プラチナとピンクゴールドを組み合わせ、そのアウトラインに緩やかなカーブを施した。
指輪作りも、いよいよラストタッチである。
お二人と数ヶ月をご一緒して初めて生まれたカタチ。
その佇まいを、屋久島サウスに降り注ぐ、冬の柔らかな光の中に眺めて。
空と海、波と風、
二つの事象が出会い、生まれる一つの響き。
お二人とは、大切な想いを分かち合いながら、ここまで指輪作りを進めてきたので、
こうして目の前に確かな重みを感じることができて、すごく嬉しい。
県道沿いには、この冬最初の菜の花が咲き始め、次なる季節の予感を伝えている。
小さなリングは、ピンクゴールドにも見え、プラチナも見える。
重なり、響き合う二本のリングは、同時に一つでもある。
寒さに澄み渡る情景に、指輪作りの間はずっと癒されていた。
植物も海も山々も、雨の滴も、いつも生き生きとした響きを伝えてくれていた。
屋久島の日々にありがとう。
そして、指輪は内側にお二人の言葉を彫刻、いよいよ完成を迎えることに。
お二人がこの指輪を受け取るために島を訪れ、アトリエでお会いする日まで、ちょうどあと2ヶ月になった。
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制作編