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これまでずっとありがとう!屋久島の夏とお二人の結婚指輪作りのお話 #屋久島でつくる結婚指輪

お二人と一緒にイメージした指輪が、少しずつ形になり始めている。

紫陽花をモチーフにしたピンクゴールドのリングは、その本体の造形作業がひと段落をした。

作業台の上にリングと、リングにセットする数粒のダイヤモンドを眺めながら、これまでの道のりを、早くも懐かしく思い返していた。

 

 

お二人が初めてアトリエに来てくれたのは、まだ寒い冬の日のことだったので、あれから半年ほど指輪作りをご一緒していることになるのか。

これまでずっと、ありがとう!

屋久島の夏を暮らしながら、ピンクゴールドのリングを作っている #屋久島でつくる結婚指輪

 

この夏に歩みを揃えるように紡がれてきた制作の日々だと思う。

作業は折り返し地点に到達し、暑さはそのピークを迎えた。

島では花火大会が開催され、そのような風情を共有できるのも嬉しい。

 

一つの作業がひと段落してその次の作業を始める前に、海へ。

 

そして、わたしはシルバーリングの造形作業に取り掛かっている。

料理人である彼には、出来るだけプレーンなフォルムのデザインでお作りしているのだけれど、

「お仕事中はこのリングをつけることができないので、彼女が親指につけるです」と、相談会の時にお二人が嬉しそうに話してくれたのを、今でもよく覚えている。

なんとも素敵なリングの共有である。

 

リングや食事なんかもそうだし、全ての事象を共有しながらパートナーと歩む時間が、何よりもかけがえないもののように思う。

 

ようやく涼しくなった夜も深まる頃、窓を開けて山々の方角を眺めると、空には満点の星が広がっていた。

うん、明日もきっと良くなる。

 

お二人の結婚指輪作りはこれから更なる装飾を加えていくことになるのだけれど、それままたいつか、別のお話しで。

出来上がりはもう少し先のお楽しみに!

 

屋久島でつくる結婚指輪

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