の始まりのに咲くオオゴカヨウオウレンという花。

雪解けの森に咲く小さな小さな花は絶対に外せない。

 

そして、これから作り始めるのは

大好きなオオゴカヨウオウレンの花をかたどってつくる指輪。

朝の爽やかな気持ちに包まれながら、小さな森を抜けてアトリエに戻りました。

さて、アトリエです。

 

ゴールドの線を細かくした破片にガスバーナーで火を当てて小さな粒々を作ってます。

一粒のサイズは約1mmほど!

この粒はのちにお花の装飾となります。

 

ゴールドの場合は約1000度ほど。

金属片にグーッと火を当ててゆくと、キュッと丸くなるのが特徴なのですよ。

まるで科学の実験みたいで楽しい。。

こちらはプラチナ。

プラチナの融点は1768度なので、

バーナーを酸素トーチに変えてかなりの高温で火をかけてゆくと、

造形したお花のフォルムがオレンジ色に染まった。

 

お花とゴールドの粒々、ゴールドの細い線。

これにダイヤモンドを加えて、今回の主役たちが揃うことになり、

いよいよこれから迎えるリングの造形作業を前にして、

ワクワクした気持ちに包まれてます。

ああ、お花ってやっぱりいいなあ。

 

結婚 10周年の大切な記念に選んでいただいた、オオゴカヨウオウレンの指輪作り。

 

楽しい時間はまだまだ続きます。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

夕暮れ時、友人の宗次郎くんに会いに

安房はガラモスタさんへ。

カラフルな外装とTシャツのディスプレイ!

少しご無沙汰している間に新しい空間を作り出していた宗次郎くん。

 

宗次郎くんはオレたちと同じくらい、10年ほど前に屋久島に移り住んで、

初めて会った時、話してみると、実は大阪のストリートで裕子さんのポストカードを買ってくれていたことがわかったり。

島の時間の中でTシャツを作って、木工家具を作り、チャーハンも振る舞う。

何かと深い繋がりを感じる仲間なのであります。

 

「今回は新しい撮影スポットを作りマス」と、

これからさらに装飾を加えるフレーム作りの構想を語ってくれているワンシーン。

 

屋久島のかけらを纏うように。花爛漫!山茶花とシルバーの結婚指輪

屋久島から静岡は浜松まで、

お二人に届ける結婚指輪が海を渡る朝。

ケースを片手に、満開の山茶花に会いに行った。

しずくギャラリーの裏手に大きな山茶花の木があって、

ちょうど今、花爛漫となっていのです。

今年も咲いてくれてありがとう!

 

雨上がり。鳥たちの鳴き声。

朝の時間があまりにも心地よくて、

山茶花の木陰でしばらくのんびり。

 

動画も撮って、この日はfbにアップいたしました。

2.3mm round with hammered texture in silver

 

お二人の指輪はちょうど今が旬のツワブキと山茶花で迷って、

ツワブキと一緒に撮影したけど、

やっぱり山茶花とも一緒に。

 

木漏れ日の下で手に取ると、

山茶花の赤がリングに写り込んで!

 

朝の光に共鳴したり

雨の中で優しく光を放ったり、

光のかけらのようだったお二人の結婚指輪。

 

これまでずっと、何度もメールを交わして進めてきたお二人との結婚指輪作りが、

ここで終わりを告げたように感じ、

なんだか少し心もとなくもあったけど、

でも同時に新しい始まりを、確かに信じることができた瞬間だった。

キリリと肌寒い、爽やかな朝だった。

 

シンプルで温もり感じるデザイン、長く大切に使えるモノ。屋久島の冬!シルバーでつくる結婚指輪 

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

さてさて、

アトリエに戻ると、

新潟より嬉しい贈り物が届いてました。

今年の新米、コシヒカリ!

 

こちらはなんと、アイガモ農法で作られたお米でありまして、

袋には素敵なカモのスタンプも装飾されていました。

 

実はこのお米、つい最近まで結婚指輪作りをやっていたお二人が送ってくれたものでありまして。

指輪作りと並行して進んでいた今年のお米作りだったので、

自分のことのように嬉しくもあって。

FBで見た、小鴨を田んぼに放つシーンなどを思い出しては、

ぐっときた昼下がり。

 

いただいたお米を炊いて、大きなおにぎりを作って食べて、

これからまた新しいジュエリー作りです!

 

ほら。お揃いのシダ模様! 屋久島ー新潟、お二人の約束みたいな結婚指輪作り

 

 

2.3mm hammer-textured silver ring #屋久島でつくる結婚指輪

material:silver
size: 2.3mm wide

Delivery time is within 2 months.
Make by custom, One-of-a-kind .

こちらの作品はサイズを合わせてオーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約2ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

 

お問い合わせ
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

シンプルで温もり感じるデザイン、長く大切に使えるモノ。屋久島の冬!シルバーでつくる結婚指輪