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癒される、屋久島に暮らしてお二人の結婚指輪をつくること #屋久島でつくる結婚指輪

 

今年になって二つ目の台風が屋久島に近づいてきている。

早くも熱帯のムードが漂うアトリエでは、数日ぶりにお二人の結婚指輪作りを再開することができた。

 

 

工具を持って作業机に向かう、そして時折海向こうに暮らすお二人を想う。

やっぱりこの時間が一番心穏やかになる。

 

大阪に出発する前には彼のリングの造形がひと段落したところまでを書きました。

屋久島から大阪のお二人に, 結婚指輪のオーダーメイドで癒されること #屋久島でつくる結婚指輪

 

 

たった五日ほどだけど、島から離れて実感できることはたくさんある。

島の暮らしの中で出会う感動が表現の活力源のようなものになっているのだと思う。

 

 

屋久島の癒しにありがとう。

 

 

この喜びを分かち合いたい!

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

大阪の熱狂から潤いに包まれた静寂へ

 

飛行機のタラップに足を踏み出した瞬間に重たい湿度と静寂に包まれた。

帰ってきたのだなと、いつも屋久島を感じる瞬間である。

 

 

屋久島暮らしで好きなところは、海や森が自分の中のにあるスイッチを切り替えてくれるところだと思う。

夜が明けて朝が訪れるように、とてもスムーズに。

 

夕暮れ時いつものビーチにて。

 

大阪から屋久島までの帰路で

 

僕たちが作家活動を始めた大阪で、久しぶりに裕子さんの絵画を観て頂くことができました。

二十年来のお付き合い、新しい出会いも。

心あたあまる日々を振り返りながら、屋久島までの帰路についています。

ありがとう、大阪!

 

明日から屋久島編です!

久しぶりの仲間に会えました。阪急うめだDay4

 

思えば大阪は裕子さんもわたしも作家活動を始めた場所なので、会場では20年ぶりの再会もあったりして感動的でした。

 

一人で行う創作活動ではあるけれど、こうして喜びを分かち合うことができて、くるりと一回りするのだなと。

裕子さんにとってはそれがまた次の創作の力になっているのだなと改めて思うことができました。

 

屋久島の仲間も会いに来てくれてありがとうーー。

島では案外やっていなかった記念撮影もできて嬉しかった!

 

会期は5/29月曜日まで。わたしは日曜日在廊いたします!

 

5/24(水)〜5/29(月)

阪急うめだ本店×月刊アートコレクターズ

阪急アートフェア2023

阪急うめだ本店9階

阪急うめだギャラリー/アートステージ

10:00-20:00(最終日18:00まで)

入場無料

https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_artfair/

(初日24日10:00-12:00 15:00-17:00、

土日272813:00-17:00在廊します)

ありがとう!2023年の百合を振り返る

 

島を離れて満開だった百合のことを思うと、甘くて上品な香りの記憶が蘇ります。

 

雨上がりの庭先に、パン屋さんまで向かう道に、お気に入りの場所を見つけて。

誰のものというわけではないのだけれど大切に見守りながら日々を過ごすのも屋久島流かもしれない。

 

今年もありがとう。

 

長い時の中で繰り返されるリズムは何よりも力強いものなのだと思う。

心から癒されました。

 

結婚指輪の相談会. 大阪でお二人にお会いしたお話し #屋久島でつくる結婚指輪

 

結婚指輪の相談会でお二人と。

大阪も喜びでいっぱいでした!

 

 

それにしても素敵なタイミングでお会いすることができました。

大阪暮らしているお二人とはこれまでずっとメールで結婚指輪作りのお話しをしていたのだけれど、

裕子さんの絵画を展示する阪急うめだデパートまでタイミングを合わせて来てくれたのです。

 

会場では一緒に絵画を鑑賞したり、相談会の会場まで歩いたり、本の話をしたり、おやつを買って食べたり、ゆっくりと過ごすことができたのもよかった。

そんな時間もまたお二人の指輪の一部になるかなと思うと、今からワクワクせずにはいられない。

 

 

屋久島で作ってきたサンプルリングをお試しいただいて、サイズや細やかな装飾についても相談を。

素敵な指輪が出来上がる予感でいっぱいだった。

 

 

この辺りは小学校の時から歩いていた懐かしい場所。

大阪堂島のホテルにて。

 

 

訪れるたびにアップデートされてゆく風景を嬉しく眺めている。

 

 

ちょうど去年の夏に訪れた屋久島の自然に魅せられて指輪作りのお声がけをいただいたお二人と一緒に裕子さんの絵画を鑑賞できた幸せ。

素敵なご縁にありがとうございます!

 

屋久島の自然があって、大阪での暮らしがあって、お二人の大切な想いがあります。

大きなリズム、小さなリズム、

時間そのもののような指輪になればいいと思います。

 

星々が営む圧倒的な時の中にわたしたちもあるのだと思えると、

小さな小さな今日一日をいっそう愛おしく感じられるように思うのです。

 

静かに、そして確かなる第一歩を踏み出しました。

お二人との結婚指輪作りをあたたかく見守っていてください。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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大阪 阪急うめだギャラリーでの裕子さん絵画展示にやってきました

エラベーターを降りると大小キャンバスが散りばめられた色彩空間に出会えるはず。

阪急うめだ百貨店。幼稚園の頃から親しんでいた場所が今もここにある。

集う広場、美術館のような空間

島に暮らすうちにアップデートされていたらしい。

 

裕子さんの絵画は未発表の4作品を展示しています。

新生堂ギャラリー取扱作家さん3人との合同展示ブースが心地よく出来上がりました。

裕子さん在廊時間には僕も会場に滞在しています。

大阪にお越しの皆様はぜひお越しください。

 

5/24(水)〜5/29(月)

阪急うめだ本店×月刊アートコレクターズ

阪急アートフェア2023

阪急うめだ本店9階

阪急うめだギャラリー/アートステージ

10:00-20:00(最終日18:00まで)

入場無料

https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_artfair/

(初日24日10:00-12:00 15:00-17:00、

土日272813:00-17:00在廊予定)

紫陽花、ツユクサ、ひまわり、屋久島に咲く季節の花かたどって小さなネックレスを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

こちら屋久島では雨の季節が始まりましたが、

アトリエの庭先には、今年もたくさんの紫陽花が咲きました。

 

たくさんの雫を大切そうに抱いて、

ああ、なんて癒されるのだろう。

 

屋久島で出会う花々に元気をもらいながら、

ジュエリーを作っています。

 

 

屋久島に咲く季節の花かたどった小さなネックレス。

 

六月、七月、八月の花が集まりました。

 

お誕生日の月だったり、思い出の花だったり、大切な人に贈りたたい花も、

ジュエリーになってずっと近くにあると、喜びもひとしおです。

 

紫陽花のネックレス platinum, aquamarine

 

紫陽花は集まっている感じが素敵なのですよね。

三つのお花が重なり、そしてゆらゆらと揺れるように作りました。

 

お花の中央にセットしたのはアクアマリンですが、

同じ水の印象といえば、ブルーダイヤモンドもおすすめです。

 

ペンダントトップ部分で約1.5cmほど。

ほんの少しだけ大きめのサイズ感です。

 

 

七月の花となっているのですが、雨の多い屋久島では春の初めから秋まで長く咲いています。笑

ツユクサに出会うとなんだかいことありそうな気がするのはなぜだろう。

 

ツユクサのネックレス platinum, yellow gold, aquamarine

 

プラチナでかたどるツユクサにも水の印象を感じるアクアマリンをセット。
(こちらも紫陽花のネックレスと同じく、ブルーダイヤモンドへのアレンジを承っております)

 

暑くなってくるこれからの季節には、

鎖骨にストンと落ちるくらいのチョーカーのスタイルをおすすめしています。

 

小さな幸せ。日々に彩りを与えてくれるツユクサのネックレス。

ずっとつけていられるので、お守りのような存在かもしれません。

 

ひまわりのネックレス platinum, yellow gold, シトリン

 

さあ、もう少しで夏がやってきます。

不思議なのですよね、暑い季節は大きなひまわりに元気をもらえるような気がします。

 

 

さりげなくて、でも特別で。

屋久島のかけらのようなネックレスは、

金属や天然石の種類をお好みにアレンジして、

お作りしています。

 

チェーンの長さもご自由にお選びいただけますので、

こちらにご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

 

長くお使いいただいて、お磨き直しをして、また長くお使いいただく、

そのようなリズムを繰り返すうちにジュエリーは味わいを増してゆきます。

 

長い時間もまた一つの装飾となり、ジュエリーは世界に一つだけのになるのかもしれません。

 

実は、お選びいただいたジュエリーが日々味わいを増してゆく時間に、このようなメンテナンスの作業を介してお付き合いをさせていただけることも私自身の楽しみになっているのです。

 

ジュエリー作りを行っている間は、わたし自身の手でメンテナンスの作業をさせていただきますので、何かあればぜひお声がけいただけると嬉しいです。

 

 

 

プルメリア、サキシマフヨウ、コスモス

コスモス、芙蓉、プルメリア、秋の屋久島に咲く花に憧れて小さなネックレスを作りました #屋久島でつくる結婚指輪

 

紫陽花、梅雨くさ、ひまわり

紫陽花、ツユクサ、ひまわり、屋久島に咲く季節の花かたどって小さなネックレスを作っています #屋久島でつくる結婚指輪

 

 

 

屋久島の季節を纏うように。島で出会う草花や海、月星をモチーフにしたジュエリーを作っています

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

屋久島から大阪のお二人に, 結婚指輪のオーダーメイドで癒されること #屋久島でつくる結婚指輪

 

今日の始まりはアトリエの庭先から。

生垣の隙間から差し込み始めた太陽の光を受けて水晶のように輝いていた朝露に癒されて。

 

 

庭先に散歩に

ふとした瞬間に訪れる小さな出会いに幸せを感じます。

 

ほんのさややかな出来事が一日に爽やかな活力を与えてくれる。

島の季節に癒されながらジュエリーを作っているような気がします。

 

そうして出来上がったジュエリーたちが海を越えて、

みなさまの日々の暮らしに柔らかな光を与えてくれるようになる。

それは喜びのリレーのようなものなのかもしれません。

 

 

さて、今日のアトリエです。

彼女のピンクゴールドと彼のプラチナ、お互いの一部分を交換して繋ぎ合わせたリングはこれから造形作業を迎えることに。

 

お二人オリジナルの素材感を味わうことができるように、そのフォルムは出来るだけシンプルに、明瞭に表現していきたいところだ。

 

じっくりと丁寧にタッチを重ねていく。

そしてそこには軽やかなキレのようなものを生み出す思い切りの良さが必要になってくる。

 

 

まずは彼のリングから。鉄鋼ヤスリ1本を手にしてリングの表面を削り始めた。

角ばった表面の角を一周分大きく落とし、このタッチで新しく生まれた角を一周落としてゆく、そのような作業を左右交互に何度も繰り返す。

 

削り落とされた金属片はデスクライトの光を受けてキラキラと輝きながら木台の上に積み重なっていく。

 

プラチナとピンクゴールドは硬さもそうだけれど、手から伝わる削り心地が全く異なっているので、それぞれに均一な結果を与えることに最大限の注意を払わないといけなかった。

 

 

 

お二人が選んでくれた結婚指輪のアウトラインは丸くて柔らかい。

うん、なかなか良い感じの造形が現れてきた!

 

硬いのにどこか有機的な手触りがあって柔らかい。

身につけて心地よいところが金属の魅力なのだと思う。

 

それは大地にかけら、のような感じだろうか。

手にするだけでなんだかとても安心するのである。

 

 

造形作業をひと段落してほっと一息をついた。

丸くなった彼のリングとまだ角ばっている彼女のリングを隣り合わせに並べて眺めてみる。

まだまで造形を始めたばかりではあるけれど、そこにお二人の心音のようなものを感じ取ることができて嬉しくなってくる。

 

 

今週から島を少し離れて大阪編が始まりますので、

指輪作りは一旦ここまでにして、再開はもう少し先のお楽しみに。

 

大阪でお二人にお会いできる。

偶然のような、必然のような。

素敵なタイミングにありがとう!

 

制作編

屋久島から海を越えて、大阪に暮らすお二人に届ける結婚指輪をオーダーメイドしています #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島に響き合う. 杉の葉模様のプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド

 

雨上がりの朝に訪れた小さな森は雫を抱いて静かに輝いていました。

 

杉の葉模様のプラチナリング。

 

お二人の結婚指輪が屋久島に響き合っているようで、

幸せな調和に心安らぎました。

 

 

 

春。喜びいぱいだった相談会。

 

お二人がアトリエを訪ねてくれたのはちょうどハイビスカスが咲き始めた頃だったけれど、

あれからたくさんの百合が咲いて、紫陽花も咲き始めました。

 

屋久島リズムのゆっくりとしたオーダーメイドにご一緒いただきましてありがとうございました!

2023年 春, 屋久島と東京をつなぐ結婚指輪作りが始まりました!#屋久島でつくる結婚指輪

 

柔らかな雨が降って新しい花が咲く、始まりのイメージに包まれた指輪作りの日々を振り返りながら。

屋久島の緑の中でプラチナリングを眺める #屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人が新しい暮らしを始めて、屋久島を訪れて、森を歩いて、相談会をして、

そんな時間の中で生まれたお二人の結婚指輪はやはりたった一つのものだ思うのです。

 

その造形のずっと向こう側には大切な思いが詰まっていて、

いっそう愛着が湧くのかもしれません。

 

 

短い時間だったけれど、希望に溢れる幸せな日々だったなあ。

お二人とご一緒した結婚指輪作りの時間を想いながら。

小さな森の中でプラチナリングを手に取って眺めていました。

 

 

冷たい金属のはずなのになぜだろう、手の中でとても温かに感じたプラチナリング。

緑の中で静かに輝いていました。

 

表面はつるりと曲線を描いていて柔らかい。そして同時に側面はシャープに切り立った平面を持っている。

ラウンドシェイプとスクエアシェイプの間のフォルムをお二人は選んでくれました。

 

たしかに有機的で優しいタッチではあるけれど、

リングのずっと奥の方にはぽっと灯されている明かりのようなもが感じられる。

その揺るぎない安心感がプラチナ特有の力強さなのだと思います。

 

 

重ね合わせてみる。ぴたり同じシルエット。

リングには細いところと太いところがあって、

眺めているだけでそのリズムが楽しくなってくるのでありました。

 

そのリズムは水の流れだっただろうか、

あるいは海と月のようなもっと大きな周期のようなものかもしれません。

 

つけているといつでも自然を感じられるような造形は、

お二人とのデザインづくりで大切にしていたところなのです。

 

 

最初はこんなにも小さなは葉なのに!

集まり育まれ豊かな森を作り上げているのだからすごい。

 

屋久島の森には生きること、それ自体にインスパイアされているような気がします。

もしかするとそのようなフィーリングでお二人とは繋がっていたのかなと、今になってふわりと思うことがあるのです。

 

 

コンコンとハンマーで叩いて、1000度以上の炎に包んで、また叩く、

昔ながらの手作業でしっかりと丈夫に仕上げました。

 

小さな傷がついたり、時折お磨き直しをしてリフレッシュをしながら、

日々の営みもまたリングに豊かな味わいを与えてくれると思います。

 

お二人の暮らしにずっと寄り添ってくれますように。

 

 

見上げると青空が!

 

さあ、お二人にとっては始まりの時でもありますね。

それでもまあゆっくりと、お互い伸びやかに参りましょう。

 

 

アトリエに咲き始めた紫陽花をお二人に。

 

ご結婚おめでとうございます!

楽しい指輪作りをありがとうございました。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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