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手を動かす喜び、k20ゴールドの呼吸、秋の夕日に感動! #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島サウスのアトリエです。

k20ゴールドがくるりと丸くなったところで、金槌を片手に次の作業に取りかかることにした。

 

リングを金床に当て、その側面を、表面をコンコンコンと何度も繰り返し打ち付けていく。

こうするとやがて圧が全体に行き渡り、リングはキュッとその強度を増して硬くなる。

 

秋の透明な光がブラインドの隙間を通り抜けて部屋中に溢れている。

爽やかな一日の始まりだった。

 

 

ロサンゼルスに暮らすお二人とは屋久島旅の途中にお会いすることができました。

ありがとう、素敵な巡り合いの中で結婚指輪を作っている。

k20イエローゴールドの美しさ。お二人の結婚指輪作りに夢中です。#屋久島でつくる結婚指輪

 

叩き模様はすぐに取り除く事になるけれど、あるいはそれは料理の下拵えのようなひと手間なのかもしれない。

 

ポテトサラダのじゃがいもは出来るだけゆっくり時間をかけて蒸しあげると甘くしっとりと仕上がるし、キウリは塩をしてしっかりと水気を切ってから混ぜてあげるとポテトとの歯応えのバランスがとれて心地よい。

 

表には現れない工程のいろいろをしっかりと頑張る。

案外その地道な作業が、作っているぞ! という手応えを直に感じることができて楽しかったりもする。

 

想像を支える創造のちから。

さて、今日も手を動かす喜びとともに。

k20ゴールドはいつも使っているk18ゴールドよりも純金の割合が高く配合されていて、実のところほんの少しだけ柔らかい。

なので、叩く→圧縮→強度を高める工程はとても大切な作業になってくる。

 

叩いた後には厚みも幅もおよそ0.2mmずつほど薄くなった、そして2号サイズほど大きくなった。

その動きを予測して目標のサイズに着地しなくてはならない。

 

もちろん、その変化の具合は金属の種類によっても変わってくるし、デザインやサイズによっても毎回大きく違いがある。

金属を手にしていると、それがまるで呼吸をしているように感じることがある。

無機物であるかもしれないけれど、わたしにとっては“自然の中に宿る命”というフィーリングの方がしっくりとくる。

それは自然の力が圧倒的な島に暮らしていると、より当たり前のように感じられる事柄なのかもしれない。

 

 

11月が近くなって空がむっちゃ綺麗です。この季節に眺めるサンセットが好きだなあ。

いつもは海の中で波に乗りながら眺めている風景だけれど、この日は頑張って 笑、 海から出て眺めました。

 

島に暮らすようになって気がついたのだけれど、日が沈んだ後のグラデーションが感動的なので、海では少しの間待ってみるのもアリだと思います!

屋久島でつくる結婚指輪

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