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こころみたされるジュエリーづくり. 屋久島サウスの空に星を眺めて #屋久島でつくる結婚指輪

 

長い長い雨が止んだ夜に。庭先に出てふと見上げると広がっていた星空。

その配置になのか、輝きになのか、記憶のどこかでなんだか懐かしい雰囲気を感じ取ることができました。

分厚い雲の向こう側には、もう夏がすぐそこまでやってきているのだ。

 

 

ただただ星空に包まれたり、雨上がりの雫を眺めたり。

何気なく、じわじわと、心あたたかになるひと時が好きです。

 

こころみたされる。

そんなジュエリーを分かち合うことができれば最高だなと思うのです。

 

今日も作っています。

 

屋久島でつくる結婚指輪

オーダーメイドのお問い合わせはこちらまで
hp@kei-jewellery.com
tel: 0997-47-3547

 

制作編

屋久島の雨に包まれて感じたピンクゴールドの癒し #屋久島でつくる結婚指輪

屋久島に響き合う. 杉の葉模様のプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド

 

雨上がりの朝に訪れた小さな森は雫を抱いて静かに輝いていました。

 

杉の葉模様のプラチナリング。

 

お二人の結婚指輪が屋久島に響き合っているようで、

幸せな調和に心安らぎました。

 

 

 

春。喜びいぱいだった結婚指輪の相談会。

 

お二人がアトリエを訪ねてくれたのはちょうどハイビスカスが咲き始めた頃だったけれど、

あれからたくさんの百合が咲いて、紫陽花も咲き始めました。

 

屋久島リズムのゆっくりとしたオーダーメイドにご一緒いただきましてありがとうございました!

2023年 春, 屋久島と東京をつなぐ結婚指輪作りが始まりました!#屋久島でつくる結婚指輪

 

柔らかな雨が降って新しい花が咲く、始まりのイメージに包まれた指輪作りの日々を振り返りながら。

屋久島の緑の中でプラチナリングを眺める #屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人が屋久島を訪れて、森を歩いて、相談会をして、

そんな時間の中で生まれた結婚指輪はやはりたった一つのものだ思うのです。

 

小さな二つのリングにはお二人の大切な思いが詰まっていて、

いっそう愛着が湧くのかもしれません。

 

 

短い時間だったけれど、希望に溢れる幸せな日々だったなあ。

お二人とご一緒した結婚指輪作りの時間を想いながら。

小さな森の中でプラチナリングを手に取って眺めていました。

 

 

冷たい金属のはずなのになぜだろう、手の中でとても温かに感じたプラチナリング。

緑の中で静かに輝いていました。

 

表面はつるりと曲線を描いていて柔らかい。そして同時に側面はシャープに切り立った平面を持っている。

ラウンドシェイプとスクエアシェイプの間のフォルムをお二人は選んでくれました。

 

たしかに有機的で優しいタッチではあるけれど、

リングのずっと奥の方にはぽっと灯されている明かりのようなもが感じられる。

その揺るぎない安心感がプラチナ特有の力強さなのだと思います。

 

 

 

重ね合わせてみる。ぴたり同じシルエット。

リングには細いところと太いところがあって、

眺めているだけでそのリズムが楽しくなってくるのでありました。

 

そのリズムは水の流れだっただろうか、

あるいは海と月のようなもっと大きな周期のようなものかもしれません。

 

つけているといつでも自然を感じられるような造形は、

お二人とのデザインづくりで大切にしていたところなのです。

 

 

最初はこんなにも小さな葉なのに!

集まり育まれ豊かな森を作り上げているのだからすごい。

 

屋久島の森には生きること、それ自体にインスパイアされているような気がします。

もしかするとそのようなフィーリングでお二人とは繋がっていたのかなと、今になってふわりと思うことがあるのです。

 

 

コンコンとハンマーで叩いて、1000度以上の炎に包んで、また叩く、

昔ながらの手作業でしっかりと丈夫に仕上げました。

 

小さな傷がついたり、時折お磨き直しをしてリフレッシュをしながら、

日々の営みもまたリングに豊かな味わいを与えてくれると思います。

 

お二人の暮らしにずっと寄り添ってくれますように。

 

 

結婚指輪のオーダーメイドは、わたくしが始まりからお届けまで、

お二人をサポートさせていただいております。

屋久島のアトリエにて、遠方の皆さまにはメールやお電話にて、

ご相談を承っておりますのでぜひお気軽にお声がけください。

 

サンプルリングやサイズゲージの貸し出しも承っておりますので、

こちらよりご連絡を頂けますと

細やかな対応をさせていただけるかと思います。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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ご結婚おめでとうございます!

楽しい指輪作りをありがとうございました。

 

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海の向こうのお二人に、オンラインでオーダーメイドのご相談を承っております。

 

屋久島のアトリエにて、結婚指輪の相談会を承っております。

 

お二人だけの結婚指輪が出来上がりまでの流れ、素材、価格

 

インスタグラムでこれまで作ったジュエリーを見ていただけます!

 

屋久島の雨に包まれて感じたピンクゴールドの癒し #屋久島でつくる結婚指輪

 

アトリエで、車の中から、窓越しに重たい6月の雨を眺めている。

まだ梅雨は始まったばかりのはずなのに、今年はスタートダッシュ感が半端ない。

 

 

今日はなんとかパン屋さんまで出かけることができた。

 

 

植物たちが大きく育つはずだ、なるほど。

この季節、島では植物の“挿木”を行うチャンスでもあるので、各色ハイビスカスやプルメリア、そのほかにもピックアップしている候補たちを植えておきたいところではある。

それにしても激しく降る雨だ。人にはなかなか優しくはない。

今なら太めの枝を短く切ってそのまま地面に差し込んでおくだけで、挿した枝木には根がつくのだけれど。

 

 

お隣さんとはいつも植物の苗や挿木をいただく仲なのだけれど、

この雨だからもあるのかもしれない、黄色やオレンジをしたカラフルなハイビスカスを頼んでみようかな、と気になっているこの頃だ。

 

そして、アトリエではピンクゴールドの艶やかさに癒されながら、今日も作業机に向かっている。

 

雨の日も、夜だって、どんな時も手の中に美しい色彩や輝きを携えることができる。

これも結婚指輪の素敵なところだと思う。

 

時には雨の中に咲くカラフルなハイビスカスのように賑わいをもたらせてくれるし、

朝の木漏れ日のように、柔らかな光で優しく励ましてくれる。

 

ピンクゴールドのリングがお二人の何気ない一日に彩りを与えてくれる、

そんな情景をイメージしつつ。

 

 

案外知られていないけれど、ピンクゴールドはとても硬い金属なのである。

小さくて細いリングを丸く形取るのもなかなかに力のいる作業だった。

少し曲げては炎の中で柔らかにしてまた叩く、そんなリズム。

 

 

ピンクゴールドはおよそお二人のサイズを収めるようにそれぞれをカットしていて、リング状になると大きなリングと小さなリング、サイズの違いがわかるようになった。

やっぱりお揃いって良いな!眺めていると胸の奥にグッと響いた。

 

ここでようやく下準備の作業がひと段落したことになって、ほっと一息である。

今日も少しずつ、少しずつ。

 

 

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制作編

お揃いのピンクゴールド, お二人が屋久島を旅して生まれたデザインで結婚指輪をオーダーメイドしています

 

お揃いのピンクゴールド, お二人が屋久島を旅して生まれたデザインで結婚指輪をオーダーメイドしています

 

屋久島サウスのアトリエです。

雨脚の激しさが一日のピークを迎えた時、その雨音に耳を傾けがらピンクゴールドをバーナーの炎に包み込んでいた。

雨の音は分厚い膜のようにアトリエを包み込んでいる。

炎と雨、ピンクゴールド。

それでも静寂を感じられて心安らかになるのはなぜだろう。

 

 

春のアトリエに来てくれたお二人にお作りする結婚指輪作りです。

島をゆっくりと旅する時間の中でお二人のデザインは生まれてきました。

それはとてもスムーズに、自然な流れの中にキャッチすることができたように覚えています。

ゆっくり屋久島旅の中で生まれたデザイン。お二人との結婚指輪作り、最初の第一歩。#屋久島でつくる結婚指輪

 

お二人とは作業の直前まで細部の打ち合わせをしてきたので、一緒に作っているムードがすごく感じられて良い。

いつもあたたかな交流をありがとう!

遠く離れてはいるけれど、確かな手触りを感じることができる指輪作りだと思う。

ピンクゴールドが屋久島の緑の中でむっちゃ綺麗でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

オーダーメイドの結婚指輪作りでは作業が始まるまでの準備段階というか、デザイン作りの段階にしっかりと時間をかけることを大切にしているのだけれど、作業の始まりでもまた下準備にしっかりとした手間をかけないとならない。

 

そのように最初に小さな息吹を与えておくと、リングは自然な流れで然るべき造形を成していく。

まるで自ら意志を持って育っていくように。

 

作業自体はなかなかシックではあるけれど、とても大切なところを。

 

 

炎に包んで柔らかく、緊張を解いたピンクゴールドはハンマーで叩いて太いところ、細いところ、微妙な抑揚を与えていった。

昔ながらの手作業で、こんこん。

 

 

その後に鉄鋼ヤスリを使って表面を思い切りよく削り落としてゆく。

 

ぴたりとお揃いのリズム感、そして繊細さも。

ほんのりとお二人のリングの姿を感じられるようになってきた。

 

それにしても、寸法を気にかけながらのなかなかにデリケートな作業だった。

けれどもそのおかげもあって、然るべき場所にたどり着くことが出来たように思う。

 

ようやくぽつりと灯された明かりのようなものを、

ここからまだまだ育ててゆく必要はある気がするけれど、今日はここまでだ。

 

 

夕暮れ時には海に出かけた。

いつものビーチではやっぱり雨も降っていたけれど、広い空も冷たい水も気持ちよくて癒された。

 

今日も屋久島にありがとう。

 

自然に包まれるフィーリングが大好きなところが、お二人との繋がりでもあるのだろうなあ、と思ってなんだか嬉しくなった。

 

 

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ピンクゴールドが屋久島の緑の中でむっちゃ綺麗でした #屋久島でつくる結婚指輪

 

梅雨本番なだけあって、流石に!庭先ではツユクサがむっちゃ元気である。

ここのところは雨が続いていてなかなか外にも出かけることが出来ないでいる。

それでも、屋久島が屋久島らしい季節であるのかなと思う。

 

 

色濃い緑に包まれる時間が好きだ。

 

 

さて、

今日から気持ちをフレッシュに、春のアトリエにお越しいただいたお二人の結婚指輪を作り始めている。

作業の前に庭先に出てお二人が選んでくれたピンクゴールドを眺めたら、緑の中でむっちゃ綺麗だった。

 

自然の中で過ごすことが大好きなお二人だ。

今日もメールで「梅雨に入る前にキャンプを楽しんできました!」と近況を伺ったばかりだ。

 

ピンクゴールドでお作りする結婚指輪は、お二人の大好きな風景ときっと素敵な出会いになるだろう。

少し先の未来が見えたような気がして嬉しくなった。

 

春のアトリエでお会いしてからはサンプルリングをお作りしたり、サイズの調整も細やかにコミュニケーションを取り合って、ここまでやってきた。

 

 

お二人と一緒にイメージした結婚指輪がいよいよ形になる時です。

楽しい指輪作りの時間を共に歩んでいきましょう。

きっと屋久島の季節も優しく寄り添ってくれると思います。

 

 

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2.0mm and 2.0mm wave ring in platinum #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum
size: 2.0mm wide 

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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感動する、素敵な出会い、屋久島で生まれたお二人の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

感動する、素敵な出会い、屋久島で生まれたお二人の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

雨上がりに眺めたお二人の結婚指輪。

すっきりと細身のプラチナリング。 彼女のリングに一粒のダイヤモンドをセットして出来上がりました。

プラチナの輝きも、ダイヤモンドの輝きも、紫陽花が大切そうに抱いていた雫の輝きも、全てが一つのようだった屋久島の情景に癒されました。

 

 

お二人の結婚指輪を作り始めたのは5月の初めのことでした。

屋久島では春の雨が降って、百合もツユクサも咲き始めた、

生き生きとした島の季節をご一緒できて幸せな指輪作りの日々でした。

島リズムのスローな時間ではあったけれど、いつも共に歩んでくれてありがとう。

紫陽花とともに眺めたプラチナリングの印象 #屋久島でつくる結婚指輪

 

たしかに、デザインが出来上がるまでにはお互いの時間を差し出し合う必要のあるオーダーメイドかもしれません。

そして指輪を作っている期間はいつもインスタグラムのストーリーズでその作業の色々を共有していました。

 

そのようにして、少しずつ、お二人の結婚指輪が出来上がっていくまでの日々もまた一つの物語であったように思うのです。

約3ヶ月ほどの短い期間ではあったけれど、思い返すとお二人と共に歩んだ旅路のようだったなあ。

 

そしてお二人とわたしにも、それぞれの船に乗ってそれぞれのオールを片手にいよいよ次の旅に出る時がやってきた!

 

そんなお互いの門出を晴々しく感じながら。

紫陽花ポコポコのアトリエの庭先で指輪を眺めていました。

 

リングをそっと手に取ってみると、

仲良く寄り添っているように見えたプラチナリング。

繊細で軽やかでした。

 

どこか親密で友好的な肌触りを感じるテクスチャーはわたしもお気に入りのマット仕上げなのです。

その中にきらり、ダイヤモンドの輝きが一際際立ちます。

 

そして、

リングを一周巡るように施した切り込み模様が見えるでしょうか。

雨上がりの雲のフィルターを通り抜けた太陽の光がラインを境に柔らかな陰影を作り出していて!

しっかりとした重みのあるプラチナのはずなのに水流のような動きを感じることができました。

 

繰り返す波のリズム。季節の巡り。時の流れ。

 

 

「彼はすっきりシャープな印象が好きで、わたしは丸く柔らかな質感が好きなのです」

デザイン作りの時に彼女が伝えてくれました。

 

この部分の表現がわたしにとって超えなければならないハードルだったように、今となっては感じています。

その職人的な挑戦が、どこか今までのわたしを超えた(大袈裟な言い方をすると)タッチを与えてくれたようにも思うのです。

 

リングを加工する際は、まずは2本のリングに同じようなシャープな平面を与え、すっきりとシャープな印象に仕上げておきました。

その後で精密ヤスリを何本かと数種類の荒さの紙やすりを使って彼女のリングに丸みを与えてきます。手の中で大切に育てるようにゆっくりと。

そうするとやがて、少しずつ違っている2本のリングのシルエットが浮かび上がって来るのがわかりました。

そしてその2本のリングをじっくり眺めていると、表層よりもずっと奥の方に同じものの存在を確かに感じ取ることができたのです。

どこか運命的な繋がりを感じるようなお揃い感というのでしょうか。

まるで深い森を抜けて暖かな光の差し込む草原にたどり着くことができたような、爽やかな到達感を得ることができて嬉くて仕方なかった!

 

わたしがお届けする結婚指輪ではあるけれど、オーダーメイドのジュエリー作りではお二人から手渡される贈り物のようなものがたくさんあるように思います。

 

 

ご結婚おめでとう、屋久島で生まれた結婚指輪がお二人の暮らしに長く寄り添ってくれますように。

 

 

それにしても、本当にたくさんのインスピレーションに恵まれたお二人の結婚指輪作りだったな。

いつもわたしたちに寄り添っていてくれた屋久島の季節にありがとう。

 

あるいは、この巡り合いもまた自然の中にある一つの出来事だったのかもしれないな、と思うのです。

お二人との素敵な出会いにありがとう。

 

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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実は、お話には続きがありました。

お二人が指っを受け取るために屋久島に来てくれたのです。

 

アトリエ、出会い編に続きます!

屋久島で結婚指輪をお届けした日. ありがとう, お二人と旅をしているようなオーダーメイドでした

お二人の約束のように。繋がる、コンビネーションの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島の緑と雨。

今日からいよいよ梅雨入りだね!と思っていたら、5月の末にもう宣言されていたようで驚いた。

ともあれ、2023年の梅雨にこんにちは。

 

優しくなる。シンプルなラウンドシェイプで作っています。#屋久島でつくる結婚指輪

 

梅雨に入ると島では激しい雨が何日も降り続くことになる。時には外に出ることができないほどに激しく。

森や海に出かけることは全くできそうにはない期間は続くのだけれど、そんな屋久島の時間が案外と気に入っている。

アトリエに篭ってざあざあ雨音に包まれているとジュエリー作りも深く集中できるのでありがたい。

 

さて、指輪作りもいよいよ終盤に。

 

 

リング本体の造形は紙やすりでの磨き仕上げ作業を経て、ひと段落を迎える段階となった。

紙やすりは12番から初めて240番、400番、そして600番まで、

少しずつ荒さを細かくしながら、同じ手順で、同じタッチをリングに与えていく。

 

そうするとやがてリング全体を柔らかな光沢が包み込むのを見てとることができた。

フォルムも一層の均整を帯びてきたように思う。

 

マットな質感の中につるりとした潤いを感じられる、その有機的な表情を生み出すためには手作業で時間をかけて磨き作業を行わなくてはならない。

昔からずっと変わらないタッチや道具ばかりを、わたしは特に気に入って使ってきたように思う。

 

リングにはこれからさらに装飾を加えて完成となる予定なのだけれど、

ここにきてその近い未来をイメージすることができて喜びが込み上げてきた。

 

18k pink gold and platinum

 

つかの間の雨上がりにはリングを庭先に持ち出してじっくりと眺めることができた。

デザイン性の高いスタイルではあるけれど、お二人リングにはいつも優しげな雰囲気があるように思う。

 

 

こうして眺めると、シンプルなラウンドシェイプのリングです。

彼のプラチナは2.3mm幅。彼女のピンクゴールドは2.0mm幅。

午後の曇り空のフィルターを通り抜けた光を受けて柔らかな光沢を纏っていた。

 

 

お互いのリングから金属の一部分を交換するのは集めている宝物を交換するようで、なんだかお二人だけの約束みたいでもある。むっちゃ素敵。

 

ここから最後の仕上げ作業となるわけだけど、出来上がりはもう少し先のお話に。

お二人の結婚指輪はこれまでにはなかった繋がり感を纏って出来上がる予定ですので、オーダーメイドで生まれた一つだけのデザインをどうぞお楽しみにしていてください。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島で結婚指輪をお届けした日. ありがとう, お二人と旅をしているようなオーダーメイドでした

 

屋久島まで結婚指輪を受け取りに来てくれたお二人と。

台風が去って晴れの日のアトリエでした。

初めてお会いできて、これまでご一緒した指輪作りのいろいろを愛おしく思い出しました。

 

 

オーダーメイドの指輪作りがひと段落すると、また新しい始まりがやってくる。

お二人は新しい暮らしだったり、お仕事だったり、ご両親への挨拶もあるかもしれません。

あるいはわたしも次の制作に着手することになり、お互いにまた別々の道のりを歩み始めることになるのかもしれません。

 

「そろそろ帰り支度でしょうか?」とわたしは次の日に、アトリエで撮影した写真を添えて、お二人にメールで挨拶をしました。

「残りの旅も楽しんでくださいね。」

まるで本当の旅にご一緒していたようなオーダーメイドだったなと思うのです。

 

短い間だったけれど、思い返すと本当にたくさんの出来事が過ぎていきました。

雨が降って、新しい花が咲いて、屋久島の季節がいつもそばにいてくれたように思います。

お二人とご一緒できた幸せな日々を早くも懐かしく想いながら。

 

 

初めてお互いに指輪を交換する瞬間に立ち会うことができるのは何よりも幸せなことかもしれません。

ご結婚おめでとうございます!

 

 

すっきりと細身のプラチナリングがとてもとてもお似合いでした。

もちろん、お二人もわたしも初めての着用で、

この瞬間はいつまで経ってもドキドキなのです。

サイズもぴったりでよかった!

 

お料理のお仕事をしている彼は「ちょうど前日に指を怪我してしまったのです」と照れくさそうに、ほんの少し残念そうに言いました。

小さな傷がついた手で、彼女の手を包み込んでいる様子を眺めていると、リングとお二人の暮らしが一つになっているように感じられてグッと来ました。

 

細身で繊細なスタイルのデザインを選んでくれた彼はどんな人なのかなとずっと思っていたのだけれど、

なるほど!そうだよなあー、似合ってるよなー、と納得の瞬間でもありました。

 

 

いつもメールやお手紙に優しい言葉を添えてくれた彼女。

職人修行中で、猛烈に頑張っている感じがなんとなく昔の自分を思い出してしまった彼。

 

自然体ではあるけれど輝いている。森の中で出会った澄み切った湖の水面ように静かに、力強く。そんなお二人の印象だったかもしれません。

お二人を前にして、オレも頑張らなくっちゃ!とインスパイアされました。

 

お二人が出会って、指輪が出来上がり、屋久島を訪れたり、

お二人が紡いだ時間から生まれた喜びがどこまでも広がってゆくと素敵ですね。

 

 

ご結婚おめでとうございます!

楽しい指輪作りをありがとうございました。

 

お二人にお届けした結婚指輪はこちらからご覧いただけます。

感動する、素敵な出会い、屋久島で生まれたお二人の結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島でつくる結婚指輪

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優しくなる。シンプルなラウンドシェイプで作っています。#屋久島でつくる結婚指輪

 

屋久島サウスのアトリエです。

ピンクゴールドとプラチナのコンビネーションリング。

シンプルなラウンドシェイプのフォルムで作っています。

わたしも大好きな優しいスタイル。

 

 

お二人には今年の始まりにお便りを頂いて、桜の季節も、紫陽花が咲き始めた今までずっと、オーダーメイドのいろいろでご一緒してきました。

二つリングが繋がる喜び。ピンクゴールド×プラチナ、コンビネーションの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

彼と彼女が選んでくれるデザインにはいつもどこかに優しげな雰囲気がありました。

シンプルなリングではあるけれど、佇まいにも着け心地にも自然の中にある“澄み切った柔らかさ”のようなものを感じ取ることができる。

 

何気ない日々の暮らしの中にある、普段の自分自身の在り方を大切にしていたい。

たぶんそんなフィーリングでお二人とは繋がっているのかなと思うのです。

 

 

彼女のリングは表面を丸く造形をした後に、内側にも柔らかなカーブを与えていくことにしました。

あるかないかわからないくらいに、なだらかに。

こうしてあげると着け心地がとても快適になる。

お仕事柄つけ外しすることが多くなるかも、と彼が言ってくれたのをよく覚えています。

 

医療関係だったり、お料理関係も、薬液を扱うお仕事や、ミュージシャンも!

指輪をつけ外しする必要のある職業が案外とたくさんあるのです。

 

 

造形が7割ほど出来上がったところで、窓のブラインドを調整して差し込む太陽の光の量を大きくしてリングを眺めてみた。

光の加減によってプラチナとピンクゴールドが溶け合ったり、色の違いが明瞭になったり、

その多様な表情は大地に生まれた金属の持つ豊かさなのだと思う。

眺めているだけで優しくなれる。

 

 

作業の合間、今日は山の麓まで車を走らせました。

山々がむっちゃ近い!

 

そして水田を眺めているとなぜだか不意にあたたかな気持ちに包まれました。

とどこか懐かしい気分。

今日にありがとう。

 

 

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二つリングが繋がる喜び。ピンクゴールド×プラチナ、コンビネーションの結婚指輪作り #屋久島でつくる結婚指輪

 

台風は屋久島の南海上を過ぎていきました。

翌朝はノースの海で、友人と二人で堤防に座って迎えた夜明け。

4:30でもう明るくて驚いた!

 

 

朝の空気は台風が島全体を掃除をして去っていったみたいに澄み切っていた。

東の空にはオレンジ色からブルーへのグラデーションが太陽が昇るスピードに合わせて変化を続けている。

島を包み込んだ柔らかな、そして力強い色彩を友人と二人でただただ眺めている。

屋久島はこれから数日間晴れ間が続いて、それからいよいよ梅雨入りとなるだろう。

朝焼けのシーンも貴重なひとときなのかもしれない。

季節はまた移ろいつつあるのだ。

 

 

そういえば、お二人の結婚指輪を作っているときはよく朝焼けを眺めている気がするけれど、

それはピンクゴールドの色彩に影響されているのかも。

 

先週は梅田阪急で彼とお会いすることができました。

素敵なタイミングにありがとう!

癒される、屋久島に暮らしてお二人の結婚指輪をつくること #屋久島でつくる結婚指輪

 

彼とは左右に並んで裕子さんの絵画を前に眺めながら、屋久島のことだったり、大好きな自然のこと、お仕事のなどをお話しできた。

短い時間ではあったけれど、じっくりと同じ空間を分かち合うことができてよかった。

新しい暮らしを始めたお二人に素敵な指輪をお作りしたいという気持ちがいっそう高まってきたように思う。

 

さて、

お二人の印象を屋久島に持ち帰ってくることができた。

台風も無事に過ぎ去った。

楽しい指輪作りの時間だ。

 

 

鉄鋼ヤスリを1本左手に持って右手の指先で小さな彼女のリングを支えるようにして、削り出しの作業を始めていった。

ここは思い切りよくならなくてはいけない。そうすると滑らかな繋がりのあるラインを生み出すことができるはずだ。

 

やがて削り出したピンクゴールドとプラチナに金属本来の表情が現れてきた。

土っぽいというのだろうか、ある種生々しい質感にいつまで経っても魅せられてしまう。

 

タッチを繰り返すたびに金属片は作業台に散りばめられて積み重なっていく。

ピンクゴールドとプラチナが混ざった金属片の輝きがとても美しかった。

 

 

ピンクゴールド7/8でプラチナ1/8

二つの金属が一つのリングの中で繋がって、コンビネーションリングが出来上がる。

 

彼のリングは逆のバランスで、プラチナ7/8、ピングゴールド1/8なので、お互いの一部分を交換していることになる。

そのようにして二つのリングが繋がる喜びが、わたし自身の手の中で育まれてゆく様子を前にしてワクワクしないわけにはいかなかった。

 

あと少し、この喜びを抱きながら作業を続けていこう。

 

 

作業の合間のおやつ時間も復活!

島暮らしもようやく落ち着いてきたように思います。

 

 

タイミングを合わせて会いにきてくれてありがとう!

それにしても、むっちゃ優しい彼!

サイズの大きな指輪をつける大きな手も印象的だったな。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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杉の葉模様のプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪

material: platinum
size: 1.4mm-2.3mm and 1.4mm-2.0mm

Delivery time is within 3 months.
Make by custom, One-of-a-kind.

こちらの作品はサイズを合わせて、デザインをお好みにアレンジして、オーダーメイドにてお作りいたします。
ご注文からお届けまで約3ヶ月。

 

 

屋久島でつくる結婚指輪

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屋久島に響き合う. 杉の葉模様のプラチナリング #屋久島でつくる結婚指輪 #オーダーメイド