島のはるか南海上を台風が通り抜けています。
今はフィリピン付近に接近しているので、屋久島まではおよそ2000kmほどはあるでしょうか。
それでも浜に打ち寄せるうねりの力はとても強い。
空気も澄み渡り、台風特有のゾッとするような美しい空を見ることができます。
天候だったり月や潮のリズムが近しく感じられる島の暮らしではありますが、
それでもやはり現代の社会であります。
少し離れてしまったかな、と思うことだってあるかもしれません。
そんな時には、
今日はルーペとピンセットを持たずに過ごしてみようかな、
アイロンがけや料理でもして静かに過ごそうかな、
と考えてみるのです。
夕暮れ時にはまた海に出掛けてみよう。
晩御飯にはカボチャで煮物を作ってみるのも悪くないかもしれない。
季節と仲良くなることは、自分自身と仲良くなることでもあるように思うこの頃です。
風の声をしっかりと聴いていたいな、と。