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屋久島の夏とリメイクジュエリー制作記。ブローチはオブジェのようで、やっぱり楽しい!

夕暮れ時になると作業の手を止めて、海まで車を走らせるのが最近の日課になっている。

なので、この数日は実に多彩な空と海を眺めながら、屋久島リズムのリメイクジュエリー作り、一度しかない夏の一度だけの日々なのである。

屋久島の夏とリメイクジュエリー制作記。ゴールドとパールが出会う素敵 #受け継ぐジュエリー

さて、いつもよりも少し大きいから手の中で遊んでしまう。ブローチはオブジェのようで、やっぱり楽しい。

葉脈がくるりとブローチのピンになる。このイエローゴールドは彼女のお母様がお使いだったジュエリーの素材をリサイクルした。金属もパールも、出来るだけ受け継いで使いたいと彼女からリクエストをいただいていたから。

黄昏どきはゴールドの輝きに似ているような気がする。

とくに、植物的なラインには意識を集めてきた。シダの葉っぱがカーブを描くように、というイメージは彼女が伝えてくれた。自由に広がるイメージがオーダーメイドの作業ならではという感じがする。シダの葉先はくるりと巻いて、イエローゴールドのピンをカチリと小さな音を立てて止めるように作った。

日が沈むまでの数十分ほどは特に、時間が細かく刻まれて感じるのはなぜだろう。とても遅くも感じるし、一瞬のようにも思えてしまう異次元感がある。

島の暮らしがあって、ジュエリー作りがある、そんな日々から生まれるジュエリーが好き。ここにあるものは自然と想像だけ。いつもの何気ない風景の中にブローチやネックレスを見つけるような宝探し感もある。

そんなリズムで、昔ながらのジュエリー作りは続く。

 

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