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屋久島の夏とともに紡ぐ。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪 #屋久島でつくる結婚指輪

ここ数日は、スコールが続いている。

1日に何度か訪れる、30分ほどの明るい雨だ。

 

激しい雨がザーッと降り始めたのは、海を眺めようとビーチを訪れたタイミングだった。

車の中でその雨雲をやり過ごすのも、いつもの島のリズムである。

 

 

シャンパンゴールドのリングは、柔らかな丸みを帯びたラウンドシェイプのデザインで作っています。

何気ない日々の喜び。シャンパンゴールド、ラウンドシェイプの結婚指輪作り。#屋久島でつくる結婚指輪

 

同じ素材で、同じデザインでお作りしているお二人の結婚指輪だけど、もちろん、手の大きさは違っているし、サイズもそれぞれだ。

彼と彼女が持ち合わせている雰囲気に似合うように、リングの幅や厚みに微妙な調整を加えて仕上げなくてはならない。

 

お二人がリングをつけて隣同士に並んだ時に、初めてそれがお揃いに見えるような感覚を目指しつつ。

今日も細やかなタッチを重ねている。

 

彼のリングを削り、おおかた磨き終えたところで、ほっと一安心。

手の中にそのフィーリングが残るうちに、彼女のリングも一気に造形作業を進めていく。

 

それにしても、たくさんの金属片が生まれるものだ。

これらがまた次のジュエリー作りのためにリサイクルされるのだから、その繋がりに時を超えるロマンを感じる。

 

また雨が降ったようだ。

 

夕暮れ時には、彼女のリングにも丸く柔らかな表情が現れた。

嬉しくなって、2本のリングを並べて眺める。

およそ2.3mm幅と1.8mm幅の繊細なリングなのに、手の中でシャンパンゴールドの存在感がすごい。

島の緑との出会いも、むっちゃ素敵だった。

 

ふと見上げると、山際にはうっすらと虹が掛かっている。

太陽の光が強く差し込み始め、眩しくて、蒸し暑く、思わず目を細めた。

 

うん、明日もきっとよくなるだろう。

いよいよリングの形成作業も完了近し、といったところである。

 

屋久島でつくる結婚指輪

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